世界各地から集められた11~12歳当たりの少年少女6名が生活する全寮制の学校(ファシリティ)。どうも人里離れたところにあるらしい。マモルは日本から来たその一人。親元からここへ来るまでの記憶があいまいだ・・・辟易とする老人が食うようなまずい食事と推理合戦など不思議な授業。一体僕らばなぜここに集められたのか? そして新入生が来るたびに目を覚ますという「変化を嫌う悪魔」の存在をほのめかされ・・・それから新入生がやってきたタイミングで事件が発生する。まずXXが殺されて・・・と言う感じですか。
この人の作品、腕貫探偵シリーズ以外は初めて読みました。読み易く一気に割と短時間で読み切りました。サスペンス感はともかくとして、ミステリィの内容としては正直途中まで凡庸かなとか感じてましたが、なるほど。ラストまできっちり読んで美味しい作品ですね。主人公の最後の気づきの発言も、それを受けた上でもきっちりミスリードする仕掛けが序盤にあったとか思ってるのは自分だけかも知れないけど(これもネタバレだろうか・・・)。
面白かったです。
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