「若狭の猫たちと初」 のblog

「野良猫から地域の猫へ いのちにやさしいまちづくり」
福井県若狭の地域猫活動 若狭猫ネットです。

県、市、保健所と2度目の話し合い

2012-02-28 20:41:25 | 若狭の猫たち

 市から川崎に配布されることになったチラシ、その内容についての会議に参加しました。
多くの川崎の猫の命を犠牲にすることになってしまいましたが
福井県でもようやく小浜から、地域猫の一歩が踏み出せることになりました。
ここに至るまでには、長年、県外から川崎の猫を気にかけて通ってくださった皆様の
下積みがあってのことと心から感謝しています。

幸い?というか、病院に待機していなければならないときなので
小浜の方たちともお話できるチャンスです。
原発を多く抱える若狭だからこそ
猫を通して「いのちにやさしいまちづくり」が進めていけること本当に嬉しく思います。

昨日も病院を抜け出して夕方の川崎を歩きました。
風花が舞う寒さで、よく懐いてくれていた猫たちと
ユリと一緒にいつも待っていてくれた手術した子もいなくて・・とても気がかりなのですが・・。

何度も小浜まで足を運んで、こちらの声を聞き取ってくださる県担当の方、
小浜市の担当の方(ALIVE の「残された命」もみてくださっていました)に
福井県の動物行政が「愛護」に向けて切り替わっていく希望を感じています。



お初が愛した小浜

2012-02-26 21:22:27 | 初の日記

 JR小浜駅に入ってくると「お初が愛した小浜」という
横長の看板が目に入ります。

「初」は、若狭小浜藩の藩主、京極高次の正室。去年の大河ドラマ
浅井三姉妹の次女で、茶々の妹、江の姉です。
お初は小浜で、豊臣家の姉と徳川家の妹を思い、二人の幸せを願って
両家の融和に奔走しました。

初は、死後も小浜にとどまることを願い
京極家がお国替になっても、自分の菩提寺と墓を小浜に残すことを望みました。
京極家が出雲(松江)にお国替になった後も小浜,常高寺に
今も小浜の海を見て眠っています。
私と同じ名なので親しみを感じます。



 
  高次、初の小浜城跡



川崎の猫たちをお願いします

2012-02-26 12:51:49 | 若狭の猫たち
 
 連れ合いが倒れてICUに入って今日で一週間。
2月下旬から不妊去勢をできるだけ早く行いたいと思っていたところでしたが
猫たちのことが考えられないまま一週間が過ぎてしまいました。
幸い、連れ合いの病状に回復の様子が見えてきましたが
まだ治療はこれからで長引くことになりそうです。

今まで猫たちのお世話をしてくださっていた皆様に
引きつづき猫たちのお世話をお願いするよりありません。
どなたがお世話をしてくださっているのか、
その把握さえまだできていなくて申し訳なく思います。

私も病院を離れられる時間ができれば少しの時間でも見に行きたいと思っています。
毎日点検はできないのですが、ホームページの問い合わせのほうに
どんなことでもご連絡いただければありがたく思います。

発情期が始まっているので心配ですが、
今できることをしていくよりありません。
今日も雪・・・餌が足りているのか・・・。手術した子は元気でいるのか。
どうかご協力をお願いいたします。


早春賦

2012-02-19 18:50:43 | 若狭の猫たち

   春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌は思えど
   時にあらずと声も立てず 時にあらずと声も立てず

 私たち雪国の人間は、春が近いことを感じて心躍るこの時期。
でも野良猫たちにとっては一年中で一番命の危険にさらされる季節です。

今までの寒さになんとか耐えてきた猫たちは
寒さが少し緩んだかと思うと一変して凍てつく寒さが戻り、
今までのボタン雪から、手にとっても融けてくれない粉雪に変わります。
この時期に多くの猫たちがいなくなってしまいます。
やっぱり雪の多いところでの「地域猫」は無理なのかなぁ・・と。 街中ならまだしも、海風吹きっさらしの川崎では・・。

でもこの町の工場に、心配して夜の見回りをしてくださっている方がいることを知りました。
町を歩いているときに悲しくなるとお仕事中のその方を訪ねます。
この1ヶ月、時間があれば町を歩いて多くの人とお話ができました。
猫を心配している人が多いことにも気づかされました。
運んでくださった・・・も、風にあおられながらも残されていて命を守っていましたよ。ありがとうございます。
だからもう少し頑張ってみよう。

若狭では、ここから送るお水が、奈良の東大寺二月堂の若狭井に届くまでの10日間が
最後の寒さ、それを過ぎたら春が来る と言われています。
もうすぐ春やからね。 もうちょっとだけ頑張ろう。


  
  海風が吹きぬける浅い防風林、 1012.2.15


「飼い主不明猫の不妊手術報告書」を保健所が無視

2012-02-18 17:41:20 | 若狭の猫たち

br /> 小浜市川崎町は漁港で、魚市場や魚加工工場、遊覧船観光会社
ほかには市の施設、食文化館や浄化センターが立ち並ぶ町。
住宅はなく夜になると人気がなくなってしまいます。

この町に野良猫が多く、去年10月から「地域猫」活動に入っていました。
川崎の猫が保健所にどんどん持ち込まれているとの連絡がはいったのは
雪になり一時活動を中止していたときのことでした。

この雪では餌も足りず、捕獲して保健所で殺処分するまでもなく
多くの猫は冬を越せない状況です。
手術を終えた猫は、「飼い主不明猫、不妊手術報告書」を小浜市環境衛生課に提出。
環境衛生課は報告書を保管し、殺処分されないように若狭保健所へも送っていました。

「この猫が収容された場合は、速やかに連絡いただくとともに、殺処分送致
されないようにお願いします」と書かれていた報告書でした。
「収容された猫の中に手術した猫はいましたか?」と保健所担当者(獣医師)に聞くと「わかりません」との返事でした!


     川崎漁港と久須夜ガ岳 1012.2.11


川崎騒動の猫たち

2012-02-17 13:25:34 | 若狭の猫たち
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福井県小浜市の川崎町で起きた猫捕獲騒動。
発覚からひと月が経ち、今は捕獲が止まっています。
これ以上の捕獲が行われないように、気を取り直してブログでも今日から活動再開です。

遠くから大変な苦労をして足を運び、
長年、川崎の猫たちを保護管理してくださっていた県外の皆様
本当にご心配とお世話をおかけしてしまいました。
また、今回のことを知らせてくださった方、
全国で支えてくださった皆様、
本当にありがとうございました。

若狭の猫たちをこれからもどうか見守ってください。


 
  若狭小浜 川崎の猫たち 1012.2.15