虹色オリハルコン

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どちらを選ぶかは自分次第

かえり見のお月さま・追記あり

2009年01月13日 | 自然からのメッセージ
ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ

柿本人麻呂の歌ったこの歌。「かぎろい」とは、陽炎の古語。この場合は、夜明けとともに、だんだん明るくなってゆく東の空に立ち上る揺らめくような光を指しているのだろうか。日本語ってなんとも言えない情感があっていいなあ。

  人麻呂のこの歌を思い出したのは…

  

  1月10日、電線の向こうの夕焼けを見ていた時

  かえりみしたら…

  

  やっぱり、電線の間
  東の空から昇ってきた丸いお月さまと、目があったから(笑)
  あらまあ、お月さま、そこにいらしたの?なんて。
  人麻呂とは方向が逆だけど

  電線だらけの地上は、
  万葉人の時代と 大きく様変わりしても、
  お日さまとお月さまが両方見える
  この瞬間のときめきは、同じですねえ。


■追記1月14日

まどみちおさんの詩を紹介してくださったあたりから、朝日新聞の天声人語氏には、親しみを感じているのですが、先日定額給付金とイソップ寓話のことを考えていたら、天声人語氏とシンクロしてしまいました。
そしてまた、今日の天声人語に柿本人麻呂のこの歌が…!おおっ!なんという気の合い方!(笑)

天声人語 2009年1月14日(水)付
 先日に続いて万葉歌人の柿本人麻呂に登場願おう。〈東(ひむがし)の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ〉。東の空に日の出前の赤みが射(さ)し、振り向けば西に月が沈もうとしている。名高い歌の光景を、米国民も感じているのではないだろうか▼太陽はオバマ次期大統領、月はブッシュ大統領である。大勢の人が、1週間後に迫った「日の出」を足踏みしながら待つ。そして去りゆくブッシュ氏が一昨日、離任会見に臨んだ。肩の荷を下ろしたかのような笑顔に、内外の目は複雑だろう▼世界を一つの学級に例えてみよう。ブッシュ時代の8年間、米国という腕白(わんぱく)坊主は好き放題をしてきた。国連という「担任」などそっちのけ。腕力にものをいわせて、気にくわない級友を痛めつけた▼他の友達には「味方か、敵か」とすごんだ。周りを混乱させ、反発も招いて、クラスはいっそう険悪になった。おちおち廊下も歩けない、といったところか。「最悪の大統領」とも酷評される理由の一端である▼「米国の威信は落ちていない」と会見では強気だったそうだ。ご本人はテキサスの牧場で余生を送るのだろう。しかしイラク戦争の犠牲者や遺族、火薬庫アフガニスタン、貧困にあえぐ米国民、大不況……と残した負の遺産はあまりに多い▼ブッシュ氏は、大学時代に俳句の授業を取ったのが秘(ひそ)かな自慢だ。人麻呂の歌に似た俳句といえば、蕪村の〈菜の花や月は東に日は西に〉がある。昇りくるのが太陽であれ月であれ、去りゆく氏を継ぐ新しいアメリカを、険しい道が待つ。
 

でもね、昇る朝日にたとえたオバマさんの対比として、ブッシュ大統領を沈むお月さまにたとえたのはわかるんですが・・・・う~~む。やっぱりあのブッシュジュニアと一緒にしては、何ともお月さまに失礼ではございませぬか。
それ以外の部分は、すべて同意ですが。

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