青空世界

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折 形 (おりがた)

2006年12月26日 | Weblog
きちんと敬語を使うと、つけあがり威張りだし親分気取りにふるまいだす馬鹿は、

今日の「冬の嵐」に浄化していただくことにして、

こんな日には、「礼の心」をこの上なく上品に美しく形にした600年の日本文化、

折形」をお正月に備えて幾つか作っておくと、便利だしお金もかからず、

更に、作ること自体が心を豊かにしてくれていいなと思います。

お正月の贈り物が手元にあるなら、今のうちに包んでしまうのが正解です(^^)


武家の礼法として伝わり、太平洋戦争の終結とともに忘れられた「折形」を

その心とともに復活させるのは、ラッピングよりむしろ奥深く格調高い「和の心」を再認識して、

堂々と外国の人に紹介して、喜んでもらえる良い方法だと思います。


すてきだなと思うのは、贈られた人が開けやすいように右前になっていることです。

折る人が折りやすいのではなく・・・・・・深いですよね(^^)


相手に対する思いやりがまさに形になっている文化です。

更に、こぼれてはいけないもの以外は、中身の一部を見せて相手に安心感を与えるうえ、

より美しい形にワンポイントとして使う。

のりもはさみも使わずに、潔く紙だけで折っていくのはなんとも言えず清々しい。


こんなに美しく素晴らしい日本の文化は、贈りながらぜひ復活させましょう。

美しい日本」は、こういう日常で笑顔とともに復活させていきましょう。


   美しい日本の包み方 折形レッスン 山根一城著 文化出版局

は良い本ですし、「折形」で検索すると、折り方のついたページが出てくるので

ぜひ、いろいろなものを、美しく、こどもっぽくなく、包んでみて、

大切な人に差し上げて笑顔の「和」を広げていきましょう。


お年寄りのリハビリにも、とても良いと思います。

教えあいの「和」が広がるといいですね(^^)