「あるある大事典2」21日の放送中止
フジテレビ系の関西テレビは20日、1月7日放送分の情報番組「発掘! あるある大事典2」で架空の実験結果やデータ、専門家のコメントをねつ造して放送したことを発表、千草宗一郎社長(62)らが謝罪した。納豆のダイエット効果を取り上げたもので、放送後、全国の店頭で納豆の品切れが続出していた。同番組は21日の放送を休止。今後について協議、検討するが、フジ内部から「番組継続は難しい」との声もあり、打ち切りは濃厚だ。
健康ブームのさなか、番組で紹介するだけでヒット食品になるなど影響力が大きい「あるある」で不祥事が発覚した。大阪市内で会見した千草社長は「事実とは異なる内容を含む番組を制作し、放送したことは、放送局の信頼を著しく損なうものであり、視聴者の皆さまの信頼を裏切ることとなり、誠に申し訳ない」と謝罪。詳細を聞かれると「調査中」などあいまいに答えていたが、報道陣から問い詰められ、ようやく「データはねつ造だったと思う」と、番組制作者が意図的に手を加えたことを認めた。
納豆ダイエットが番組制作側によって否定されたもよう。フジテレビ系の関西テレビは20日、1月7日放送分の情報番組「発掘! あるある大事典2」で架空の実験結果やデータ、専門家のコメントをねつ造して放送したことを発表、千草宗一郎社長(62)らが謝罪した。納豆のダイエット効果を取り上げたもので、放送後、全国の店頭で納豆の品切れが続出していた。同番組は21日の放送を休止。今後について協議、検討するが、フジ内部から「番組継続は難しい」との声もあり、打ち切りは濃厚だ。
健康ブームのさなか、番組で紹介するだけでヒット食品になるなど影響力が大きい「あるある」で不祥事が発覚した。大阪市内で会見した千草社長は「事実とは異なる内容を含む番組を制作し、放送したことは、放送局の信頼を著しく損なうものであり、視聴者の皆さまの信頼を裏切ることとなり、誠に申し訳ない」と謝罪。詳細を聞かれると「調査中」などあいまいに答えていたが、報道陣から問い詰められ、ようやく「データはねつ造だったと思う」と、番組制作者が意図的に手を加えたことを認めた。
個人的には、納豆がスーパーに復活するということだけで嬉しいんですが・・・。
(やっと納豆食べられるヨ!(`・ω・´))
社会全体で考えると、今回の騒動はいろんな問題を含んでますね。
まず、マスコミによる情報操作。
いい大人なら、「テレビの情報はぜんぶ信用できる!」
なんて考えはしなくなるものですが、
悲しいかな、少なくない人がテレビを全面的に信じてることは事実。
こういった人たちをターゲットに、意図的に歪めた情報を提供し、
特定の商品をあたかも絶対的によいもののように見せかける手段が
いろいろなところで横行しているようです。
その商品を使った人が「効果がない」とクレームをつけても、
あくまで「よいもののように見せかけた」だけなので、
いくらでも言い逃れができるように逃げ道を作った上で。
例えば、ダイエット食品。
「劇やせ体験談」みたいな感じで
「この○○を食べるだけで10kg減量に成功しました!」
なんてユーザーの話が載っていたりします。
あたかも、その商品がダイエットに効果的みたいに見えますが、
これはあくまである個人が言っていること。
ダイエット食品を売っているメーカーは一言たりとも
「この○○を食べるだけで10kg減量できますよ!」
とは宣伝していないのがミソですね。
(今気付いたのですが、この記事を編集している画面上に
ダイエットクッキーの宣伝が載っています(´・ω・`)
「おやつでダイエット」はできないです。
間食は減量の大敵! 食べるなら運動が必須!)
いろーんなサイトやブログでうんざりするほど指摘が上がってるので
いまさら言うまでもないようなことなんですが、
こういう明らかに意図的な情報操作は日常茶飯事なんだそう。
百歩譲って、誤った情報を流すことは、人間のやることだし
たまには仕方ないとしてみましょう。
でも、騙される人がいることを前提としてインチキ情報を流すのは
どう考えてもおかしいです。金銭が絡めば「詐欺」です。
「騙される側も悪い」という主張で片付けてはいけないです。
そして、騙される側の意識。
上でも既に書きましたが、マスコミやメディアで提供される情報を
疑いなく信じてしまう大人たちが少なからず存在します。
よい意味で、すごく純粋な人たちです。
人生でいろいろ経験を積み重ねていくと、
「信じる」ってなかなかできなくなっていくので、
非難されるべきことではないとも、私は思います。
でも、この世には「嘘」が蔓延しています。
その「嘘」を鵜呑みにして踊らされてしまう人は、
実際問題、現代社会では生きにくい人です。
本人が気付かないうちに、損をしたり傷ついたりする可能性が大です。
悲しいことですが、だからこそ、この世にはびこる「嘘」を
冷静な目で判断し、自分に有益な情報のみを受け入れる力を
養うことがとても大事になってきます。
情報を選別する能力、「メディア・リテラシー」を身につけること。
いろいろな角度から見た情報をできるだけたくさん集め、
それらを比較検討したり、自分の持っている知識を元に考えたりして、
正しい情報だけを吸収するようにしたいものです。
・・・えらそうなことを書いていますが、
私も、不確かな情報をつい信じてしまいそうになることがあります。
これは、自分への戒めでもあります。
とりあえず、この事件がきっかけになって、
マスコミ関連の状況が少しでもよくなればいいのですが・・・ね。