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見上げたのは、花火か星空か

2020-12-27 01:12:00 | 花火

▲会場到着! すでに十分に暗くて、筒場どころかどこまで観覧席なのかが分からない状況。スタッフのお姉さんは、花火は正面と「右」側に上がりますって説明したんですよ…。
多分、彼女がレクチャー受けたときの右と、我々の方を向いた時の右は逆だってこと知らない残念なお姉さんだったと思うの…。

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 「花火を見上げる物語」は三密対策をした花火ということでスタートした。密を避けるために会場は直前までシークレット(兵庫県のどこか)。チケット購入者には駐車場は案内するが、そこからはシャトルバスで移動する(という口上だった)。
 さらに、日帰りバスツアーが旅行会社(HIS)で組まれ、一般客の多くは、京都・大阪・神戸からのバスツアーで訪れることになっていた。つまり、フリーの客はやってこられない仕組み。
 自分は、神戸発のツアーで行くことにしたが、大玉カメラマン席があるというので、そのチケットも買っていた。

 当日、バスツアーの集合場所(公園)に行くと、そこには約10台のバスが並んでいた。聞けば、大阪・京都からもほぼ同じ規模でバスが出ているという。
 検温してバス乗車後、健康状況の聞き取り(用紙記入)した上での出発(ここでおそらく20分ぐらいかかった)。
 この辺りの手間の発生が想定外だったのだろう。バスは全速力で花火会場へ向かった(トイレタイム10分のみの休憩※この休憩がなかったが現地でトイレ難民が大量に発生したであろうから自分はバス会社には感謝しかない)が、結果として全バスが開場時間に間に合ったわけではなかった(自分の乗っていたバスは間に合った)。
 結果、花火のスタートが遅れた(30分ぐらいだったかと)。

 会場に着くころにはすっかり日が暮れて、簡易照明がないと本当に真っ暗で何も見えない状態。会場はゴルフ場と聞いた。うん、夜間照明はないよね…。

 バスツアーは3カ所から出発したバスの番号順に現地に到着することになっており、その順番に前から着座していった。お高いA席コースが前席に行くのは理解できる。が、同じB席で数十メートルも差があるのはちょっとなんだかなぁ感はある。まぁ、自分は三脚展開するので(直前に会場の邪魔にならない場所なら三脚展開がOKになった)、割と後ろでもいいのだが(ちなみに大玉カメラマン席はもっともっと後方に設置されていた)、一般の観客はどう思ったのだろう。 
 しかも自分のバススペースの前には(別のバスの乗客スペース)堂々と中央に立って三脚広げているグループおるぞ(彼らも到着した時は自分が最後尾だと思っていたんだと思うけれどさ)。

 スタッフの説明を鵜呑みにして、右側にも花火が上がるのなら、左端に行くべ…と会場の端っこで三脚を広げた。もちろん、後ろに人はいない場所である。

 すっかり真っ暗になった会場の空は星空に包まれた。特別な仕様が無くとも星が写るレベル。

 そしてようやく花火の打ち上げが始まった。オープニングは音楽付きスターマインである。


▲あれ⁉ 右側じゃなく、左側で上がっている!? しかも山が邪魔じゃないか!?


▲大玉は上まで上がってくるが、ちょっと待て、小型煙火の3つのうち左側がほとんど見えないじゃないか!!


▲だめだこりゃ…orz

 ということで、オープニングスターマインが終わった段階で、三脚を持って、観客席の最後方へ移動。さらにずずっと右側に移動して、左側の花火を入れようと三脚を立て直す。
 
 そしたら次は単発でしたw

▲熨斗目(ワキノアートファクトリー 福岡県)
 のしめって、こういう字なのね。アナウンスだけでは???だったわ


▲昇天銀竜 アイスブルーの華(和火屋 秋田県)


▲昇り曲付き 輝光姫菊(小口煙火 長野県)
 久々の大玉爆裂ではみ出ました。おぐっちゃんさすがや!はみだし上等こそ小口さんや!!


▲四重芯引先橙紅輝光(山崎煙火製造所 茨城県)
 ※弊ブログは正しい山崎さんを記載すると以後バグるという仕様のため…)

 続いて2つ目の音楽付きスターマイン。
 そういえば、B席辺りでは少しだけ音楽が聞こえてきたんだが、さらに後方の大玉カメラマン席は聞こえていたのかな!?


