IWGPシリーズ第二弾。
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<あらすじ>
ネットの覗き部屋No.1を狙うストーカーを撃退せよ。「妖精の庭」
自分が誰なのかを確かめるため一日中数をカウントする少年、
彼を誘拐した犯人の正体は・・・「少年計数機」
ひったくり犯を捕まえるため奮闘する老人たちの物語。「銀十字」
大人のパーティー潰しを潰せ。「水のなかの目」
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喜代治と鉄の老人ホームコンビがもんのすごいいい味を出してる
「銀十字」が自分の中ではイチオシのエピソードです。
事件も(他の話と比べて)凶悪さがあんまりないので
純粋に楽しめました。
「水のなかの目」のモチーフになっていると思われる
女子高生コンクリート詰め殺人事件が起こってるのは
調べたところ、この本の発刊の前年みたいです。
当時相当センセーショナルな事件として話題になっていたのが
記憶にありますが、直ちに小説としてネタにできるのが
いろいろな意味ですごいなぁ、と思ったり。
実はIWGP2は一度読了しているのですが、
結構前のことなので内容を忘れていたため
続編を読もうと思って今回読み直しです。
話の大筋は覚えていたりいなかったりで
結局新しい本を読んでるのと
気分的にはそう大差なかったり・・・。
自分の記憶力の悪さもたまにはよい仕事をしてくれるもんだなぁ。
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年取ってもこんな元気な人間でいたい度:★★★★