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ハマノヒロチカブログ

ピアノ弾き、ハマノヒロチカの雑記的ブログです。

夏のカレー大感謝祭2025

2025年07月25日 01時16分31秒 | ヒロチカレー

 もうだいぶ経ってしまいましたが、先週日曜日は夏のカレー感謝祭でございました。
 今年に入って10周年を意識した発言も増えてきましたが、そんな10周年記念を目前に控えたアニバーサリーイブとなった今回は、新メニューとなるポークビンダルをお届けいたしました。
 ポークビンダル、ここ数年でずいぶんあちこちで見かけるようになりましたよね。なんと言っても特徴は酸味。初めて食べたときはずいぶんと驚いたものですが、酸味とスパイス感の絶妙なポークビンダルは病みつきになりますね。
 今回は豚肩ロース肉をバルサミコ酢とスパイスとココナッツミルクで漬け込みまして、豚肉の旨みが程よく引き立ったところをスパイスとハーブで華やかに仕上げました。ついに前日に仕込みのためだけに幡ヶ谷へ行くようになってしまいました。笑
 初めてのメニューでしたが、個人的に家でいろいろと試作をしてきただけあって、かなり上出来に仕上がったんじゃないかと思います。定番のチキンカレー、そしてこちらも安定のトマトと玉ねぎのアチャールも作りましたが、それぞれ単品でも納得いく仕上がりでしたし、それらを合いがけにして混ぜ合わせたときの完成度は我ながら素晴らしかったですね。このポークビンダルも定番としてずっと作っていきたいなあ、と思いました。

 さて、ライブのほうは、今回は山形から海谷咲良さんをお迎えいたしました。
 咲良さんを形容するのにどういう言葉が良いんだろうと、告知のときからずっと考えていたのですが、ついぞぴったりと来る言葉は見当たらず。この日のステージもしっかりと目に焼き付けましたが、いざその感想を言葉にしようとすると、やっぱりどう表現したらいいのかわからなくなってしまって、つい「独特の世界観」みたいな常套句に逃げてしまいます。でも、きっとそれが咲良さんのアーティストたる所以であり、咲良さんの表現の根源なのでしょう。彼女のステージを観られて良かった、と思います!
 さらにロクドゴブからは榊将太朗、ちゃんと対バンするのは久々な気もしますが、パワフルに見えて繊細な彼の表現も、やっぱりそれが彼のアーティストたる所以なんだな、つまるところ弾き語りの表現というのはヒューマニズムなのかな、なんだかそんなことを思った夜でした。

 はてさて、そんな感じで無事に10年目のカレー感謝祭も秋、冬、春、夏と終えることができました。
 いよいよ次回は記念すべき10周年記念!2015年9月に始まったカレー感謝祭、あれから10年間、たくさんのミュージシャンと幡ヶ谷のスーパーマーケットに支えられて、季節と玉ねぎを刻み続けてまいりました。作ってきたメニューの数もずいぶん増えまして、梅しそカレーそうめんみたいな血迷ったメニューもあれば、厨房でひろしさんが「うめえ!」と声をあげるような名作もありました。最初は冗談みたいな企画だったような気もしますが、10年間、よく投げ出さずに真面目にやってきたなあとも思います。
 次回、10周年記念は、10月19日(日)に決定しました。やはり記念すべき回ですから、ここはワンマンでやらせていただこうと思います!そして、オープニングゲストとして、毎回一緒にメニューや味のアイデアなどを考えてくれたり、野菜や肉を切ったり下ごしらえを手伝ってくれたりと、文字通り二人三脚で一緒にイベントを作ってくれてきた水野裕志を迎えて歌ってもらおうと思っております。
 カレーのほうは、この10年間の集大成ということで、カレーや副菜を10品目揃えたカレープレートをご用意しようと思います!これはもうスペシャルすぎるカレー感謝祭になること間違いなし!ぜひご期待ください!
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春のカレー大感謝祭2025

