小説じゃなくて垣野内版の漫画の方です。
『新暗行御史(12巻)』と同時に購入。
4巻は「巴里・妖都編」の前編です。
田中芳樹版の小説は一応全巻持ってるのですが、『黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド)』の頃から、買ったまま本棚にしまって読んでないです(^^;
でも、田中芳樹作品で唯一自分で買って読んでるシリーズです。
この作品、どちらかと言うと不条理な展開が多いので、読む人を選ぶ小説なんじゃないかなーと思いますが、私はそういう点も含めてのバカバカしいノリがかなり好きですので、楽しんで読んでます。
**************************************************
<不条理な展開の例>
・ミノタウロスとかメドゥーサとかがばんばん出てきたり出てこなかったり。
・事件の陰には、必ず化け物がいたりいなかったり。
※注:舞台は、21世紀の東京です。
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漫画版は、小説版の挿絵をしている垣野内成美さんが執筆しています。
垣野内さんが描く主人公・薬師寺涼子は、すごい妖艶。
田中氏の人物描写にかなり近いと思います。
ストーリーは、小説版を忠実に追っていて、アドリブとかもほとんどないっぽいです。
小説版の書き方は、主人公・小泉準一郎のモノローグが地の文になっていて、漫画版もそれに倣って主人公のモノローグをたくさん入れています・・・が、漫画でモノローグが大量に入っているのは、個人的に、読んでいてちょっと違和感を感じます。
小説版では、軽妙なセリフのやり取りとか痛烈な皮肉が面白い要素になっていると私は考えてますが、漫画版だと、表現は同じなのにテンポが悪くて何だか違うストーリーみたい。
そこまで小説版に準拠した構成にせずに、他のセリフ回しに変えて普通にしゃべっている表現にするとか、やり方はいろいろあると思うんですが。
イラストがきれいで、キャラクターのイメージに合ったデザインなだけに、惜しいです。
(それでも漫画版を買ってしまうのは、イラストが気に入ってるからかも・・・。)
漫画版が、小説版の忠実再現ではなく、漫画そのものよさを生かした路線を見出すのを期待しています。
ストーリーは小説版そのままなので、それについての記述は省略。
あ、あと1つだけ。「レオタード戦士ルン」のキャラクター全員を見開きで登場させてたのには、ちょっと笑いました。
『新暗行御史(12巻)』と同時に購入。
4巻は「巴里・妖都編」の前編です。
田中芳樹版の小説は一応全巻持ってるのですが、『黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド)』の頃から、買ったまま本棚にしまって読んでないです(^^;
でも、田中芳樹作品で唯一自分で買って読んでるシリーズです。
この作品、どちらかと言うと不条理な展開が多いので、読む人を選ぶ小説なんじゃないかなーと思いますが、私はそういう点も含めてのバカバカしいノリがかなり好きですので、楽しんで読んでます。
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<不条理な展開の例>
・ミノタウロスとかメドゥーサとかがばんばん出てきたり出てこなかったり。
・事件の陰には、必ず化け物がいたりいなかったり。
※注:舞台は、21世紀の東京です。
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漫画版は、小説版の挿絵をしている垣野内成美さんが執筆しています。
垣野内さんが描く主人公・薬師寺涼子は、すごい妖艶。
田中氏の人物描写にかなり近いと思います。
ストーリーは、小説版を忠実に追っていて、アドリブとかもほとんどないっぽいです。
小説版の書き方は、主人公・小泉準一郎のモノローグが地の文になっていて、漫画版もそれに倣って主人公のモノローグをたくさん入れています・・・が、漫画でモノローグが大量に入っているのは、個人的に、読んでいてちょっと違和感を感じます。
小説版では、軽妙なセリフのやり取りとか痛烈な皮肉が面白い要素になっていると私は考えてますが、漫画版だと、表現は同じなのにテンポが悪くて何だか違うストーリーみたい。
そこまで小説版に準拠した構成にせずに、他のセリフ回しに変えて普通にしゃべっている表現にするとか、やり方はいろいろあると思うんですが。
イラストがきれいで、キャラクターのイメージに合ったデザインなだけに、惜しいです。
(それでも漫画版を買ってしまうのは、イラストが気に入ってるからかも・・・。)
漫画版が、小説版の忠実再現ではなく、漫画そのものよさを生かした路線を見出すのを期待しています。
ストーリーは小説版そのままなので、それについての記述は省略。
あ、あと1つだけ。「レオタード戦士ルン」のキャラクター全員を見開きで登場させてたのには、ちょっと笑いました。