KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

目まいの検査二回目・・動けなくなった、の顛末

2020年02月28日 | 病気のこと
昨日の話。
何度読んでも検査の名前を覚えられないので、写真にした。光線の具合で汚れたように写ってしまったけれど、これは12日の診察と1回目の検査をしたあとで渡された説明書。
色々説明を受けても、当日まで具体的なことは何も想像がつかなかった。
検査結果は来週のドクターの診察で解る。

さて、顛末の最後だけを先に言うと・・
検査が終わったら目まいだけではなく吐き気がひどく、動けなくなった。
12日に検査の看護師さんから説明を受けたとき「最後の検査では、目まいと吐き気がひどくなる方も居ますから、付添の方が居た方が良いのですが」と言われた。
そうはいっても3時間以上もかかるという検査、それに付き合ってくれるよう頼むのも面倒なこと。「家は徒歩10分くらいですので具合悪くなったらタクシーで帰ります」「そうですか、では、ひどかったらどなたか迎えがあれば・・」と。
たまたま、それを、前回の検査のあとで近所に住む友人とカフェで会ったので「万一のときはお願いね」と伝えていた。昨日の午前中にも、念を入れてメールしておいた。まさか、と思いつつも一人暮らしは万一を予測しておかないと不安なもの。とはいえ、どんな検査でも病院側は最悪の事態まで説明するのは夫婦して検査だらけだったので、慣れている。大体が何ごとも起こらないものだ。

しかし、その万一、になってしまった。色々と検査をした最後が・・
頭の何ヶ所かに電極を付けて、目まいを誘発して脳波?を調べる。人工的に目まいを作る方法、というのは、横になって耳に2㏄の水を入れる。それは検査技師ではなくドクターが行い、仰向けになると入れた直後から目まいが始まる、という設定だった。右耳は、それなりに震度5くらいの揺れと傾きがあって怖かった。で、少し休んでから左耳。
水を入れたとたんに、うわ~~ 何これ、という凄まじい揺れ方。あとで冷静になってから思ったのは、洗濯乾燥機のドラムに入れられて突然回された感じ、ではないだろうか。そんな中でも技師さんは「先生の指を見て」「目は開いたまま!」と・・ドラムの回転が緩くなっても体が揺れたままだった。ベッドから落ちるかと思った。が、腹帯で固定されているのでその心配はない。
そして、検査終了後に起き上がったら今まで経験したことのない目まいと嘔吐。
車椅子で別室に移されて、看護師さん付となった。しばらく休んでやっと電話出来る状態になり友人に「万一、になってしまったのよ、ごめんなさい」友人もこの病院の患者なので、勝手はよく解っている。
ご主人と車で来てくれた。午後5時以後は入院患者ではないから病院で寝ている訳にはいかない。立つと吐き気がするので、車椅子で玄関まで・・トホホ。
夫の最後の入院のときも、台風の翌日でタクシーがなくてこの友人ご夫婦に世話になっている。本当に感謝感謝。感謝してもしきれない。

数時間で回復します、と看護師に言われたが、昨夜は帰宅しても目まいはひどいままで室内の移動も壁に掴まっていた。無論絶食。朝までに治らなかったらどうしよう・・と思ったら、看護師の言ったとおり、吐き気は治り、目まいもいつもと同じくらいに戻った。
やはり何年も続く左耳の耳鳴りと目まいは連動しているのだろう。
色々と病気もして手術もして痛い検査も何度も受けた。抗がん剤にも耐えた。でも、昨日の検査が生涯でいちばん辛かったかもしれない。

一瞬の地球一周春の夢  KUMI
コメント (6)
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