2025年04月21日 00時50分09秒 | ヒロチカレー
 先週日曜日は春のカレー大感謝祭でございました。
 カレーを2種類仕込むのもだいぶ慣れてきまして、カレーも時間の余裕をもって完成させられるようになりましたし、オープン後のオペレーションも完全にお任せできるようになりまして、ライブ前にゆっくりする時間をとれるようになりました。実はこれがけっこう大事で、ライブ前はなんだかんだで考えることも多いし、準備することも多いし、対バンの人のライブもちゃんと見たいしで、ある程度まとまった時間が必要で、以前はここが疎かになってライブに悪影響があることもあったなあという反省点もありました。
 今回はひさびさにひよこ豆のカレーが再登場!インド直輸入のひよこ豆を使ったひよこ豆のマサラカレー、そしてもう一品は春の定番となりつつある、春野菜とチキンのカレーというラインナップに、春らしく菜の花とアスパラのアチャールを添えました。
 今回はどちらも特段変わったことはしていないのですが、ひよこ豆のほうはさすがインド産の直輸入だけあって、香りも味わいもとても豊かで良い豆!ただ単に炊いただけでも美味しく感じるような豆でしたが、その味わいを引き立たせながらもわりとスパイスを効かせて仕上げました。インド料理店にも負けないような美味しいダルカレーになったと思います!
 対する春野菜とチキンのほうは、春になると使いたくなる新たまねぎとタケノコをたっぷりと(新たまねぎはひよこ豆のほうでも使いましたが)、そしてしっかり旨みを引き出したチキンという最強の組み合わせ、これで美味しくないわけがない!という最強のコンビネーションでしたね。こちらももう具材が美味いのでスパイスは基本に忠実にオーソドックスにという感じで、しっかりと美味しくまとめることができました。
 せっかくの春野菜シリーズということで、菜の花とアスパラでアチャールを作ってみました。こちらは本当にスーパーでの思いつきからアドリブで適当に作ってみたシロモノでしたが、これもポテンシャルがいろいろありそうな感じだったので、来年の春にはより美味しい春野菜のアチャールに挑戦したいと思います!

 はてさて、ライブのほうは柴田博、こいけみほの両氏を迎えてのスリーマン。
 なんというか、失礼になってはいけないし言葉を選ぶのがちょっと難しいのですが、とても幡ヶ谷36°5らしい組み合わせ、でもこんな良い内容のスリーマンのライブは、例えばもっと求められても良いんじゃないか。幡ヶ谷だからこそ見られるいうのも良いのだけど、もっともっといろんな人に注目されてほしいなあとも思う。
 音楽的にも、パフォーマンス的にも、人間的にも大好きな二人、そんな二人のステージを40分ずつ堪能したあとの自分のステージ、背筋が伸びました。本当に良い時間、良い戦いだったなあと思います。ちゃんと良い戦いができました。

 はてさて、このカレー感謝祭、いよいよ今年の秋には10周年を迎えます。
 そんな10周年には、ちょっと特別なカレー感謝祭をやろうかなと考えたりもしていますが、そんな記念の回を目前に控えた次回のカレー感謝祭は7月13日の予定です!
 ぜひ次回もチェックお願いします!
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冬のカレー大感謝祭2025

2025年01月14日 23時54分18秒 | ヒロチカレー

 遅くなりましたが、1月4日は恒例、冬のカレー大感謝祭でした。
 年始も年始、幡ヶ谷36°5の仕事始めという日にもかかわらず、たくさんの方にお越しいただけて、そしてカレーを召し上がっていただけて本当に嬉しかったです!
 今回もカレーは2種類!冬のカレー感謝祭のときは定番になりつつある和風出汁を効かせた根菜カレーシリーズは今回はひさびさに「おでん風根菜カレー」が再登板。前回同様、にんじんや大根、ごぼうなどの根菜をメインに、こんにゃくやさつま揚げなどのおでんの定番具材を投入した斬新なカレーですが、しっかりと和風出汁を効かせつつ、スパイスも辛さではなく香りをメインに優しいお出汁の味を引き立てるような使い方を意識しました。珍しくも、良いカレーになったんじゃないかなと思います。
 もう1品は、こちらはしっかりスパイシーなカレーをということで、ひさびさにカレーのカバーに挑戦してみました。僕が個人的にレトルトカレーの中でナンバーワンだと思っている「BOMBAY'S KHEEMA CURRY」、こんなにめちゃめちゃ美味いのに、浜松市内の遠鉄ストアのみで、しかもまったく特別感なくひっそりと売られているだけという幻のレトルトカレーですが、何年も食べ続けてきて味の要素がだんだんわかってきたのと、アイデアが閃いてしまったので、このカレーの再現にチャレンジしてみました。スパイスの使い方もさることながら、味のポイントはパプリカとケチャップで、かなり再現度は高かったんじゃないかなと思っております!もちろん元ネタのレトルトカレーを知らない方がほとんどだったと思いますが、そうでなくても非常にクオリティの高いキーマカレーができたんじゃないかな。会心の出来だったと思います!

