KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

八月六日広島忌

2020年08月06日 | 俳句
天気 晴

日本もわが家も、8月は忌日ばかり。
写真は、一昨年の5月に広島へ行ったときのもの。夫との最後の新幹線の旅になった。いつも、原爆記念日の式典をテレビで見るたびに夫が「広島は行っていないんだよなあ」と。出張やら旅行やらで私よりも全国くまなく行っているのに、中国地方はなぜか広島だけ、行ったことがなかったようだ。私は、20歳の時と退職する前と、2回行っていた。
ならば元気なうちに・・と、旅行会社で海外旅行用に積み立てていたクーポンの残りがあったので、それを全部使うことにした。もう海外なんて行く元気はなかった。広島へ着いた日に平和公記念公園近辺を歩いた。原爆資料館は工事中で、半分くらいしか見ることが出来なかったが。
広島と長崎は、日本人なら一度は行くべき地、と私は思う。今は修学旅行で行くことが多いのだろう、5月の連休明けのその日も、学生服の団体がたくさん歩いていた。あまり戦争など理解できない年齢、でも行っておけば大人になってから必ず平和について考える源になるだろうと思う。


さて、今日は病院で検査の日。膠原病の検査、「念のために」とドクターは言ったけれど、少しも体調が戻らないのでやはりどこかがかなり悪いのかも・・と、検査が近くなると考えてしまったり。
朝からあまりにも暑いので、徒歩15分の病院へタクシーを呼んでしまった。病院の入り口の手前には今、こんな貼り紙がある。


先月出来たPCR検査センター、病院の敷地を借りてこのあたりの市の医師会の協力で作られたもの。最近知ったことは、費用が東京都からも国からも出ていないのだという。感染者との接触で感染が疑われることになったら、保健所へ連絡してここへ来れば良いようだ。家から歩いて行けるので安心。万一感染したかも、という時に自家用車がないとタクシーを呼ぶのもバスで行くのも憚られる。動ける体力があるなら歩いて行けるのが有難い。
そんなことにならないよう、何とか元気を保たなくては。

さて、検査の結果はお盆休みが間に入ってしまったので先になる。そういえば、心臓の手術をしたのも5年前の同じ頃だった。何にしても8月は厭な月。

八月六日人も木も濃き影を持ち  KUMI
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4 コメント

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Unknown (ちわき)
2020-08-06 22:58:34
KUMIさん、こんばんは!
そうでしたね。ご主人との最後の旅が広島…平和公園や宮島、弥山にも登っていましたね。そこから見た瀬戸内海の景色が一番好きと…
それからしばらくして、blogお休みしますと…
そんなにご主人が悪いとは思わなくて。その後再開されたときに亡くなられたことを知って…もうビックリでした。
でも、随分お元気になられて、よかったと思ったら、今度はコロナですものね。
私なんか2月頃はまるで対岸の火事でした。ところが、どんどん飛び火してきて…それからはあれよあれよでした。
なんだかこれがもう当り前のようになりつつあるような気がして…元には戻らないのでしょうか。
自分のことは棚に上げて…本当に気をつけて下さいね。今日の句とてもいい!〈濃き影〉がいいです。
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Unknown (小父さん)
2020-08-06 23:25:54
「八月六日人も木も濃き影を持ち」
深いですね~。

私は中学2年の修学旅行でこの地を訪れました。
2番目の兄(故人)が広島に居たので何回か行っていますが、修学旅行時に見た広島平和記念資料館のむごさが頭から離れず、また展示物を見る気にはなれません。

オバマ大統領もすべて見ることが出来たか?なんて思ったものです。

安倍総理は、広島市民からピントが外れたようなことを毎年述べている気がしますが、今年も広島市長の「核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いを誠実に受け止めて同条約の締約国になり・・・」という問いかけにも、そらした挨拶に思えました。

私は、安倍総理に元航空幕僚長の田母神俊雄氏そして放送作家の百田尚樹氏の三人は戦争に行ったこともないのによく防衛論議が語れるなと白けています。そのような大切な論議は謙虚に、かつ戦争体験者に寄り添った話をしてもらいたいと思っています。

トランプ大統領の更迭されたマティス国防長官なんてその鏡みたいな気がします。

すみません、いつもながら随分話がそれました。

お近くのPCR検査センターに東京都からも国からも費用が出ていないとは酷い話ですね。
どなたもマイクの前でどう振舞うかしか考えていないのですかね。
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ちわきさん、おほめいただいて・・ (KUMI)
2020-08-07 16:32:35
ちわき先生に句をお褒めいただいて、嬉しいこと。
でも、自分では類句あり、と思いここへ載せております。

夫が病んだのは去年の1月からですので、広島へは一応健康体で行きました。
といっても腰痛持ちなので、弥山の展望台には登れなかったのですよ。
とにかく、70歳を過ぎたら「思い立ったが吉日」で、行ける時に行かないと・・でした。
私の方が、長生きは出来ないと決めていましたし。
ということで、もう一度瀬戸内海を見たい、という願望も私にはありました。

元気で居ても今年のようなコロナ騒ぎでは身動きとれません。
まだまだ行きたかった所はありますが、まあまああちこち行けました。
今年こそ・・と思っていた方たちがが本当にお気の毒です。
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小父さん、中学生には辛いこと (KUMI)
2020-08-07 16:43:24
成長期で、少しは解ることもある中学生に、あの残酷さは辛いことでしたね。
中学生の団体、うるさいかな、と思っていたら、本当に静かに展示を見ていました。
今は、昔と違い、事前に情報がたくさんありますから。
私は、3回、資料館へ行ってしまいました。
同行者がそれぞれ違いますから、仕方ありませんね。

昨日は通院の準備があって、首相のタワゴトの時は残念ながら?テレビを消していました。
去年まででも、被爆者・被爆地とはだんだん乖離がひどくなっていました。
今年で終わりでしょうけれど、来年の人も??
資料館を全部は見ていないでしょうね。
オバマさんも、一部しか見ていないでしょう。

8月6日は、毎年晴天で、広島の並木の樟がとても綺麗な影になっています(テレビ映像)。でも、昨日は曇っていたみたいですね。
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