「若狭の猫たちと初」 のblog

「野良猫から地域の猫へ いのちにやさしいまちづくり」
福井県若狭の地域猫活動 若狭猫ネットです。

ゆりかごのうた

2012-03-25 19:22:30 | 初の日記

      クスヤくんのうたを カナリヤが歌うよ
       ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

      クリちゃんのうえに 枇杷の実が揺れるよ
       ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

      ハルちゃんのゆめに 黄色い月がかかるよ
       ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

      ゆりかごの綱を 木ねずみが揺するよ
       ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

 我が家の二階は今、川崎猫のシェルターになっている。
 クスヤと、クリと、ハルの3匹。 本当はもっと保護してあげたいけれど
 これ以上入れてみんな手放せなくなってしまったら困る。

 他に我が家の先住猫が4匹。 5年前に小浜の公園に展示されているSLの煙突の中に
 子猫が落ちていて若狭消防署のレスキュー隊にお願いして助けてもらった。雪の降る夜。
 この猫(モン)を最後に、もう絶対に増やさないと約束させられていた・・。どうしよう。

 二階の3匹はまだ気を許してくれない。
 クスヤは私と目が合ったら、逃げ惑ってカーテンを駆け上がる。
 クリも目をあわせようとしない。毛布にもぐりこむ。
ハルは衰弱していて骨筋皮子。ちょっと食べ過ぎると下痢をする。
今日は雪まじりの雨。
明日の命もわからない川崎にいる猫たちとあまりにも違ってとても心が痛い。

 一緒にいてあげる時間があまりないから、ご飯の後、お腹が膨れたところで
 うたを歌ってあげることにした。
 効き目があるかどうかわからないけれど・・きっと猫にも気持ちが通じるはず。



 
  写真 ラインムジーク サイトより  2012.3.25

行政のチラシ配布は? そして、猫を捕獲している人へ

2012-03-23 15:32:20 | 若狭の猫たち

 狂犬病予防注射の日程表と一緒に、川崎に配布することになっていた行政の地域猫チラシ。
数日前に担当課に電話したら「まだ作っていません」ということだったから昨日もう一度電話してみた。

「チラシは配布しませんよ。あれは広報に載せると言っただけ、
広報には地域猫の言葉は入れられなかったけれど」
そんなことない。
A4の注射日程表の横に、もう1ページ増やして載せる。地域猫の会で配布しているチラシも一緒に。
川崎と他の地域は別の内容にするということだった。

捕獲している人「自分は良いことをやっている」と言っているらしい。
駆除のために捕まえることは違法。その人を説得してください。これ以上犯罪者にさせないで。
そして、これ以上の犯罪者を出さないためにチラシを配布してほしい。


  川崎の捕獲が続いた後、捕獲場所が一時変わって今度はおおい町の納田終で捕獲されていた・・。
以前にも納田終、久坂で捕獲されている。(保健所収容台帳)
殺しても野良猫は減らないんです。私たちは野良猫を減らそうとして地域猫活動をしています。
猫を迷惑に思う人も猫を救いたい人も、野良猫を減らしたい思いは同じです。

川崎猫は私たちが世話をして不妊手術もしており、私たちに占有権があります。
捕獲すること、他の場所に移動させること(捨てること)も違法です。
川崎の不妊手術をしていた2匹の猫も捕獲された可能性があります。
耳カットはこの2匹は特に小さい。保健所には殺処分した猫の写真が残されているはずですから。



川崎の「地域猫活動」をお手伝いください

2012-03-20 12:53:08 | 若狭の猫たち

 飼い主不明の川崎の猫たち。やっと厳しい冬をのり越えました。
去年秋からの捕獲でたくさんの仲間を失いながら・・。
まだまだ北陸の海辺の風は冷たくて風邪をひいている猫も。お腹の大きい猫もいて・・。

猫たちをこの町で生かせてやりたい。
ちらし配布、ごみ拾いをしながら町の人たちに話し込みを続けています。
福井県もようやく、川崎は「地域猫」にしていくことを認めました。
小浜市も協力的。

「いのちにやさしいまち」として観光客にもアピールしていきたい。
小浜のまちづくり活動のひとつとして、ななちゃんと一緒にやれたらいい。
でも、人手がたりません。
一般の方はもちろん、小学生から大学生の方、市外、場合によっては県外の方も大歓迎です。
お一人、おひとり個人としてお願いさせていただきたく思います。
猫への餌やり、チラシ配布、ごみ拾い、ポスター貼り、不妊手術のための猫の捕獲、
動物病院への猫の送迎、保護が必要な猫の一時預かり、募金箱の設置と回収、町の人との対話
ほか、猫がこの町で人と共生していくための環境づくりなら何でも。

できる時にできることだけ。少しの時間でも結構です。どうかお手伝いください。
地域猫活動のルールを守るために、お名前と連絡先を聞かせていただきたいと思います。
下記までお問い合わせください。

連絡先  若狭地域猫の会
       電話  090-1632-3398 または 050-7512-1371
       Enail  hatu-ken@opal.plala.or.jp



 小浜市内公民館、募金箱とポスター設置 2011.4.20

「さばトラななちゃん」がいる小浜

2012-03-14 12:57:40 | 若狭の猫たち

 小浜市には「さばトラななちゃん」という猫のマスコットキャラクt-がいる。
この猫は、小浜市内で地域の人たちが不妊費用を出し合って手術してかわいがっている地域猫。
今も実在していてこの猫がななちゃんのモデルになっている。