 ライブのほうは、1年前の千葉ANGAのライブで初めて対バンさせていただいて撃ち抜かれてしまった湯野川広美さんをお誘いしました。
 なんと言うか、歌うたいにもいろんなタイプがいて、いろんなキャラクターがあって、いろんな歌を歌っているわけですが、たとえば人類愛とか、世界平和とか、そういう大きなテーマを歌って様になる人ってあんまり多くないと思うのです。僕も今のところはあんまりそういうテーマは様にならないというか、身の丈にあっていない感じがして、なのでとてもうらやましいなあと思うのですが、湯野川広美さんはそういう壮大なテーマが様になるというか、人間のアイデンティティを揺さぶるような声というか、音楽の根源を揺さぶるパフォーマンスというか、世界を持っているアーティストだなあと思うのです。それでいて今回は長尺だったおかげか、チャーミングな面も垣間見れたりして、本当に良い時間だったなあと思いました。
 オープニングアクトには水沼遼太君が出演してくれました。まだ若い歌うたいですが、親御さんの影響で野狐禅を聞いていたようで、それに触発されてミュージシャンを目指して上京したとのこと。そんなことを言っていただけるなんて、ミュージシャン冥利に尽きますね。いろいろあったけど、頑張ってやってきて良かったなあと思います。音楽的には野狐禅のフォロワーという感じではなく、ちゃんといろんな音楽を飲み込んで自分の要素として音楽をしてるのも良かった!
 そんな二組のライブを受けて、僕自身も今の自分として一番自信のあるセットリストで50分挑ませていただきました。去年の年末くらいから怒涛のライブラッシュが続いていて、ランナーズハイみたいなちょっとしたハイ状態が続いていたような感覚があって、すごく自分の中でライブがより研ぎ澄まされたような、一段上のステージに上がることができたような手応えがありました。そんな感覚を残したまま、渾身のステージができたような気がします。もちろん、まだまだ技術やセンスなど、勉強しなくちゃいけないことは山ほどありますが、でもこうした手ごたえを一つ一つ確実なものに変えていきながら、よりミュージシャンとしても成長していきたいと思いますし、その先にはいつか僕も何かしらの世界を描けるような歌うたいになりたいなと、その日を目指して鍛錬を続けていきたいと思います。

 さてさて、今回も良いカレー感謝祭になったと思いますし、ご来場いただいた皆さんにも嬉しいお言葉をたくさんいただくことができました。10年目に入り、いよいよイベントとしても円熟味を増してきたようにも思います。次回も良い音楽とカレーをお届けするべく頑張ります!次回の春のカレー感謝祭は4月13日に決定しました。ぜひチェックをお願いします!
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秋のカレー大感謝祭2024

2024年10月26日 00時23分33秒 | ヒロチカレー

 先週土曜日は幡ヶ谷36°5、恒例のカレー感謝祭でした。
 前回よりカレーメニューを2種類に増やしておりますが、今回は以前に作って好評だったマトンキーマカレー、バターチキンカレーを復活。マトンカレーは個人的にはめちゃくちゃ大好きなのですが、なかなかどうしてクセも強い肉なので、メニューが1種類の頃はなかなか踏み切れませんでした。今回は満を持しての堂々復活と相成りまして、幡ヶ谷36°5もマトンのブロック肉をミンチするライブハウスの名を欲しいままにしております!笑
 前回からさらにパワーアップして、マトンの旨みだけを引き立てるべく使ったスパイスは実に17種類、おかげさまでこれはもう完璧に近いものができたんじゃないかなあと自負しております。これは店出して良いレベルなんじゃないかなあ。そもそものマトン肉が美味い肉だったというのもあると思いますが、これだったら世の中のカレー屋さんとも勝負できるんじゃないかなと思いました。
 バターチキンカレーのほうは、幡ヶ谷から成城石井が撤退してしまったため、前回使ったバターが買えず、違うバターを使って作りまして、個人的にはちょっと味の方向性がぶれてしまったかなあという気はしました。美味しくできたとは思いますが、もう少しブラッシュアップしたいレシピですね。

