この週末、北海道から両親が東京に来ていまして。
これがまた、僕が東京に来てからの18年間で初めてのことでして。
高校卒業とともに家を出たのが18歳、それから紋別、札幌、東京と居を移してきましたが、両親が家に遊びに来るなんてことは今までなかったので、嬉しいやら、どうすればいいやら、なんかもうソワソワしちゃってね。
ベタに浅草とか、スカイツリーとか、教科書みたいな東京観光にも連れていったりなんかして。
まあ、荷物もあったし、もともと北海道の田舎生まれの両親、人混みにも疲れ気味だったので、あんまり長居もできませんでしたが、それでも見たかった景色が見れて、喜んでもらえて、こちらとしても一安心。
孫たちにもひさびさに会えて、いろんな話もできて、良かったんじゃないかなあと。
いくつになっても親は親、子供は子供なんて言いますが、なんかまあホントにその通りでね。
あれやこれやと事細かに近況やら何やらを話してくれる母と、わりと寡黙でマイペースな父と、そんな二人をもてなしながら、この関係性は、ホントにいくつになっても変わらないなと、しみじみ思いました。
子供の頃は、親ってこんなんなんだ、大人ってこういうもんなんだ、なんて漠然としか思っていなかったし、なんなら、いつも完璧ですごいなあ、大人になると完璧になるんだなあ、ぐらいに思ってたものですが、この年になると親としての生き方も少しはわかってくるもので、今にして思えば、この二人もきっと不器用で、いろんなことに戸惑ったり悩んだりもしただろうに、親としてしっかり振舞いながら、必死に育ててくれたんだなぁ、なんてことを改めて思ったりもしますね。
あとどれくらい、こんな時間を過ごせるのかもわからないけれども、願わくばいつまでも元気でいてほしいです。
長寿の願いを込めて、ってわけじゃないですが、せっかくなので江戸前の名店の蕎麦を。永坂更科布屋太兵衛の鴨南蛮そばをいただきました。