KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

花筏

2024年04月17日 | 俳句
天気 晴のち曇

春がどんどん進んでいく。
写真は、先日載せた数年前の国営昭和記念公園のチューリップ、というか花筏を載せたくて選んだもの。


なぜわざわざ花筏を?と思ったのは、テレビ中継で桜の散る風景を写し、
「お濠には散った桜が水面を覆うくらいたくさん浮かんで、それも美しい風景です」みたいに美人のレポーター(多分、アナウンサー)。散った桜がたくさん浮かんで・・・はいはい、それを漢字二文字で何と表現しますか?
せっかく花筏、という表現があるのに、俳句に無縁でもそのくらいの表現は大学卒業までの間に教わらなかったの?教わらなくても桜の実況をするくらいなら、勉強してくださいよ。最近、そういう表現の貧しさに溜息の出ることがある。ま、花びら単独で浮いていては筏、とは表現しないけれど、たくさん散ればいずれは花筏になるだろう。


花吹雪がこんな風に水たまりやあちこちに散り敷いたら「花屑」「花の塵」。

四季の日本をレポートするのなら、せめて歳時記くらいは読んでくださいね。日本の四季も美しいけれど、日本語も美しいのです。

昨日はネット句会の日だった。月1回、15日が締切で翌日が選句。先月は締め切り日を勘違いして参加出来なかったので、今月は頑張りました。
題は「石」「蝶」で3句出句、5句選。今回は12人の参加者だった。まあまあの実績だった。私の3句の中でいちばん人気のなかった、でも私はいちばん気に入って作れた句。

春愁や波紋見たくて小石投げ  KUMI  
コメント (4)
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