高濃度汚染水 海に拡散か 福島第一
(東京新聞7月10日夕刊)
東京電力福島第一原発の海側の汚染監視用の井戸で、地下水から高濃度の放射性物質が検出されている問題で、原子力規制委員会は、原子炉建屋などにたまった汚染水が地下に漏れ、海にも拡散している疑いが強いとの見方をまとめた。十日の定例会合で東電に早急な対策を促した。
地下水の高濃度汚染は五月下旬以降続いている。八日に2号機の取水口付近で採取した水から一リットル当たり二万七〇〇〇ベクレルの放射性セシウムが出たのに続き、九日に採った水から同三万三〇〇〇ベクレルのセシウムを検出した。
東電はこれまで、二〇一一年四月に2号機海側の立て坑から漏れた大量の高濃度汚染水が地中に残り、地下水で拡散していると説明していた。しかし「規制委は、土が吸着したとされるセシウムの濃度が高い▽3、4号機側でも放射性物質を検出▽海水中の汚染も1~4号機の取水口すべてで高い-ことから、東電の説明を疑問視。建屋や地下のトレンチ(トンネル)にたまった汚染水が、新たに漏れ出して海洋への拡散が起こっていることが強く疑われる、とした。
前から言われていたことだけど、やっぱりか・と。
東電は隠蔽したがり、現政権は福一廃炉を東電に丸投げ、放射能汚染は、国の行方、未来まで左右することなのに、危機感も想像力も無さすぎる。
原発を海外に輸出している場合か!?って思います。
嘘をついても、憲法違反を犯しても、平然としている現総理、いっそこの人を北朝鮮にでも輸出したいよ。
菅直人善総理は、昨年ドイツの有識者らとの国際会議で、
「電力会社から原発部門を切り離して公社化し、廃炉を進めないといけない」
と言っていました。(原発公社化で廃炉促進を 菅氏の提言)
原発を国が管理し、電力会社の社員たちを守りつつ、廃炉を進めるために原発の公社化するという、菅さんらしい前向きのアイデア。
仮定の話は虚しいけれど、やはり、もしまだ菅さんがやめずにいてくれたら・・、日本は今頃どうだったのかと残念です。もうすぐ参院選ですが、未来は、今の一瞬の選択の繰り返しで決まるのですね。
2011年は、とんでもない年だったけれど、試練を経験して、持続可能な世界を目指して新しい方向転換が見えてきた年でもあった。当時は、ほんとうの意味で、国民が意見を述べて参加できる民主主義も見えてきたと思ったものですが、反面、政官財あげての反発もすごかったですからね。
そうそう。菅さんが、自身のツイッターで、質問してきた一人ひとりに、事故当時の様子を答えていました。菅さん、ツイッターには慣れてないようだけど、正直で一生懸命で、やっぱり私の好きな菅さんだった。・・と、勝手に一人で納得して、ちょっと感動した。
→菅直人ツイッター
流れで、2011年夏のカンフルTVを懐かしく見ました。あのまま行けたら、発送電分離も目の前に見えていたのに…
もう、私たちは、自分で自分の首を絞めるようなことをしてはならないと思います。
第27話【転換】ついに成立!再生可能エネルギー促進法 待ち望んだ市民と総理と
今日(26日)は、菅総理の退任表明会見ばかりが注目されましたが、肝心なのは、それと連動していた「再生可能エネルギー促進法」の成立です! (法の趣旨は、まずカンフルTV第24話をご覧下さい。)今日の成立までには、沢山の国民の声が総理に届いていたのです。
→続きと動画は、こちら