米大リーグは8日、レッドソックスなどで活躍し、通算555本塁打を記録しているレイズのマニー・ラミレス外野手(38)の現役引退を発表した。米メディアは理由について、ドジャース所属の2009年に薬物規定違反で50試合の出場停止処分を受けた同選手が、今季のキャンプ中の検査で再び陽性反応を示し、100試合の出場停止となるため、引退を決意したと報じている。
1993年にインディアンス入りしたラミレスは、99年に165打点で打点王のタイトルを獲得。レッドソックス移籍後の02年には3割4分9厘で首位打者となり、04年は本塁打王(43本)の活躍でチームの86年ぶりワールドシリーズ制覇に貢献した。
08年シーズン途中にドジャースに移籍し、ホワイトソックスを経て今季からレイズに所属していた。今季の成績は5試合で17打数1安打だった。レイズは「引退の知らせを受け、驚きと失望を禁じ得ない」との声明を発表した。
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