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<夏ドラマ>“恋愛もの”風前のともしび “警察もの”など「1話完結ドラマ」好調

2010年07月26日 00時20分06秒 | 芸能エンタメニュース
今年の夏ドラマがほぼ出そろった。22日までに放送をスタートした夏ドラマは20作品で、その3割を警察ものが占めている。中でも沢口靖子さん主演の「科捜研の女」が初回で16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と夏ドラマの中で最高の視聴率を記録するなど、警察ものが全般的に好調で、人気の根強さがうかがえた。一方、恋愛ドラマは春ドラマの4作から減り1作のみ。メディアや社会習慣の多様化でラブストーリーを見る習慣がなくなりつつあるという。

“警察もの”は6作品。「科捜研の女」がシリーズ10作目、渡瀬恒彦さん主演の「新警視庁捜査一課9係」が5作目、佐々木蔵之介さん主演の「ハンチョウ 神南署安積班」が3作目と根強い人気を持つシリーズ作品が並ぶ。堺雅人さんが初の刑事役に挑んだ「ジョーカー 許されざる捜査官」は新作だが前クールの「絶対零度」に続いての“警察もの”となる。警察ものが多い理由についてテレビ朝日の早河洋社長は4月の定例会見で「社会や組織の腐敗、人間ドラマを描いたものが(世間から)支持されている」と背景を説明。「警察ものを丁寧に描く小説が増えたのも一因では」と分析している。

 恋愛ドラマは、松本潤さん主演で“フジ月9”の「夏の恋は虹色に輝く」のみ。吉高由里子さん主演の「美丘 君がいた日々」も恋愛を描いてはいるが、主役の美丘が脳に不治の病を抱えていることから、こちらはどちらかというとジャンル的には“難病もの”といえるだろう。恋愛ドラマが受けない理由について早河社長は「メディアや生活習慣の多様化でラブストーリーを見る習慣がなくなりつつある。(継続視聴しなければいけない)ラブストーリーではなく、1話完結の読み切りドラマが選ばれるということでは」と分析している。

 一方で増加の傾向にあるのはコメディータッチのドラマだ。春は5作だったコメディータッチの作品は7作に増加した。午後11時以降の深夜ドラマ「もやしもん」「土俵ガール」「日本人の知らない日本語」「モテキ」「熱海の捜査官」の5作品がコメディーで、うち3作品がマンガ原作。ゴールデンタイムでは、宮藤官九郎さんが脚本を手がけ長瀬智也さんが主演する「うぬぼれ刑事」のほか、「少年隊」の東山紀之さんがアイドルになることを夢見ている医師役で主演し、ダンスシーンもあるという「GM 踊れドクター」は“医療もの”でありながらコメディーの要素が強い。また、「うぬぼれ刑事」と、30日からスタートするオダギリジョーさんの「熱海の捜査官」は、警察ものではあるが、コメディー色を全面に押し出しており、警察ものの中でもシリアスとコメディーの二極化の傾向が出ている。

 初回視聴率は、夏ドラマで20%を超えた作品はなく、15%を超えたのは4作品。「科捜研の女」に次いで「新警視庁捜査一課9係」と綾瀬はるかさん主演でシリーズ2作目となる「ホタルノヒカリ2」が16.2%、月9の「夏の恋は虹色に輝く」の15.7%と続く。「ジョーカー」の13.9%、「GM 踊れドクター」の13.3%あたりまでが及第点か。2回目に初回より高い視聴率(「ホタルノヒカリ2」が17.4%、「ジョーカー」は15.7%)を記録した作品もあり、今後どのドラマが盛り上がるかに注目が集まる。

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