ハマノヒロチカブログ

ピアノ弾き、ハマノヒロチカの雑記的ブログです。

暮れのご挨拶

2018年12月31日 17時44分30秒 | 日記

 今年もあっという間に年末でございますわね。
 なんだか、年末感をついぞ感じることのないまま、この年の瀬を迎えてしまった気もします。

 おかげさまで12月も本当に忙しく過ごさせてもらいまして、ライブやら何やらに奔走しながら駆け抜けました。今年はアルバムの発売もできたし、全国あちこちにツアーで歌いに行ったし、まあ間違いなく充実した一年だったと言えるでしょう。
 毎年毎年、年末にその年を振り返りながらブログを書き連ねて、それだけ僕の唄うたいとしての旅も年月を重ねているわけですが、まあ凡庸な言い方ではあるけれど、毎年ちゃんと前進し続けられているなと感じられていることは、本当に幸せなことだなと思います。まあ視点を変えると、あんまりやってることは変わってないというようにも言えるけれども、心の中では大きく変わっている部分があるし、客観的に見ても、前よりも良くなっている部分もちゃんとあると思う。
 で、そんなことを言いつつも、たぶんそんなものは些細なことで、なかなか変わらない世界と、大きく変わっていく世界を両方感じながら、その狭間で、どちらにも振り落とされないように必死に過ごす毎日を生きていくんだろう。

 ただ、二枚目のアルバムを出して、そのツアーを廻ってという中で、自分の歩みが、より自分らしい歩みになったのかなと、それは本当に良いことだなと思っています。

 全国いろんなところに行って、いろんな人に助けてもらったり、支えてもらったり、そういうご縁にも本当に感謝の尽きない一年でした。ライブのひとつひとつ、対バンのひとつひとつ、客席のひとつひとつ、どれをとっても、ああ今日このためにスケジュールあわせてくれて、練習してくれて、楽しみにしてくれて、期待してくれて、そうして今日この空間を一緒に過ごしているんだなと、そんなこんなが本当にありがたい。矢野さんのコメントじゃないけど、歌もへったくそだし、ピアノだってうまくもないし、そんなオッサンの弾き語りを、楽しく嬉しく大切な夜に変えてくれる皆さんの愛情に心より感謝いたします。


 この年になると、毎年毎年、そう新しい目標はできないけど、その代わりに、毎年毎年、ずっと見ていたものがどんどん確かになってくる。
 そこへ向かって、来年も変わらず精進精進の積み重ねだと思います。


 ひさびさにゆっくりと休みと言うことで散歩しましたが、天気はいいけど東京は日陰ばかりでねぇ。ゆっくり日向を歩きたいな。
 今年はいろいろあって年末帰省の予定がなくなって、まあそれはそれ、のんびりと正月を過ごします。
 みなさん、良いお年をお迎えくださいね。
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1月31日(水) 新井薬師前 ナカノステレオ「生きるって素晴らしい #1」

2018年12月27日 23時50分06秒 | ライブ告知

 1月31日(水) 新井薬師前 ナカノステレオ「生きるって素晴らしい #1」のフライヤーが届きました。
 来年、渋谷DUOにてワンマンを行う陣内和生さんの応援イベントということですが、僕のワンマンも応援していただけるように頑張りますよ!笑
 もちろん熱い皆さんのライブもそうですし、アップライトピアノが弾けるのも楽しみです!ぜひお集まりくださいませー!
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「Wonderful World」全曲レビュー#1 流れ星

2018年12月02日 16時34分14秒 | レビュー

 今年リリースのセカンドアルバム「Wonderful World」も、リリースから半年が経ち、今年の遠征もほぼ終わりまして、まだ廻れていないところはありつつも、ある程度は全国の皆さんの手にも行き渡ったのかな、なんて思っております。
 ライブ会場ではありがたいことにコンスタントに売れ続けておりまして、本当にありがたい限り。
 ただ、中にはもう半年以上前に手に取ってるし、まあ最初は聴いたけども、最近は新鮮味の無くなってきているし、新しいCDもいっぱい出てるし、そろそろブックオフに……という方もいらっしゃるかもしれません。
 ……ちょっと待った!!
 そんなアナタのために、また新鮮な気持ちでアルバムを聴くことができるかもしれない、全曲セルフレビューをお届けしたいと思います!……という、最後の青春のときと同じ導入でスイマセン。


 まず1曲目は「流れ星」。

 ライブでも導入で歌うことが多いですが、本当に流れ星が降ってきたかのように、イメージが急に湧いて出てきたような歌です。1番だけで終わってしまうのも良い。
 この曲を書いたのは、歌詞にもある通り、本当にちょっと疲れているときだったのですが、それを無理にどうこうすることなく、そのときの気持ちが素直に歌詞になったような気がしています。何を訴えるとか、誰かを助けるとかではなく、ただただ、寄り添うだけ。でも、ただ寄り添うだけだからこそ、そんな存在にできることがある。そんな歌なんじゃないかなと思います。

 今回はAPIA40でレコーディングさせていただきましたが、その最大のメリットは、なんといってもグランドピアノをちゃんとプロのエンジニアさんに録ってもらえるということ。なので、なるべくピアノだけで十分なところはピアノだけで、弾き語りの一発録りで録音したい、と思っていました。
 ……「最後の青春」のときは、絶対やりたくなかったんですけどね、弾き語りの一発録り。
 歌がうまくなったとか、自信がついたとか、そういうのは多少はありつつも、蝸牛の歩みだな、とは思います。ただ、前回「最後の青春」で、どうにか自分の歌をあれやこれやレコーディングしてみて、やっぱり弾き語りでしか表現できないものもあると再認識しましたし、一発録りの修正なしのそのまんまの説得力というのも再認識しました。
 腐ってもピアノ弾き語りの端くれとして、今回は、そういうものをちゃんと表現しよう、曲がりなりにもこれで歌い続けてきて作るアルバムなんだから、そのままが良いものはそのままを出そう、というのを心に決めて取り掛かりました。
 「最後の青春」では、ミックスなども自分一人で決めてやりましたが、そのままが良いのかどうか、という部分では、ついぞ自分では最適解がわからないままでした。今回、エンジニアをお願いしたマリエさんは、APIA40での僕のライブも何回も見てくれて、僕が好きな音ややりたい表現も理解してくれていたので、その部分のジャッジも、ずいぶん頼ってしまいました。でもその分、信頼している人のジャッジなので、僕も思い切ってやりきることが出来て、この選択は正しかったなと思っています。

 シンプルにピアノと歌だけで、たった2分間の流れ星。
 すごくイメージ通りに、夜空を流れるように録音できたと思います。
 自分の弾き語りの音源で、初めて気に入ったものが作れたかもしれない。大切にしたい歌です。
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