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群馬県 : 映画「夕凪の街 桜の国」 涙誘う懐かしい昭和の面影…富岡市・銀座通り

2014-02-24 13:13:15 | 観光
昭和の光景を今に伝える銀座通り商店街=富岡市富岡

昭和の光景を今に伝える銀座通り商店街=富岡市富岡

 いつの頃から、昭和レトロがもてはやされるようになったのだろうか。“戦後10年”生まれの私にとって昭和はど真ん中。丸いちゃぶ台や蚊帳(かや)、練炭のコタツ…。平成生まれの人たちが珍しがるであろう品々は、日常生活の中で普通にあった。

 “昭和33年の広島市街地”という設定で登場する銀座通り。群馬県富岡市役所の岩瀬寛さんは「ロケ班が関東中を探し回って『昭和の風景が残っている』とロケ地に決まった」と話す。

 銀座通り商店街(銀友会)の会長、石井理さんによると、通りは東西約150メートル、古い商店など約30軒が静かに立ち並ぶ。訪れた日は雪が降りしきり、一段と昭和の面影を印象付けた。どこか懐かしく、ホッとする光景だ。

  石井さんはサラリーマンの通行人役としてエキストラ出演した。通りには主人公、平野皆実が勤務する「大空建研」と向かいにある「フタバ洋装店」がセットで 組まれた。皆実役の麻生久美子、めい・石川七波役の田中麗奈も撮影に参加した。「通りは映画の中で重要なシーンになっていた」と振り返る。

  今年6月、世界遺産登録の可否が決まる「富岡製糸場と絹産業遺産群」。製糸場は通りから目と鼻の先にある。平成19年に世界遺産の暫定リストに掲載されて 以来、見学者はどっと増えた。18年度が11万人、19年度は24万人、25年度には1月末までに28万人。「けれど、多くは駐車場と製糸場を往復するだ け」と石井さん。

 世界遺産登録がらみで、一帯は市の景観条例によって建物の色や高さに制限が加わる歴史文化的景観保全ゾーンに指定されている。行政とは別に、石井さんは銀友会と商店主との間での景観協定締結の運動を進めている。

 「商店街として自分たちで街の風景を作り、守りたい。見学者がリピーターとなるような街づくりができれば、活性化の大きなチャンス」という強い思いがある。

 

 あらすじ 昭和33年の広島。麻生久美子演じる被爆女性、平野皆実は復興が進む街で母と住んでいた。会社の同僚から愛を告白されたが、皆実には原爆で 失った父親と妹のことが頭から離れず、生き残ったことに負い目を感じていた。同僚の真摯(しんし)な愛情に心が動き始めたとき、皆実の体に原爆症が現れ始 める…。

 平成19年夏の東京。田中麗奈演じる皆実のめい、石川七波は父親の挙動に不信感を覚えていた。ある日、父親を尾行すると行き先は広島。父親の立ち寄る土地や人々を遠目で見ているうち、叔母の皆実らへ思いをめぐらせる。

 こうの史代の同名漫画が原作。「半落ち」などの佐々部清監督が2人の女性のドラマを並行して描いた愛と平和の感動作。麻生久美子は第50回ブルーリボン賞主演女優賞など数々の賞に輝いた。平成19年公開。

      

 アクセス 群馬県富岡市富岡。車の場合、関越自動車道・藤岡JCTから上信越自動車道・富岡ICへ。富岡市役所を目指し約15分。富岡製糸場付近に市営駐車場が複数あり。鉄道はJR高崎駅から上信電鉄に乗り換え。上州富岡駅下車、徒歩15分。

リサーチ:テック サイバーファーム ウェア(半田貞治郎)



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