猫屋敷の無駄ブログ

現在、我が家は猫3匹。もう猫屋敷とは呼べませんけど。。。

中国茶

2011年05月19日 | 海外旅行
長崎には昔からたくさんの中国人留学生がいます。その留学生たちに、私は言葉を教えてもらいました。その頃の留学生というと、文化大革命経験者ばかりでありました。現在の留学生たちとは世代も考え方も随分違っていたように思います。彼らには言葉を教えてもらうだけでなく、アパートに招待してもらい、手料理をふるまってもらい、そしていろんな中国文化に触れさせてもらいました。
中国大陸東北部の人が多かったので、決まって出されるのは「花茶」というジャスミン茶。彼らに結構上等なものを飲ませてもらっていたため、花茶に対してはいつのまにか少々舌が肥えてしまっておりました。
ですから中国茶といえば花茶。その頃の私の頭の中は固まっておりました。

そして12年前、初めての台北。陳さんという、強烈な個性のガイドさんが私らの担当についたのですが、その人が「台湾に来たら烏龍茶を飲まねばいけない。」と言って、茶葉店に連れて行ったのです。正直大陸南部の烏龍茶しか知らなかった私は、どうせ土産屋の類と思いナメテおりました。
がそこで、店のおばちゃんが熱くウンチク語りながら入れてくれるお茶の味と香りに、大きな衝撃を受けてしまったのです。1年後も再びお茶を買いはしたのですが、その時買ったものとは比較にもならないものでした。
あのお茶が欲しい!でも人に連れて行ってもらったから、店の場所も名前も覚えてない。大体、自分が何を買ったかすらうろ覚え。

とにかく、今回の旅行の目的のひとつがお茶を買うことでした。
ネットで調べて、迪化街のお茶問屋へ突撃して、とにかくいろいろ試飲して、いろいろな種類を買ってきました。
当初は昔飲んだお茶の味が忘れられなくて、発酵度の低いものを買いました。
しかし猫空でお茶を飲みながらの食事がやたら美味しかったせいもあるのでしょうが、発酵度の高いお茶は消化促進になることに気づきました。香港のヤムチャの時のお茶が発酵度高めなのはそのせいなのかもしれません。
ということで翌日もそのお茶問屋を再度訪問し、結局発酵度の高いものまで買いあさり、結果・・・
左から「東方美人茶」「文山包種茶」「凍頂烏龍茶」「蜜タン鉄観音」それとお茶問屋さんがサービスしてくれた「プーアル茶」と「高山烏龍茶」です。
その他にも、猫空の茶荘で買った「水仙茶」があります。
今からボチボチ家で飲んで行きます。並べたのを眺めてるだけでもウキウキ♪



ちなみに、台湾にもジャスミン茶がありますが、それは茶葉にジャスミンの香りを移したもので、大陸北部のジャスミン茶とは大きく異なります。台湾のものは「花茶」ではなく「香片」と言います。



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