「イーヴィル・デッド 駄菓子屋ファウストの悪魔」 七尾 与史

時は80年代。中学二年生の哲太とその仲間たち＝見て怒られた映画のタイトルから「食人族」を結成。たむろ場所は駄菓子屋ファウスト。インチキ含む色々なゲームが1回50円で出来るのだ。不良の大悟にビビったり、美少女転校生にドキドキしたり・・・食人族はその転校生の珠代を仲間に迎え、一緒に心霊スポットの旧本坂トンネルに行く。そこで仲間の一人龍太郎が突如姿を消し・・・ホラーマニアの文敏の親せきも同じところで行方不明になっていると判り、二人の共通点は激ムズの不人気クソゲー「イーヴィル・デッド」をクリアしてたことだった。食人族は龍太郎を救うために行動に出る・・・そんな感じ？

 

ホラーのおどろおどろしさより、少年冒険物な活劇感の方が強いので割とマイルドです。サラッと読めます。今回の舞台があえての80年代ものとすれば、続編出来そうな謎の残し方や、設定の未回収もある様な感じですかね。

 

面白かったです。