あわただしく、過ぎていく日常。
今日も、いつの間にか午後になり、
いつの間にか、夕方に。
ふと、窓の外に目を向けると、
薄い太陽が、夕日になっていました。
この夕日に気づけて良かった。
気づかなかったら、あわただしいイチニチのまま終わってしまいそうで。
見ている間に、雲間に沈んでいく夕日。
ほんの数分で、夕日は雲にとけていきました。
また明日、朝日になる夕日。
とけた夕日はしばらく、雲を夕日色に変えていました。
とけていく夕日を見ながら、ふと、思った。
大きな目標や、使命感、存在意義を持って生きていくことは、もちろん素晴らしいことだし、
自分が、今こうして此処に生きている意味を知り、
自分意外のナニカのために、自分のチカラを発揮できるのなら、
それは、誰から見ても、有意義な人生なんだと思う。
でも、
朝日がまぶしいと感じたり、
ジカンの流れを、四季で感じたり、
吹き抜ける風に包まれたり、
大切な人の温かさに気づいたり…
そんな些細なことに「気づける」ことも、また、
ゆたかな人生なんだと、思う。
気づかなければ、ただの日常。
たけど、気づいたら、なんとなくトクベツな日に…
焦ってもいい。
不安を消すことなんて、できないのかもしれない。
それでも、ナニカに気づいていける日々ならば、
小さなシアワセを重ねていけるのかな…って。
それで、充分なんだよね。
今日もイチニチお疲れさま。
オヤスミナサイ。