「若狭の猫たちと初」 のblog

「野良猫から地域の猫へ いのちにやさしいまちづくり」
福井県若狭の地域猫活動 若狭猫ネットです。

空家の留守番猫ブルー と若狭町

2016-08-26 21:52:31 | 若狭の猫たち

昨日、空家にご飯を持っていくと

外に、空家を護っていた白猫のブルーが倒れていました。口から血を出して。

外傷はないのですが昨日までとても元気で異常はなかったので車にはねられた

のかもしれません。

きれいな身体をしてまだ生きているようでした。

飼い主さんが病気になられてから世話をしてもらえず、飼い主さんが施設に

入られてからも長いこと苦労してきたブルーや空家の仲間たち。空家のボス

になって留守を守っていたまだ若くて人懐こい、水色の目をしたブルーでした…。

 

倒れていた時間から24時間待って、今日午後 若狭町斎場へ行ってきました。

斎場の方はいつも高くついてしまうでしょう。と心配してくださいますが、明るくて

鳥の声だけがするここの待合室で、お骨になるまでの1時間を待ってあげられ

るのがとても慰められるのです。

 

火葬手続きのために若狭町役場に行くと、担当課の窓口カウンターに会の

募金箱とお渡しした虐待、遺棄防止のチラシを置いてくださっていました。

発想が新しくて住民に近い若狭町、いつもそう思わされます。 帰りに若狭町の

上中分庁と小浜市にもチラシを置いていただくようにお願いしたらどこも快く受け付け

てくださいました。チラシ(黄色の)は先月、若狭地域全域に新聞折り込みをした、

ひらたゆうこさんが作成してくださったチラシです。

 

 


ツバメの飛行訓練

2016-08-10 10:43:42 | 初の日記

去年生まれたツバメも戻ってきて

新しく2個の巣をつくり、車庫と玄関合わせて6個の巣から

24羽すべてが無事に巣立ちました。

蛇とカラスに襲われた4,5年前から去年まで、2つがいだけが戻ってきて

数羽しか巣立たなくなっていたのですがヤットここまでに回復しました。

 

巣立って数日の子ツバメはバタバタと蝶々のような危なっかしい飛び方をしています。

皆が親のように一直線に飛べるようになるといよいよ飛行訓練が始まります。

前の電線に集まってきた40羽ほどのツバメが毎朝ミーティングをしています。

人間の子供と同じで、子ツバメはじっとしていられなくて電線から離れて飛び回るのを

親が追いかけて連れ戻したりしながら、ぺちゃくちゃと騒々しい鳴き声がぴたりと止まって

静かになると先生の今日の飛行訓練の説明が始まるのです。

 

一日中遠足に出かけて行き、また夕方にもどってきて電線でミーティングをして解散です。

そんな日が数週間続くとツバメたちは一時みんないなくなります。

泊りがけの訓練に出るのでしょうか。

半月ほど留守にしていたツバメたちがまた戻ってきて今朝ミーティングをしていました。

戻ったよ と嬉しそうに窓辺に挨拶に来ることも忘れません。

そろそろ渡りの日が近づいてきたようです。

 

まだ雪の残る3月下旬に戻ってきて、巣を補強したり新築して子供を産み育て

天敵から子供を守る6か月間、休む間のないツバメたちです。

 

ツバメはオーストラリア、東南アジアから約4千キロを飛んで日本に子供を産むために

わたってきます。群ではなく、それぞれ個別で海面すれすれの低い位置を飛んでくるの

だそうです。時速55キロから60キロの速さで。 餌を狙ったり天敵から逃れる時の

最大速度はなんと200キロだそうです。

 

お盆を過ぎたころ、ある朝一斉にいなくなってしまいます。海岸近くでまたしばらく体を

調整して、鹿児島、沖縄で羽を休め台湾へ。

来年、そのうちの何羽が無事に帰ってこられるでしょうか。

生まれて2か月も経たない幼い子たちが無事に海を渡れるだろうか。働きつづけた親は

途中で力尽きてしまわないだろうか。嵐に遭わないだろうか…。

あと数日、ツバメたちの

長旅にそなえて羽を休めるしばらくのふるさとでの休日です。

 

 

 


サムとマリン

2016-08-06 23:06:45 | 若狭の猫たち

今日、サムとマリンが寝ている箱の中に

水が入れられて箱に敷いていた新聞紙も箱の底までびしょ濡れになって

いました。新しい箱に取り換えたり乾かしている時間もなくて新聞紙だけ

取り換えてきました、

何も悪さはしなくておとなしく穏やかにもう4年

癒し猫としてみんなに可愛がられて、去年からここに箱を置いてもらって

落ち着いていました。おばま猫の看板猫にもなっている人気猫で

会いに来られる人も多いです。どうかあたたかく見守ってあげてください。

 

マリンは最近、硬いカリカリが食べられなくて

今日もやわらかい缶詰も食べにくそうでした。

口内炎でないといいのですが。

 

 

 


夾竹桃の花

2016-08-04 08:51:07 | 初の日記

林の中に一本だけある夾竹桃の木

年々花着きが悪くなって心配していましたが

今年も咲きました。

シマナミのいるところです。

 

K町は、海を埋め立ててできた漁港の町

海と魚加工場の建物が並んでいるばかりで

緑、まして花木や花はあまりなくて桜とこの夾竹桃だけです。

埋め立ての時に土と一緒に種が運ばれてきたのか、ときどき草地に

オオマツヨイグサやモジズリなど今ではあまり見かけなくなった野の花が

咲いていることがあってほっとします。

 

厳しい環境の中でもう枯れかけている夾竹桃ですが

防風林の雑木の中にただ一本

彩のないK町の、真夏に咲くこの赤い花は気持ちを慰めてくれます。

 

 

 


ゴローとサマー

2016-08-01 13:45:49 | 若狭の猫たち

ゴローとサマーは春から耳の後ろがただれて

抗生剤を飲ませていたのですが、毎日飲ませられないので菌が耐性化

してしまったのか一時乾いていた傷がじくじくになって膿がにじんでいました。

 

昨日、病院へつれていき炎症を止めるステロイドと、疥癬の疑いがあるので

その治療をしてきました。疥癬の場合はもう一度注射の必要があるのですが

2匹一緒に捕まえて病院へ連れて行くのは今度は難しいかもしれません。

じくじくはとりあえず治っていくと思います。

 

二匹一緒にいるゴローとサマーだけなので、寝ている場所に原因があるの

かもしれません。寝ている所は、随分前に県外のAさんにおいてもらった古いハウス

かもしれない。風も日も当たらないところ、ハウスは汚れていると思うので新しいのに

とりかえてあげたいのですが、そこに入っていくのが、いつもの配餌中は時間もなくて

うっそうとした場所なので、一人では心細くて大変でなかなか入れないで

気になっています。

 

真水のないK町は水を置いても、まめに水入れを洗って水を取り換えてあげないと

すぐにぬめりが着き汚れた水がお湯になっていつも少しだけ残っている状態です。

蚊やアリやいろんな虫が増えて餌場まわりは不衛生、草も伸びて取ってあげないと

蚊が大量に発生してしまいます。観光客や釣り客のゴミも多く、夏は冬以上に猫達にとって

過酷な環境でK町周りは時間もかかってとても疲れてしまいます。

昨夜は小浜の花火でK町は多くの車の駐車場になっていました。

 

 

病院から帰ってきて、ゴローは食べてくれましたがサマーは逃げて行ってしまいました。