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命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

りっけんの国民民主との合流に向けた新党綱領(案)を読む

2020年08月18日 | 枝野幸男を応援

●人に命にやさしい新党綱領案

新たな野党の塊を作るに当たって、立憲民主党が新たな綱領(案)を発表しています。
立憲主義、人権、共生社会、人を大切にした経済、持続可能な社会保障、災害や感染症などの危機に強い信頼できる政府、核兵器の廃絶を目指す世界平和への貢献
どの項も、フレッシュでありながら未来へつながる普遍性を感じます。


逢坂誠二議員のツイッターにも出ていますが、立憲民主党のHPから、新党の綱領案がダウンロードできました。
ダウンロードしたものを、メモのために転載します。
とても良いですよ。



新党綱領案

綱領(案)

1. 基本理念

「@@@党」は、立憲主義と熟議を重んずる民主政治を守り育て、
人間の命とくらしを守る、国民が主役の政党です。
私たちは、
「自由」と「多様性」を尊重し、支え合い、
人間が基軸となる「共生社会」を創り、
「国際協調」をめざし、「未来への責任」を果たすこと、
を基本理念とします。
私たちは、この基本理念のもと、一人ひとりの日常のくらしと働く
現場、地域の声とつながり、明日への備えを重視し、国民の期待に応
えうる政権党となり、この基本理念を具現化する強い決意を持って
「@@@党」を結党します。


2. 私たちのめざすもの

(ア) 立憲主義に基づく民主政治

私たちは、立憲主義を守り、象徴天皇制のもと、日本国憲法
が掲げる「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を堅持
します。
私たちは、立憲主義を深化させる観点から未来志向の憲法
議論を真摯に行います。
私たちは、草の根の声に基づく熟議を大切にしながら、民主
政治を守り育てます。


(イ) 人権を尊重した自由な社会

私たちは、公正で透明な社会システムを通じて、人間の営み
と基本的人権を尊重した自由な社会を構築します。
私たちは、あらゆる差別に対し、断固として闘います。
私たちは、性別を問わずその個性と能力を十分に発揮する
ことができるジェンダー平等を確立するとともに、性的指向
や性自認、障がいの有無、雇用形態、家族構成などによって差
別されない社会を構築します。


(ウ) 多様性を認め合い互いに支え合う共生社会

私たちは、一人ひとりが個人として尊重され、多様な価値観
や生き方を認め、互いに支え合いつつ、すべての人に居場所と
出番のある共生社会を構築します。
私たちは、地域ごとの特性を生かした再生可能エネルギー
を基本とする分散型エネルギー社会を構築し、あらゆる政策
資源を投入して、原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社
会を一日も早く実現します。
私たちは、多様な生物や自然環境との調和をはかり、持続可
能な社会をめざします。


(エ) 人を大切にした幸福を実感できる経済

私たちは、公平に開かれた市場の中で、目先の効率性だけに
とらわれずに、人を幸せにする経済をめざします。
私たちは、「人への投資」を重視し、過度な自己責任論に陥
らず、公正な配分により格差を解消し、一人ひとりが幸福を実
感できる社会を確立します。
私たちは、食料やエネルギー、生きるために不可欠なサービ
スなどを確実に確保できる経済をめざします。
私たちは、科学技術の発展に貢献するとともに、個人の情報
や権利が保護され、個人の生活が侵害されない社会をめざし
ます。


(オ) 持続可能で安心できる社会保障

私たちは、持続可能で安心できる社会保障制度を確立しま
す。
私たちは、生涯を通じた学びと挑戦の機会を確保し、一人ひ
とりが、働き方やくらし方を柔軟に選択できる安心社会を実
現します。
私たちは、社会全体ですべての子どもの育ちを支援し、希望
する人が安心して子どもを産み育てることができる社会をつ
くります。


(カ) 危機に強く信頼できる政府

私たちは、政官財のしがらみから脱却し、現実的な未来志向
の政党として、政治と行財政の適切な改革を着実に実行しま
す。
私たちは、実効性のある公文書管理と情報公開を徹底し、透
明で公正な信頼される政府を実現します。
私たちは、災害や感染症などの社会的危機に際しても、確実
に機能する実行力のある政府を実現します。
私たちは、東日本大震災をはじめとする災害からの復興に
全力を尽くします。
私たちは、多様な主体による自治を尊重し、地域の責任と創
意工夫による自律を可能とする真の地方自治の確立をめざし
ます。


(キ) 世界の平和と繁栄への貢献

私たちは、国際協調と専守防衛を貫き、現実的な安全保障や
外交政策を推進します。
私たちは、健全な日米同盟を軸に、アジア太平洋地域とりわ
け近隣諸国をはじめとする世界の国々との連携を強化します。
私たちは、国際連合などの多国間協調の枠組みに基づき、気
候変動などの地球規模の課題にも正面から向き合い、国際社
会の恒久平和と繁栄に貢献します。
私たちは、人道支援、経済連携などを推進するとともに、核
兵器の廃絶をめざし、人間の安全保障を実現します。
私たちは、自国のみならず他の国々とともに利益を享受す
る「開かれた国益」を追求します。
私たちは、日本の文化芸術を大切にするとともに、世界の多
様な文化と交流しつつ、幅広い文化芸術活動の振興をはかり
ます。