 ライブの方は、前回体調不良で無念のキャンセルとなった島崎智子さんが早速のリベンジ登板ということで、9周年記念のこの日にツーマン対決に応じてくれました。
 このイベントの告知の記事でも書きましたが、例えばこういう形で出演者を紹介しようとしたときに、世の中にはミュージシャン、シンガーソングライター、ピアニストといろんな冠がありますが、島崎さんについては、もうこの人はアーティストと呼ぶしかないな、こういう人のことをアーティストと言うんだなあと思わざるを得ない、そんな人だなと思っております。
 この日も、本当に嘆息してしまうくらいに、島崎さんはアーティストでした。あの50分間は、間違いなく島崎さんの世界だった。その中で縦横無尽に感情を振り回し、描き切り、支配していた。本当に素晴らしく、贅沢な時間だったなあと思います。
 そんな島崎さんのライブを受けての僕のステージ、同じことをやって敵うわけはないのだけど、自分なりに感情を揺らして、自分なりに純粋に、素直に、50分やらせていただいたつもりです。
 本当に楽しく、幸せな時間でした。9周年にも花を添えていただけました。皆さんありがとうございました!

 いよいよ10年目に突入したカレー感謝祭、来年の秋に何をやろうか?なんて話も出てきたりもしてきましたが、とは言えまだまだ焦らずじっくりと!10周年に向けて、ひとつひとつしっかり良いライブ、良いカレーを積み重ねていけたらと思います!
 次回のカレー感謝祭は、年明け1月4日の夜に決定しました。お正月の暴飲暴食で疲れ切った胃袋にも優しいカレーと、お正月の暴飲暴食も乗り切ってなおまだまだいけるぜと鼻息の荒い胃袋に真っ向勝負を挑むようなカレーにしようかな?笑
 なにかとご多用な時期かとは思いますが、ぜひたくさんの方にお越しいただけたら嬉しいです!
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夏のカレー大感謝祭2024

2024年08月05日 02時02分06秒 | ヒロチカレー

 だいぶ遅くなってしまいましたが、7月21日は恒例のカレー大感謝祭でございました。
 告知のブログにも書きましたが、新たなチャレンジということで、今回よりメニューを増やしてカレーメニューを2種類にしまして、お好きなカレーを選べるほか、あいがけもご用意させていただきました。
 もうだいぶ慣れたとは言え、カレーを2種類同時に仕込むのは初の試み。ある程度シミュレーションもして手順は整理して臨んだものの、地味に鍋の置き場に困ったり、調理中の食材を一時的に退避させなくちゃいけなくなったりと、種類が増えたことで考えなくちゃいけないことが増えたりもして、カレー屋さんの大変さを改めて肝に銘じた次第であります。
 ですが、シミュレーションの甲斐あって、無事にカレー2種類の仕込みに成功!もはや定番となったインド風チキンカレーの元祖ヒロチカレーもいつも通りの美味しさに出来ましたし、新作の和風出汁グリーンカレーも、出汁の風味を活かしつつ、バイマックルーの特徴的な香りを活かしたエスニックな風味のカレーに仕上がりました。和風出汁グリーンカレーは、いろいろとアレンジのし甲斐がありそうで、すごく化けそうな雰囲気がありますね。ガラムマサラのカルダモン系の爽やかな香りもよくマッチしたなと思います!

 ライブのほうは、島崎智子さんが体調不良のため出演キャンセルとなりまして、急遽、代打でこいけみほさんが出演してくださいました!もともとこの日は来てくださる予定だったということで、ダメモトでお願いしましたが、島崎さんへの想いも乗せながら、ステキなライブをしてくださって本当にありがたかったです!
 リョウちんも相変わらずの熟練のステージ、僕の「センチメンタル」のカバーもしてくれました。嬉しかったなあ。
 それぞれの想いが詰まった引き締まったステージを観ながら、わたくしも自分のステージをしっかり丁寧に。しっかりと感情を込めて歌えたんじゃないかなと思っております。