▲なお、数十メートル右側に移動したぐらいでは、左側の小型煙火の見え方には何の影響もありませんでしたorz つまり、おれと一緒のバスツアーの人及び、その後に到着したバスツアーの人はみなこんな感じでしか花火を見られなかったというわけで…。


 確かに一部見えづらい場所云々って書いてあったけれどさ…。演出の1/3が見えないのは一部では済まないような気が…。

 ちなみに、観客席の前の方のA席は、夕食付きのちょっとお高い日帰りツアーの人などがおったわけで…。(A席単体で買った人もいるが、車がないおれはツアー一択だったので、ここまで見え方が異なるとは思わなかった)
 大玉カメラマン席も買っていたけど、そこにも見えにくい部分があると書かれていたし、ツアー側からも一時離団は許可もらったのだが、真っ暗な中の移動に不安があったことと、直前の三脚解禁で完全に判断を誤った。


▲そして、このスターマインは、突然止まった。


▲しばらくお待ちください…が長すぎて、星を見るしかない。星はきれいだった…。

 真っ暗な山奥で、ただ星を眺める。星見ツアーだったらよかったんだけれどね…。

 しばらくすると、遠くから多数の消防車が近付く音かかすかに聞こえてきて、どうやらどこかで延焼しているのかなって気づく。その音はだんだんと近付いてきて、会場の一般客もざわつく。
 しかし、会場のアナウンスはナシ。
 もうちょっとしたらアナウンスあるのかなぁと待っていたら、突然「尺玉を先に打ち上げます」というアナウンス。

 あ、こりゃ、スタマは中止だな…とは理解した。

 そして、尺玉だけするすると星空に上る。

▲株式会社丸玉屋小勝煙火店「昇曲付市松模様花」東京都
 以前の市松とは色調変わりましたね。ところで、アナウンスの人「やおがつ」と読みがち…。三陸のスタッフがプログラム書いているんですか!?


▲村瀬煙火「昇曲付千手菊」岐阜県
 村瀬さんはあまり見る機会がないのよね…


▲菊屋小幡花火店「里山の忘れ柿」群馬県
 小幡さん、今年は柿をいくつ仕込んでいたんですかね。全県制覇狙ってますかw


▲糸井火工「昇曲導付青芯金波小星入青三化十六方菊」福島県


▲岸火工品製造所「スタートリック」徳島県
 スライド変化楽しんでますねw


▲北日本花火興業「天空のユートピア」秋田県
 相変わらず完成度たっかいっすねぇ


▲マルゴー「芯入り変化牡丹」 山梨県
 大きい玉で、山に掛かってしまっとりますがな…。もっと高くお願いします!


▲阿部煙火工業株式会社「昇曲導付晩夏の蠢き」新潟県
 あれ、これも三陸で見たぞw まぁ、岩手から兵庫へと連転するおれがまず変態といえるんだけれどさ…。


▲野村花火工業株式会社「キラキラ万華鏡」茨城県
 久々に見るな、これ


▲響屋大曲煙火株式会社「紫水晶をちりばめたペンダント」秋田県
 中心の色で宝石分けをしている響屋さん有能


▲イケブン「八咫鏡(やたのかがみ)」静岡県
 ばーっちり写り込んでますなぁ、ドローン。

 なお、会場内は複数の公式ドローンが飛んでいた。時折客席の上を飛んでいたりした。確か夜間は操縦者以外の人の上に飛ばしちゃいけないんじゃなかったっけ…。安全軽視ですな。

 そしてここで主催側のカードはなくなった。

 長い沈黙の後(マジで何の説明もない)、ただいま協議中ですが繰り返される。そんな数十分が過ぎ、突然「時間を過ぎたのでこれで終了」というアナウンス。
 まぁ、自分、9時が近付いた段で、三脚しまい始めてましたけれどね…。


 さすがにこんなに長く放置されるとあきらめムードで、やっぱりこれで終わりかぁという空気一色になる。すたすたと照明で照らされた道を下る人々。よく調教されてらっしゃる。
 やがてバスツアーの観客もバスに戻り始める。自分のバスでは特に問題はなかったが、別のバスではツアー会社に文句を言う乗客がいたらしい。
 花火の不備は、旅行会社の責任とちゃいまっせ!

 なお、自分の乗っていたバスの添乗員は情報が早く入る立場だったらしく、バスに戻って第一声が、「今回のツアー代金は全額返金します」だった。
 経緯はともかく、この判断の速さは顧客対応としては中々優秀だなって思った。

 ちなみに、このツアーはGotoトラベル対象で、地域共通クーポン券がついていた。が、この花火会場は物販等が一切なく、このクーポンが使えなかった。当初は往路のSAで使用してもらう予定だったらしいが、いろいろ手続きしているうちに出発が遅れ、SAで買い物どころではなくなっていた。
 帰路も、時間切れを待っての終了だったので予定時刻よりもかなり遅い出発となり、途中のSAも店が開いておらず、使用できなかった。
 結局、帰着地近くにあったコンビニにみな殺到することにwww。日帰りだと当日限りの仕様なので、どうしても24時までに消化するにはそこを利用するしかなかったというわけである。ちなみに、神戸に到着したのは23:40であった。自分も2000円分のビール等を買ってホテルに向かった。



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