辺野古の軟弱地盤のことは工事が始まる前からわかっていたことなのに、カネさえ増やせばなんとかなるという、いつもの強引な発想で着手した。
やっぱり、上記東京新聞の見出しのように工事費がすでにかさみ続け、底なしになるだろうということは、火を見るより明らかになった。
無理を通せば道理が引っ込むの典型だ。
(色字記事抜粋)
◆「2兆、3兆円超えるかも」
「事業進捗からすると、2兆をも超えて3兆も超えるかもしれない」。工費膨張の恐れは、国会でもたびたび指摘されている。
ただし、国会の質疑を見ても、政府が「これから幾らかかるのか」との問いに正面から答えた形跡は見当たらない。浜田靖一防衛相も今年3月の参院外交防衛委員会で、「引き続き抑制に努めつつ、必要な経費を計上してまいりたい」と述べるにとどまった。
◆「2兆、3兆円超えるかも」
「事業進捗からすると、2兆をも超えて3兆も超えるかもしれない」。工費膨張の恐れは、国会でもたびたび指摘されている。
ただし、国会の質疑を見ても、政府が「これから幾らかかるのか」との問いに正面から答えた形跡は見当たらない。浜田靖一防衛相も今年3月の参院外交防衛委員会で、「引き続き抑制に努めつつ、必要な経費を計上してまいりたい」と述べるにとどまった。
そして何よりこの記事で驚いたのは、米軍の幹部が、今さらヘリポートを何のために作るのかわからないと言っていること。
当初の目的が、時代遅れになってしまって、多くの人の反対を押し切ってはじめた埋め立ては、無用の長物になる可能性大だ。ワクチン同様、これもまた税金の無駄使いの最たるもの、加えて海の環境破壊。
◆前泊博盛・沖縄国際大教授「事業の再点検を」
「(辺野古新基地は)何のために造っているのか。ドローンの時代には使えない不要な基地だ」
今年3月、新基地建設の視察に訪れた米軍幹部が、周囲に漏らしたという。
この「辺野古不要」発言を在沖縄米軍関係者から聞いた前泊博盛・沖縄国際大教授(安全保障論)は、軍事的合理性の観点から「司法判断の前に、四半世紀前に計画された新基地建設は防衛政策上、今も有効なのか再検証は必要」と説く。
「世界一危険な普天間飛行場の危険性除去」を理由に建設が進められたはずだが、普天間の危険は放置され、滑走路のかさ上げや兵舎整備などが加速している。「返還どころか恒久使用に向けた整備強化が進んでいる。政府の主張は矛盾していないか」
財政的合理性からも疑問を投げ掛ける。「建設費が当初計画の3倍というのは公共事業として破綻している。3倍になった建設費もさらに膨らむ可能性がある上に、軟弱地盤問題で完成のめどすら立っていない。裁判が終結しても、事業全体の総点検が必要だろう」
米軍幹部のあまりにもびっくりな発言に呆れるやら、腹が立つやらで、かなりの大文字にしてしまいましたよ。
軟弱地盤で本当に作れるかどうかもわからない物に、できたとしてももう不要だと言っているものに、どうして、与党は思考停止で湯水にように税金を使うのか。
決めたことはなんとかの一つ覚えみたいに、再検討もしないのか。
一度壊したら取り返しがつかない海なのに。
無能なのかな?無能ですよね。