 カレー感謝祭をよりパワーアップさせたい!新たな風を吹かせて、もっとたくさんのお客さんに足を運んでいただける、楽しんでいただけるイベントにしたい!ということで店長水野裕志さんとも話し合って、新たなステージに突入すべく挑んだ今回のカレー感謝祭。おかげさまで、たくさんのお客さんに足を運んでいただけて嬉しかったですし、カレーも好評いただけて良かったです!
 今回だけではなく、今後もこのクオリティを維持していきたいと思っておりますので、ぜひ次回も楽しみにしていただけたらと思います!次回は10月19日、また2種類のカレーでおもてなししたいと考えております!ぜひチェックしてください!
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春のカレー大感謝祭

2024年05月23日 01時27分45秒 | ヒロチカレー
 だいぶ経ってしまいましたが、4月27日は恒例のカレー感謝祭でした。
 今回はもう長いお付き合い、わたくしのソロ活動の黎明期からずっと仲良くしてくれている、キナコさんとてふてふさんの両名をお迎えしました。キナちゃんとてふちゃんもだいぶ前からのお付き合いということで、お互いにその縁に特別な想いを感じながら、リハーサルから和気あいあいとやらせていただきました!

 今回のカレーは、以前に初台「きんもち」のカバーとして作ったカレーをリアレンジ、きんもちのカレーっぽさも残しながら、僕なりにスリランカカレーへのアプローチを考えて、かつおと昆布の和風だしとスリランカのモルディブフィッシュの合わせ出汁で味を調えてみました。親しみやすくもちょっとオリエンタルな雰囲気のある独特の出汁の風味に、優しくもちょっとだけ刺激を加えるようなスパイス加減。優しい出汁の味わいは前面に出たままかき消すことなく、どうやってコクや旨みを持ち上げてカレーとして成立させるか難儀でしたが、最終的には和の調味料、醤油の隠し味の力を借りて、非常に良いバランスでまとまったと思っております!

 ライブのほうは、てふちゃんもキナちゃんもいつも通りのライブを炸裂させてくれましたし、その中でお互いの出会いや思い出の話もとても嬉しかったです。
 思えばてふちゃんともキナちゃんとももちろん仲は良いですが、仲が良いと言っても別にいつもつるんでいたり、頻繁に連絡を取るようなことはなく、どちらかと言うとわりと接点は少ない方だと思います。そういう意味では2人のことは全然知らないことも多いですが、なんとなく音楽への取り組み方とかは似てるんじゃないかなあとおこがましくも思ったりもします。それぞれ確固たる自分の音楽があり、そこに邁進し続けて進化し続けている2人が、こうして僕のイベントで邂逅してくれたのが本当に嬉しかったです。
 「このメンバーでまたやりたいね」なんて話が出るイベントはほぼ確定で良イベントですが、この日もこの3人でまたやろうという話になりました。東京でやるのも良いし、神戸でやるのもまた良いですね。ぜひまたご一緒させていただきたいです!

 このカレー感謝祭もなんだかんだで長く続けさせていただいております。
 もともとはライブに足を運んでいただくきっかけの一つとして、そして美味しいお酒や料理と共にカレーも楽しみながらライブの時間を過ごしてもらえたらということで始めたこの企画、これまでもいろんな創作カレーで楽しんでいただいてきたつもりです。その気持ちは今も変わっていないのですが、ただちょっと最近はマンネリとまでは言いませんが、ここらへんでよりパワーアップしてまた新鮮な楽しみを提供できたらなと思いまして、次回からカレーを2種類用意してお届けしたいなと思います!
 次回は7月21日の日曜日、お昼のライブとなりますが、この日からメニューに2種類のカレーを並べたいと思います!
 初回なので、定番の初代ヒロチカレーのチキンカレーと、もう一つは和風出汁を使ったちょっとエスニックなカレーを作ってみようと思います。どうぞお楽しみに!
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冬のカレー大感謝祭2024

