KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

福島花の旅・Ⅰ

2015年04月25日 | 旅行
二泊三日の、多分人生最後になるかも、というロングドライブ。一応、結婚五十年の記念にということで思い切った。
行ったのはは東京生まれの夫が幼児に疎開したこともあり、母方の祖母と叔母が住んでいて今も従弟の住む福島にした。墓参も兼ねて。私はもう10年以上行っていない。
今は、家から15分ほどの中央高速に入れば、東北道まで高速道が繋がっているという、何とも便利な時代になった。東北道で安達太良山が見えてくると、私にも懐かしくなってきた。
結果として、三日とも天気にはとても恵まれた。ちょっと暑いくらいで。

一日目は、途中で磐越道へ入り、三春の滝桜を見に寄ってみた。
例年ならばちょうど満開か、落花の始まる頃、でも今年は一週間も早く開花してしまい、ライブカメラで確かめていたのでもう散ってしまったということは知っていた。
それでも、少しは残っているだろう・・と。
前日の雨と大風で、殆ど散ってしまっていた。でも1000年という古木の雄姿はさすがで。
近くではズームレンズをはみ出すのでまずは広角レンズで。


そのあと、ひとまわりして色々な角度から。












桜を遠くまで見に行くのは「賭け」でもある。相手は人の都合に合わせてはくれない。
それもまた、自然には勝てない人間の非力さ。でも、負け惜しみではなく、滝桜の花吹雪を浴びてうっとり。

この日、いちばん気に入った写真は、滝桜の上にある桜並木を見上げてのこの風景だった。


花の旅はまだ続く。

 滝桜その千年のひと日かな  KUMI
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24日まで休みます

2015年04月21日 | 暮らしのつぶやき
桜前線を北へ・・もう東北は通過してしまったようですが・・追っかけてきます。
本当は、夫の縁ある福島へ行く、ということですが、そのついでに桜を、ということで。

みちのくへ桜見にゆく旅鞄  KUMI
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日照不足

2015年04月20日 | 暮らしのつぶやき
天気  曇のち雨

この時期に、大雨と大風・・といってもこちらの方はさほど大風ではないけれど、あちこちで台風のような被害が出ている。
午後は、買い物に出ようと思っていたのを強風と雨の強さに諦めてしまった。
窓の外に見える満開の八重桜が唯一の慰め。

今月はとてつもない日照不足なのだそうだ。野菜の成長にかなりの影響が出ているらしい。
なるほど、そうだと思う。三四日に一日あるかないかの晴天にやっと洗濯物をして、散歩にちょっと出て。
という暮らしで、寒さの長引いたせいもあり、冬物の整理もついていない。以前はクリーニングに出していた冬のコートやセーターも、今は洗濯機のドライ機能で家で出来る。が、干せる日が少ないのだ。
人間も運動不足・日光浴不足。これは、即カルシウム不足につながる。
仕方ないから、カルシウムせんべいを食べてはいても・・

祈りつつ封書投函春の雨  KUMI
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相俣のさかさ桜

2015年04月19日 | 旅行
天気 曇

晴の続かない今年の春、今日はもう下り坂の天気になってしまった。
何だか、昨日の「金婚疲れ」のようで・・贅沢なこと・・外へ出る用もないままに家で過ごした。ひとつだけ、やり遂げたことがあるけれど。

上州の桜の続き。
枝垂桜を見たあと、国道を三国峠へ向かうと、赤谷湖というダム湖がある。東京の水がめの一つで、正確には「相俣ダム」という。分水嶺の雪解けの水を集め満々とたたえてる。
そこのほとりに、樹齢約450年という古木の桜があって、それが満開だった。
実はこの道は30年以上もの間、何十回も通っていて、でもこの桜が咲いているのはたった1回しか見たことがない。それも、かなり散ってしまっていた。
以前に見たときは、もっと白い花だと思ったのに、ピンクのきれいな花でびっくりした。多分、散りぎわに白くなる花なのだろう。
曇天と逆光気味の時間帯で、あまり良い写真にならなかったのが残念。






この桜、越後から三国峠を越えて(今はトンネルであっという間)坂東へ下った上杉謙信の植えたもの、と言われている。
鞭を逆さに差したら芽吹いた、とか。説明の案内に詳しく載っている。


言われの真偽は今さら解らないけれど、古いこの桜を街道沿いの小さな集落の人たちが昔から守ってきたことは確かだろう。
昔は、もっと枝を張っていて立派な木だった。でも、雑草だらけできちんと保存されている風はなかった。
今は、かなり保存に力を入れているようだ。古木桜があちこちで大切にされているのを知って、自治体も気づいたのだろうか。
勢いのあるたくさんの花をつけていたのでほっとした。

分水嶺よりほとばしる雪解水  KUMI  
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五十年

2015年04月18日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

写真のとおりで、今日は結婚してから五十年目。
長くお付き合いしている親しい友人家族から、宅配便でカード入りのお祝の品をいただいてびっくりした。

夜には、若い人たちが仕事の帰路に来てくれて、花と、漆器のワインカップ(ガラス製ではないのでそう呼ぶらしい)を贈ってくれた。


友達から頂いた時計と写真立には、我ら夫婦の誕生石の真珠が飾りになっている。何だかもったいないような・・


五十年が何ごともなく過ぎてきた訳ではないけれど、ともかく、五十年も夫婦を継続していたというのは何年か前の自分には信じられないことだった。
何しろ、夫婦してがん患者・・ま、今は体の表面には出てこないので元気ではあるけれど。
何だか人ごとのような・・でも、良く考えれば凄いことなのかもしれない。

で、今日の献立。朝のうちに夫が掘りたての筍を買いに行ってくれたので、それを茹でて。

筍と鶏肉の信田巻の煮物 筍の姫皮のおひたし 筍ご飯 お刺身盛り合わせ(スーパーで買って皿に移しただけ) 新たまねぎ入りサラダ。


お酒は多摩の地酒の特別発注のふねしぼり。
楽しくおしゃべりして、時間の経つのが早かったこと。
こんなに有難い思いをさせてもらったのでは、まだ元気で生きていかなくては、とつくづく思った。

金婚の朝さへづりに目覚めけり  KUMI
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