「地域猫」という言葉が知られていない何年も前から小浜には地域猫がいた。
小浜はそんなやさしいまち。 小浜は「歴史と食」の観光のまち。まして、川崎町はその台所。

 ななちゃんをただのマスコットにしてしまうのではなく、意味を持たせて
「いのちにやさしいまち」としてこの猫に一役かってもらってほしい。と
去年、地域猫活動をはじめたときに市の観光課と商工会議所にお願いに行った。

商工会議所は観光課から話があれば・・とのことだった。
1年たって、今日もういちど観光課にお願いしてみた。
小浜川崎の猫捕獲問題を知った県外の人も観光課に言ってくださっている様子。

 一方、福井県の観光名所の東尋坊。「ニャー」という猫が人気になっている。
香港で、寝転んでバンザイをするこの猫の話題が出て、海外から「ニャー」の人気に火がついた。
海外でも猫ブーム。地元坂井市では観光の目玉になっていて大変喜ばれている。

この新聞記事を毎日新聞本社の記者さんが送ってくださった。
小浜の川崎猫捕獲問題を聞きつけて。
ななちゃんがいる小浜なのに、大阪でも良いうわさが流れていないらしい。
小浜は猫を殺すまち? 本当の小浜が知られていない・・。


 
さばトラななちゃんとニャー 2012.3.14 (ニャー写真は毎日新聞 2月23日付)


川崎の猫 また捕獲 !!

2012-03-10 22:55:05 | 若狭の猫たち
 
 「また捕まっている」と連絡を受けた時、そのメールが信じられませんでした。
つい数日前に県、保健所、市との話し合いで、川崎は県も地域猫にすると認めたはず。
この子も名前もつけてもらってお世話してもらっていた子でした。

引き取りを申し出てくださった福井市の新しい飼い主さん。
昨夜、敦賀市の団体の方と一緒に若狭保健所(若狭健康福祉センター)に引き取りに行ってくださいました。
ところが、
「保健所のケージのなかで暴れてどうしても捕まらないんです。せっかく来たのにつれて帰れない」
と新しい飼い主さんから電話。一緒に行ってくださっているFさんからも電話。
[えっ、保健所の職員さんは?」
「私が捕まえるしかなくて・・・頑張ってもう一度やってみます」と半泣き状態。
「それ保健所が収容している子でしょう? 引き取る人が怪我しないように職員さんがちゃんとキャリーにいれて
渡してくれるのが当たり前やないの」
その後、
隣のケージを開けて貰ってキャリーを入れて簡単に捕まりました」と。
いったいそれまで保健所は何をしていたの? あきらめて引き取らずに帰るのを待っていた??
「私は殺したくないんです」って保健所の方、何べんも言われました。その言葉は本当??

福井市に無事に着いて、今日早速、去勢手術をしてもらい
「時間をかけて慣れさせます」と電話がありました。
今度もこの命を救うために多くの方が動いてくださいました。本当にありがとうございました。

ちゃんと川崎で何年もお世話してもらって生きていた子。今年も厳しい冬をのり越えて・・。
全国のみんながこれだけ心配して手を尽くして
いそがしい保健所の仕事を自ら増やし、税金をかけて 
地域猫にするって何度も集まって相談しといて、福井県の行政っていったい何をしているの。



雨の久須夜と灯台 夕方の川崎から 2012.3.9 (みんな川崎を見ている)

ICUから病室に

2012-03-05 21:35:51 | 初の日記
 
 連れ合いがようやくICUから7階の個室に移りました。
病室からは小浜が一望. 左は小浜公園、右は久須夜、街並みの向こうはずぅーっと海。

会えないのがわかっていても、読めるようになったらと手紙を書いて持ってきてくださる
小浜山の会の皆さん。私もずいぶん励ましていただきました。
退職まで後2年、そしたら1年中でも山に入っていたいという思いがあって頑張りました。
山に登れる体になれるようにもう少し頑張らなければ。

夫...「今日のイベントは?」 病院で何があるのかと思ったら
看護師さん...「今日のイベントはもうないよ。明日は体拭きイベント」
病院ではこれをイベントと言うことを知った・・。
薬、点滴、そのたびに何十回も名前確認され、抵抗しても無駄と知り
いろんな応え方を考えているらしい. 「柴田と申します」なんて言っていた。

看護師さんを捉まえては冗談のやり取りの嬉しそうなこと。忙しいのに厄介な患者。
「体力と若さ?で乗り越えましたね」なんて先生が持ち上げられるから
自分ひとりで生き返ったと思っているらしい。


 
  病室の窓から 2012.3.5

シロと最後の夜

2012-03-02 21:13:03 | 若狭の猫たち

   飼い猫に違いない、と小浜市の方が保健所から引き取ってくださった川崎のシロちゃん。
うちで保健所から引き取ったキジトラと一緒に今日まで預かっていたのですが
明日、新しい飼い主さんのところに行くことになりました。

連れ合いが倒れてから2週間。シロちゃんにもドライフードと缶詰で我慢させてきたので
今日は病院の帰りにお刺身と煮てあげる白身の魚を買ってきました。
ご飯をあげて掃除をするだけでゆっくり一緒にいてあげる時間もなかったのでとても心残り、寂しいです。

でも、穏やかなかわいい顔をしてくれています。
今夜は怖がらせない程度に2階の部屋で一緒にいてあげたいと思います。
明日は車に長時間乗るのでまた怖がると思いますが
最後の我慢、頑張ってほしいと思います。
良い飼い主さんにめぐり会えて本当に良かった。

今夜は鵜の瀬でお水送り、とても冷え込んでいます。


  
   シロちゃん  2012.3.2