(転載了)





今日は少し長い記事になります。朝焼けの海と空でも眺めて一休み。




●コロナ禍こそ突破口が見える新党綱領案

(オ)持続可能で安心できる社会保障制度

これ、いいですね。
民主党政権時代の「税と社会保障の一体改革」「強い社会保障」も、これを目指していたのですが、あまり理解されずに終わってしまったのは、本当に残念だった。
支持者だけでなく議員の中でも共有した意識を認識していない人もいたそうですから・・。
これでは、いったん壊れてしまっても仕方なかったのでしょう。無理に形や数を合わせても壊れるものは壊れていく、合致するものは別れてもまたつながっていく、それもまた無為自然。


あのまま民主党政権が強制終了しなければ、今のコロナ禍にこそ、真価が発揮できたのではないだろうか?
でも「たられば」は、むなしい話。

国民は目先の利益を追求する安倍政権を求めたのだから。
アベノミクスというまやかしで株価が上がる方が良い、被災地の復興よりオリンピックというお祭りの方が良い、と国民は支持したのだから。
国民にとっても、「安易に求めたことがだめだった」とわかるための時間が必要だったのかもしれない。


たった3年間で民主党政権が果した公約

・診療報酬改定で病院の経営状態が改善
・医学部定員を510名増員
・障害者自立支援法の見直し
・高校の無料化で中退者が半減、高校に復学しようという若者が増えてきたこと
・全国9割以上の学校は耐震化工事が終了
・公立小・中学校含めて1万2000校にスクールカウンセラーの配置

など、地味だけど必要な仕事はマスコミに出にくく、評価されなかった。

安倍氏は、世界に金をばらまいて、画面に映る国際舞台や華やかな場所でのパフォーマンスに余念がなかったですが(北の3代目のプロバガンダ映像とそっくり)
本来、政治家の力はピンチの時こそ発揮されなければならないでしょう。
このままでは弱い者から倒れていく。
安心できる社会保障の充実は、コロナ禍でこそ必要なものでした。



●一瞬輝きすぐに消える花火でいいのか、静かに燃え続ける熾火を目指すのか


 


終わった花火はポトッと落ちる

線香花火は、火をつければ一瞬きれいに輝きますが失敗すれば途中でポトリと落ちる。
なるべく長く持たせようとがんばっても、最後は必ず消える。
次々火をつけて、火をつける花火がなくなってしまえば、もう続かない。
今の経済は、線香花火に似ている。常に火をつけ続けなかったら走り続けなかったら、終わり。
そうなった時も自己責任。



 


持続可能な経済は、熾火(おきび)のように、目立たないけど静かにずっと燃え続けている。
根っこの所は、安心できる社会保障。走れなくなったときも安心できる社会の保障があること。
アフターコロナの世界は、現実的で実体があって常に燃えている、そういう火を持つことだと思う。


税金は国に取られて勝手に使われるもの、という発想があるから消費税をゼロにしろ、と言うのかもしれないけど
税金は国に預けて、国民の互助として返してもらう、と発想に変えていけば、消費税はあって当然、むしろ必要だと思う。
ただ、そのためには信頼できる政府でなければならないから。
今の政府では救いようもないほど無理だし、お為ごかしの嘘つきも困る。
立憲民主党の強さや優しさは信頼できると感じるので、この方向はいいと思います。



●持続可能な未来は多様性を重視する

(ウ) 多様性を認め合い互いに支え合う共生社会

において、

>私たちは、地域ごとの特性を生かした再生可能エネルギー
を基本とする分散型エネルギー社会を構築し、あらゆる政策
資源を投入して、原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社
会を一日も早く実現
します。


ということがちゃんと書かれていましたよ、家広さん!!
「地域ごとの特性を生かした」というのも肝ですね。


>私たちは、多様な生物や自然環境との調和をはかり、持続可能な社会をめざします。


また、同様に、自然や人間以外の命に対しても目を向けてくださったことも画期的だと思います。
私たちは、自分一人で生きている、人類だけで生きている、と思いがちですが、実は他の生物たちに助けられて生きています。



 


ミツバチがいなければ農業は成り立たないし、酵母菌がいなければ日本酒も飲めない。

どんなところでも微生物など含め複雑に絡み合った動植物の生物多様性を守ることで、年々厳しく荒ぶる気候変動による自然災害と、河川の氾濫、土砂崩れなどの二次被害も、減らすことができるのだろうと思います。この地球上には、今はまだ気づかないだけで、私たちが生きていく上で必要なものはすべて備わっているのですから。

政治が一部の利権だけを追求するものなら、いずれ全体が行き詰まってゆくのは目に見えています。そしてそれは国民にとって不幸なことです。
全体とは、一部の選ばれた人たちだけでなく、国民全体であり、宗教・民族関わりなく人々の多様性を認めることであり、この世界を取り巻く地球環境全体のことです。
私どもが政治家に高いパワーを求めるのは、そのことを理解できるか否か、試練に耐える忍耐力と乗り越える智恵があるか、という問題があるからです。


新党の新綱領案は、どの項もうなずきながら読めます。もし、残念ながら立憲民主党が違う名前になってしまっても 、この綱領があれば安心できます。



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