2024年01月23日 23時58分57秒 | ヒロチカレー

 改めまして、週末土曜日は恒例のカレー感謝祭でした!
 新年一発目のカレー感謝祭は、ヒロチカレーが食べたい!と熱望してくれたaroさんと、去年のツアーでも僕のカレーの講釈を我慢して聞いてくれた(笑)りさボルト&Hysの二組に出演していただきました!
 aroさんと言えば海外、特にカンボジアにも渡って活動をしていますから、せっかくなのでカレーでリスペクトを表現してみよう!ということで、今回のカレーは「妄想カンボジア風カレー」と名付けました。
 とはいえ、タイはあるけどカンボジアには行ったこともないし、カンボジア料理にもそんなに明るくないし‥‥と逡巡していたのですが、まあなんか適当に雰囲気で作ってみよう!ということで、ネットで見つけたカンボジア料理のレシピを参考にしながら試作しまして、なんとなくそれっぽい気がする美味しいカレーができたので、妄想だけで「きっとカンボジアのカレーってこんなんだろう」という意味を込めて「妄想カンボジア風カレー」とさせていただきました。
 高円寺には、インドに行ったことはないけど妄想できっとインドのカレーってこんなんだろう、というカレーを出すというコンセプトの「妄想インドカレー」ネグラさんというお店がありますが、ネグラさんへの敬意も込めて、同じ考え方でやらせていただきました。笑
 カンボジアっぽいかどうかはさておき、モルディブフィッシュやナンプラー、塩麹といった複数の旨みを重ね合わせて、不思議な多国籍感のあるエスニックさを出すことができたんじゃないかなと思います。スパイスもやや趣向を変えて、独特のコクのある甘みをアクセントにしたのも、なんとなく東南アジアっぽいかなーという気がします。わかんないですが。笑
 かなり変わり種のカレーになりましたが、なかなかに唯一無二の面白く美味しいカレーになったかなと思います。これはもうちょっとブラッシュアップしたいかな。ぜひまたやりたいと思います!

 ライブのほうは、りさボルト&Hysがトップからガツンとほとばしってくれて、aroちゃんが空気をガラっと塗り替えて、2組が十二分に持ち味を発揮してのしんがり、本当に痺れましたが、僕は僕でガツンと、全力でやりきりました。
 去年までの鉄板セットリストも、去年書いた新曲がちょっとずつ育ってきて、徐々に新しい鉄板セットリストに生まれ変わりつつあります。まだ発展途上かもしれないけど、今の最強のセットリストで臨めたんじゃないかなと思います。
 ライブのほうも、歌い方、表現の仕方の試行錯誤はいつものことですが、自分の中でいろいろと手応えがあって、会心のライブができたんじゃないかなと思っています。実際のところ、お客さんにどう届いているのかは永遠にわからない部分もありますが、でも積み重ねた試行錯誤の上に、着実に進化はできているんじゃないかなと思います。
 次回、春のカレー感謝祭は、4月27日に決定しました。ぜひチェックしてくださいね!
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秋のカレー大感謝祭2023

2024年01月22日 23時39分39秒 | ヒロチカレー

 週末土曜日はカレー感謝祭でした!
 というわけで、その振り返りをしようと思ったら‥‥なんと、前回の振り返りをするのをすっかり失念してしまっておりました!
 今さらではありますが、カレーの記録だけでも振り返っておこうかなと思います!スイマセン!

 秋のカレー大感謝祭2023は、10月7日の開催でして、北海道から武田英祐一がやってきて、一緒に「負ケズ嫌いの夢見心地」ツアーの真っ最中でした。えーすけを迎えるべく関東6か所、それぞれお店や企画者の皆さんの力も借りつつ各地見ごたえのある好ブッキングが揃う中、幡ヶ谷36°5でレギュラーで開催しているカレー感謝祭も負けてはいられまいと、タマキングに出演をお願いしての激突スリーマンで企画させていただきました。
 この時期、映画音楽の制作も佳境を迎えていて、さらに新曲チャレンジも大詰めの頃でしたので、そんな中でのこの骨太な6日間は、比喩じゃなく頭が痺れるような感覚がありました。それでも逃げずにすべてに真っ向からぶつかって、結果としては見事にやりきることができたことは、僕の中で非常に大きな経験となったと思います。

 ただ、さすがに新しいカレーのレシピを開発する余裕はありませんでしたね。笑
 この日のカレーは「鶏のまほうの鶏カレー」ということで、スタンダードなヒロチカレーをベースに、鶏むね肉のキーマともも肉の鶏づくしで、ヘルシーかつパワフルな感じで作りました。
 メニュー名としては、武田組の「夜のまほう」という曲と、タマキングの「魔法のうた」という曲に敬意を表してのネーミングだったんですが、たぶんあんまりちゃんと伝わってないですね。まあ、しょうがないです。笑

