12色のクレパス

わたしが見た、光を此処に。
Thanks for always being there…

雲の切れ間に、沈む夕日。

2013-08-03 20:38:00 | ココロの記憶







滝のように、降り続けた雨も


終わりが見えてきたかな。







事務所内は、バタバタ。













「なかなか会いに行けなくて、ごめんね。」









久しぶりに見た、厚い雲の切れ目には、



天使の羽のような、雲がひとつ。





ようやく、見えた夕焼けに、


羽は輝いて。






ひととき、眺めていた。






この羽があったら、あなたは、何処へ飛んでいきたい?






飛んでいった先で、どうしたい?






わたしは……。











車に戻った時に、流れていた曲。



聴いたら、絶対泣くよ? って、言われた曲。



聴くたびに浮かぶ風景が、おんなじだった曲。












手を振って遠ざかってく君の口が

模った「またね…またね、またね」

記憶で響いて離れない


淋しくて泣いているよ あの時のままの君が

ただ会いたい 会いたい 君に会いたい

あの日に戻りたい


かけ足で過ぎ去る季節を 仕方なく追いかけてくように

別々に伸びていくその道を 僕ら歩いている





思い出を消し去る事などできるはずないのに

遠くなるよ その手 君との幸せ

追いかけるほど見えなくなる


嬉しくて笑っていた あの時のままの二人に

今会いたい 君に会いたい 会いたい

あの日に戻れない


あの日に戻りたい





  誰もいない台所/高橋優











あの日に戻れないことが、悲しいのではなくて



今、此処で、笑いつづける勇気が少し欠けたことが、悲しい。







わたしが笑っていることで、



あなたが笑ってくれるなら、




わたし、ずっと、ずっと笑っているよ。





だけど…。






ほんの少しの、雲の切れ間に

沈みゆく夕日。






線路に沿って、あの光に向かったなら、


あの、光り輝く場所に、たどり着けるのだろうか。






あの、光り輝く場所に、もし、たどり着いたのなら、


その先は、どんな景色が広がるのだろうか。






先ばかり見ていて、


「此処にあるシアワセ」を見落とさないように。






今、あの光で足元が見えるうちに、



此処を見つめるのも、いいのかもしれない。









なんて、この夕日も見ている間に


厚い雲に覆われた。









あの、空の羽もなくなっていた。






誰か、あの羽を使ったのかな?


あの羽を使って、何処へ行ったのかな?











今日、梅雨明けしたんだってね。



いよいよ、本格的な夏がくる。







どうか、カラダを大切に。


短くて、長い夏。




どうか、無事に乗り越えられますように。