青空世界

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クリスマスツリーと門松

2006年12月24日 | Weblog
日本の商業主義によってクリスマスイヴは派手に騒いだり

カップルで過ごせという日になってしまったけれど、どう考えても変・・・・・

海外のクリスマスイヴは家族で過ごすのが主流で、カップル強要は日本だけ。

敬虔なクリスチャンの方々の最も大切な静かな厳かな祈りの日。

教会はこの日は24時間一般の人を迎えてくれます。

キリスト教国の支配を受けた国ではあまり関係なしのところも。

ごちそうもむしろ、イヴよりもクリスマスの昼が山場が主流。

プレゼントもクリスマスに一度に開けるのだとか。


雲としてはクリスマスツリーがお正月の門松に似ているのに興味がそそられます。

どちらも常緑樹で神の降りてくる依代(よりしろ)という共通項です。

いっそ玄関に1対のクリスマスツリーを置いたら・・・・・と言いたくなる

お正月よりクリスマスが派手な昨今ですが、

姿は違っても本来の意味は同じだったのですよね。

神様~聖霊が常緑樹に宿るという・・・・・・・


お正月さん」をお迎えするのがお正月ですが

お正月さんは五穀豊穣をもたらす山の神様 山王(さんのう)さまが

お正月に山から降りて来る時の名前。

「お正月さん」は山の神様だったのですね。

だから、山の神様を降ろして家にお迎えするのが門松だったのですよね。

なんか、門松がすたれてきたのがなんか寂しいのですよ、雲としては・・・・・


本物の木のクリスマスツリー(これは間伐材です)に神様が降りるという信仰と

1対の松と竹でできた門松に神様が降りるという信仰は自然崇拝の基本が一緒。

なんの争うこともない、人類の共通の基盤に立つという新鮮な驚きさえ感じられます。


     自然を人は昔、「神様」と呼んで畏れ敬ってきた。

     今、原点に回帰する時だと思っています。