 この日の新曲は「歌声を超えてゆけ」。8月にりさボルト&Hysと一緒に廻ったツアーのタイトルを拝借しまして、このツアータイトルから想像を膨らませて書きました。これもりさボルト&Hysとのツアーがあったこそで、大好きな人たちとの縁が随所にあふれた夜でしたね。この日の初披露で、嬉しい手応えがあったことも記憶に残っておりますし、今は徐々に1軍に定着してきているのも嬉しいです。
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夏のカレー大感謝祭2023

2023年07月19日 00時49分46秒 | ヒロチカレー

 昨夜は恒例カレー感謝祭でございました。
 ちょうどこの日は祝日、海の日ということで、それにちなんでシーフードを使った「海の日ロチカレー」をご用意いたしました。
 いかんせんネーミングセンスがアレですが、この連休が非常にバタバタしてまして、疲れが溜まってたんだなと思って大目に見てください。笑
 使ったのはアサリとエビ。たっぷりのアサリでしっかり出汁をとりましたならば、もうそれだけで何も加えなくても十分美味い!という濃厚なスープが出来上がりまして、そうなればもう勝ちは決まったようなものですね。出汁の旨みを決して邪魔することなく、それでいて最大限にその良さを引き立てるようにエッジを効かせたスパイス使いで仕上げてみました。
 前回の牛すじのカレーも同じような考え方で作ってみましたが、このあたりの、出汁をしっかり味わえるように引き立てつつ仕上げていくようなスパイスの使い方は、自分の中でひとつ公式みたいなものが出来たような気がします。
 まあでも、これはもうやはりアサリはウマイ!ということに尽きますね。笑
 今回も美味しく作れて良かったです!

 ライブのほうは、柴田博、陣内和生という大人な両名を迎えてのスリーマン。僕が最年少というのも珍しいですね。
 柴田さんはプロ野球ナイト等でもよくご一緒させてもらっていますが、よく対バンさせていただく弾き語りのミュージシャンの中では一二を争うくらいに声が大好きでして、あの声で歌えたら気持ちいいだろうなあといつも思いますし、その声の良さを活かすようなメロディや言葉の選び方も秀逸だなあと思います。
 陣内さんとはなんだかんだで長いおつきあい、でもちょっとお久しぶりでしたが、陣内節とでも申しましょうか、陣内さんらしい客席の巻き込み方は健在で嬉しくなりましたし、みぶーさんとの息もピッタリで、楽曲の世界観を立体的に彩るパーカッションと、それに呼応する陣内さんの熱量は圧巻でした。
 このイベントは本当に対バンに恵まれてきたという話は以前にも書かせていただいたと思いますが、今回も本当に良いブッキング、刺激的で素晴らしいライブを見せていただきました。
 わたくしも二人に負けるものかと、全力でしっかり燃えながらも、緩急も意識してみました。最近はスローな曲、静かな曲の表現で細かいところをいろいろ変えてみたり、試行錯誤してみるのが楽しいですね。もっともっといろんな面でレベルアップしていきたいと思って取り組んでおりますが、今回はそれが少し結果になって表れたようにも思います。

 そして今月の新曲は「それぞれの場所で」。
 旅をしている中で思うこともいろいろありますが、旅の想い出の大部分は、そこで対バンしたミュージシャンだったり、お店などのスタッフの人だったり、お客さんだったり、ひょんなことから仲良くなったカレー屋の店員さんだったりと、街そのものというよりは、そこで出会った人の想い出が占めているように思います。
 一期一会かもしれないし、あるいは深く長いつきあいになるかもしれないし、どういう付き合いになるかはわからないけど、いずれにせよ、その土地土地で思い出すのはその街で出会った人たちの顔です。カレー屋さんも思い出しますが。
 また会いたいなあと思っている人になかなか会えなかったりすると淋しく思ったりもするけれど、でも元気にその人の人生を頑張っているのなら、それはそれで良いことかなとも思ったりします。
 ちょっと歌詞の譜割りやリズムの載せ方が難しい部分もあるのですが、これも旅の中で歌いこんで、じっくり育てていけたらと思います。

