しんしんと降り続く雪。
世界は、まっ白に。
そんな中、とある懐かしい世界へ行ってきました。
クロスカントリースキーの大会会場へ。
高校時代、わたしがマネージャーをしていた部活の先輩が、
今シーズン、夏場から今日に向けて、トレーニングを始め。
レースに復帰しました。
子育てしながら、どこのチームにも属せず、現役選手と戦う。
夏場から、ずっと先輩を見てきて、
たった一人で、自分を追い込んでトレーニングを重ねる姿に、
胸を打たれていました。
そんな先輩に、前日メールを送ったら、
「かなり、場違いな感じがして…
でも、せっかく練習してきたから、しっかり集中して全力を出し切ってきます。
サポートようのビブあるんだけど、ハナミズキの分かな?」
と、お返事が…。
これは、応援に行かなくては!と。
わたしがいてもいなくても、結果は変わらないけれど、
勝負するレースを、見ておきたくて。
先輩には内緒で、会場目指して出発。
スタートは11時。
朝、一人で7時に家を出て、4時間…
雪で道路が大荒れ、しかも初めての会場で、道に迷い…
会場に着いた時には、最後の選手がスタートしたところでした。
会場の雰囲気を懐かしむ間もなく、
とりあえず大会本部へ顔を出し、
スタートリストをもらって、先輩のゼッケンとコースを確認。
間に合いそうな、ポイントへ走る!
コース上、最後の登り坂へ着いた頃には、
前走者が通過。
そのときふと、思ったのです。
吹雪のなか、ゼッケンの番号が見えず、
着ているスーツの色も分からない…
先輩を見つけられるのかな?(笑)
なんて、今更感たっぷりに不安になっていたら
吹雪の向こうに、選手が…
トップできたのは、先輩でした。
過去に、何度となく見たこの光景。
鳥取から、北海道の音威子府まで、
日本のあちこちで見た、この光景。
鳥肌が立ちました。
番号なんて見えなくても、
走り方で、音で、分かるんだね。
あの頃と、同じく、
ただ、前だけを見て…
レース後、
びっくりしてるような、ほっとしたような先輩の顔を見て、
応援に来てよかったと、思いました。
その顔を見た瞬間、長い間のことを思い出して、泣いてしまいそうでした。
やっぱり、凄い人です。
帰り道。
やまない雪は、白銀の世界。
きっちり4時間かかって、無事到着。
なんだか、冒険したイチニチでした。
夜、先輩から、メールが…。
「来てくれて、ありがとう。
めちゃめちゃびっくりして、本当に嬉しかった。
ハナミズキの顔を見た瞬間、涙を堪えるのに必死でした。
知ってる顔を見て、ほっとしたみたい…」
行って良かった(^-^)
時の一流選手が、
今、また走り出しました。
孤独とも戦いながら、ひたすら、自分に挑んでいます。
さあ、次は…
今度は遅刻しないように、サポートに行こう。
*
長くなってしまいました。
先日のクイズの答え…
毎月22日は、ショートケーキの日。
それは、なぜでしょうか?
答えは…
日曜日始まりとか、月曜日始まりの
一週間ごとのカレンダーを見て。
ほら、22日の上は、15日。
そう、上にイチゴがのってるから!
ふふふ( ´艸`)
だから、今日、22日に
もし、辛い思い出のイチニチの人がいたら、
片隅に、ショートケーキを思い出して。
イチゴの甘酸っぱさを、思い出の片隅に加えてください。
少しでも、辛さが和らぐように…