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星空と共に

2015-03-08 21:51:00 | 新潟県中越大震災

 仙台市天文台で昨年の3.11に公開されたプラネタリウムの特別プログラムである。


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 間もなく東日本大震災から4年という日を迎える。テレビなどもその方面の報道が増えてきた。そんな中、仙台天文台の「星空とともに」が都内で上映されると聞き、見に行ってきた


「星空とともに」
 東日本大震災の夜、大停電の被災地を照らしたのは、見たこともないような満天の星でした。
 その輝きに被災者たちは何を見たのでしょうか?
 被災者から寄せられた星と震災にまつわるエピソードをもとに、仙台市天文台が制作したプラネタリウム特別番組。


 昨年、仙台市天文台で3.11に公開された特別プログラム。その後全国のいくつかのプラネタリウムでも上映されていたが、なかなか見に行く機会がなかった。
 それが今年は都内2カ所のプラネタリウムで特別上映となり、行ってきた。



 10年前の新潟県中越地震の時、被災した母と弟、またそれ以外の友人知人親戚などから聞いた話の中で気になったのは、みんながみんな「ものすごいきれいな星空で、流れ星がいくつも流れて行った」というものだった。当然、一晩中の余震、それも震度5強以上の余震に20回以上見舞われながらである。
 小千谷は地方の小さな町である。夜はそれなりの照明がつくが、それも少し外れれば夜空には十分な星が見える。天の川だって、裸眼で見える。そんな環境なのに、わざわざ星空がきれいだったと口にするのは何でだったのかなってずっと思っていた。
 今になって思えば、地震で小千谷市のライフラインは完全にダウン。当然停電となり、真っ暗闇の世界である。唯一の発光体となった星々がきれいに見えたというのは、当然のことである(と当事者に教えられた)が、同じことが東北の震災現場でもあったのかという点に共感を覚えた訳である。

 中越地震が発生した時、当夜およびその後も何日か天気が崩れなかったのは何よりと思っていた。あのころは冬の訪れの第1波が来ることで、氷雨が降ってもおかしくなかった。
 東北ではあの夜、雪が降っていたことまでは覚えているが、その後の星空が広がったのは何かのメッセージだったのか…。



 都内での上映とはいえ、今回は足立区のギャラクシティと東大和市の郷土博物館という、中心部ではない地。ウチから見ると等しく離れている。当日の都合を考えて、足立区の方に向かった。

 西新井駅からすぐのところにあるギャラクシティ。無料上映ということで、整理券が配られていた。いざ、開場してみると席の埋まり具合は6割ぐらいといったところか。
 これは風化? それとも単なる宣伝不足?

 内容は、当日の夜空を写しながら、被災者の星空にまつわる体験談が朗読されるといったものである。特に、劇的な展開があるわけでもない。
 ただ、この手の話はまだ「こころの鍵」を緩ませてしまい、つい10年前のことを思い出してしまう。ハンカチを忘れたことを後悔した。




 都内以外でも全国で上映している→ 
 大抵3.11に関連した上映なので、期日限定なのが残念だな。



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