KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

師の叱咤

2020年08月27日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

朝の不穏な空。あちこちに一時的なゲリラ雷雲が出来て、降るところには降ったらしい。昨夜はこちらにも雷鳴と雨が来た。台風からの流れ雲がこんな遠くまで来るとは。蒸し暑さが耐えがたい。写真のような空が一日続いた。

人が集まることの出来ない日々で、結社の句会は当然のこと半年以上も休止状態。それを救済するため、主宰が一人5句までを郵送で指導添削してくれる企画をした。東京例会には3年前までは参加していたが、色々あってもう2年以上もご無沙汰のままで、主宰にも会っていない。
せめて郵便での指導くらいは・・と提出したものが昨日返ってきた。


主宰の見慣れた赤ペンの字で、叱咤激励された。
1句はかなり添削されたものの、3句に◎をいただいた。あとの2句はボツ。(句はこれから使うこともあるので掲載は出来ません)
◎をいただいた最後の句に、寡婦暮らしを嘆くようにも読めるもの。それで、叱咤の評になったのだと思う。「多作多捨」はいつもおっしゃること。たくさん読む、たくさん作る。解っていても・・この状況とこの体調では一日一句がせいぜい、という日が多い。吟行句会へ行けないから、などというのは言い訳にしかならない。暇はたくさんあるのだから。
句会にまったく行けない日々、だんだん一人よがりになっているのかもしれない。久々の主宰の叱咤、ありがたいこと。

蟷螂の振り上げし斧いつ下ろす  KUMI

(蟷螂=かまきり)
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4 コメント

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Unknown (小父さん)
2020-08-27 22:46:47
「蟷螂の振り上げし斧いつ下ろす」
ちゃんと理解出来ていませんが、私の歩いて来た半生のようでもあります。

赤ペンの字での叱咤激励素晴らしいですね。
句会でなくともそんな機会があったらいいなと思います。
コミュニティセンターでの写真の集まりでも、以前に通っていた二つの自由律の句会でもけっこうみんなの厳しい批評を受けていましたが、主宰はむしろ大きく受け止めてくれるだけでしたので、写真に見られる赤ペンのアドバイスは直球のように響く気がします。

>3句に◎をいただいた。あとの2句はボツ。

句を詠まれるのにも真剣さが入るでしょう。
私のない頭でもヒーヒーと創作していたことを思い出しました。
そんな時、会員が選んでくれたらとても嬉しかったものです。
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直筆拝見 (ふきのとう)
2020-08-28 07:11:37
kumiさんの結社の主宰の直筆をあり難く拝見させて頂き私も叱咤された思いがいたしました。亡夫や、寡婦の暮しは日記として綴りたいし、これからもそうなると思っていますが、作者が解ってしまうため、句会にも出せずブログには記すものの、良くも悪くも評価されることもないですから。kumiさんに見習ってブログの終りに一句掲げていますが、書き終えた後の即吟ですから良いはずも有りません。努めて多作多捨に励むとします。
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小父さん、句は見たまま (KUMI)
2020-08-28 16:07:05
私もあまり考える頭がありませんから、句は、見たまま感じたままなのですよ。
かまきり君に出逢えたのが、昨日の収穫でいた。

俳句は、仲間があってのものですから、句会で育ちます。
誰にも何も言われないと考えが固まりますので、小父さんのような「読者」もまた貴重です。

師と思う人の指摘を、受け入れられるかどうか、ですね。
信頼していれば何ごとも進化がある気がします。
いつも、ありがとうございます。

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ふきのとうさん、一人は難しいですね (KUMI)
2020-08-28 16:11:59
小さな句会でも開けるふきのとうさん、羨ましいことです。でも、句会には自分の境涯の解る句は出せませんね。主宰にしか見てもらえない句なので、毎月の投句には入れていますが。
主宰には、「一日に最低一つは季語を考えること」と言われていました。その癖だけはつきましたね。そのための、駄句でもいいから、という一日一句です。時々はあとで推敲して、句になることもあります。続けましょう。
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