 今回も本当に充実した良い夜になって、こんなイベントを続けて来られるのもシアワセなことだなと改めて思います。本当に皆さんありがとうございました!
 次回のカレー感謝祭は10月7日、武田英祐一との「負ケズ嫌いの夢見心地」ツアーの中の一日として、ゲストにタマキングを迎えての灼熱のスリーマンでお届けいたします。この対バンは必見、満席必至の夜になるんじゃないかと思います!ぜひお早目のご予約をお願いいたします!
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春のカレー大感謝祭2023

2023年04月27日 01時12分41秒 | ヒロチカレー

 土曜日は恒例、春のカレー大感謝祭2023でした。
 ここのところ、定番メニューのリアレンジが続いておりまして、そろそろ新しいメニューを作ろうかなと思いまして、今回は「牛すじと和の心のスリランカ風カレー」をお届けいたしました。
 牛すじ肉を使ったのも初めてですし、組み立て方も今までとはだいぶ違うものになっているのですが、結果的には非常にうまく行ったんじゃないかなと思っております。
 牛すじ肉をしっかり柔らかくなるまで煮込んで、その美味しさを引き立たせるために、昆布とカツオからとった和風の出汁とモルディブフィッシュを合わせた特製の出汁と牛肉のスープを合わせました。このスープが見事にハマったので、スパイスも主張は控えめに、かつご飯が進むようにエッジを効かせつつ、これもまた絶妙なバランスでハマってくれたなと思います。
 また、いつもはホールスパイスの香りを油に移したり、辛味を油に抽出したりするのですが、今回はそもそも牛すじからしっかりとしたコクと旨みが出るので、油をほとんど使いませんでした。旨みがガツンと出ているのに、くどくなくスッキリとした感じに仕上げられたのも、今回のポイントかなと思います。
 いやー、やはり手間暇かけただけあって、美味かったですね。毎回、ライブ後に自分の作ったカレーを自画自賛しながらいただくのですが、今回のは本当に美味かったなと思います。笑

 ライブのほうは、今回はピアノ祭り。全員がピアノ弾きという対バンでしたが、やはりそれぞれアプローチの違うステージで、とても刺激になりましたし勉強になりました。こういうとき、トリでピアノを弾くのはイヤですね。笑
 ストレートで卓越したボーカルで最初から引き締めてくれた石井誠二さん、毒っ気や危うさも内包した世界観とそれを操るスキルで空気を変えていった味可さん、一体どうしたらあんな曲が作れるのか、幻想的な世界観でまたしても空気を支配していったやはたえみさんと、本当に見入ってしまうステージ続きでした。
 こういう時、僕は僕で自分の世界観で勝負しようとするのだけど、例えば自分の中で鉄板の勝ちパターンでぶつかっていくのもひとつの作戦でしょうし、こういう時こそいつもと違うパターンでぶつかっていくことが自分の世界を広げることにつながるんじゃないかという考えもあり、毎回毎回本当に悩みます。今年に限っては、必ず新曲をやるという縛りがあるので、そういう点ではちょっとはラクになっているのかもしれません。笑
 今月の新曲は「背中」というタイトルにしました。
 18年前、はじめて親になり「黎明」という曲を書きましたが、その時に生まれた長男もついに成人しました。もう子供じゃなく立派な大人になったという気もしますし、でもやっぱり子供はいくつになっても子供という気もします。大人に変わってしまった、と思うような一面もあったりしますが、たぶん変わってゆくのではなく、大人としての自我や振る舞い、思惑、そんないろんな要素をどんどん吸収して、そうして大きくなってゆくんじゃないか、そんなことを思ったりしながら歌詞を書きました。
 当然ながら弾き語りで披露いたしましたが、個人的には、コーラスを多重録音して重厚なサウンドにしたいなというイメージがあります。アレンジももうちょっと凝りたいかな。はやくレコーディングしたいですね。

 今回も本当に楽しくて楽しくて、本当に幸せな一日でした。ご来場いただいた皆さん、共演してくださった皆さん、店長ひろしさん、本当にありがとうございました!
 次回は7月17日(月・祝)に夏のカレー大感謝祭をやります!今からスケジュールをチェックしておいてください!
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