KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

節分・節分草

2020年02月03日 | 俳句
天気 晴

もう明日は立春・・と少し焦る。ようやく寒らしい毎日が続くようになったのに。
節分の豆だけ、もう買ってある。夫は居ないので私が撒こう、少しだけ。

節分草を思い出した。そういえば昭和記念公園のこもれびの丘に咲く節分草を見に行ったのはいつだっけ? と捜したら、2015年だった。もっと前のように思ったのに。
それまで、鉢植えは見ていたものの地にたくさん咲くものは初めて見た。小さな小さな花なので、撮影も地面に這いつくばって撮ることになる。小さな花に興味のない夫は行かず、一人でカメラを持って。古いデジ一は手ブレ機能がないので、三脚を持たなかったので苦労した割に良い写真が撮れなかったのをを思い出した。とにかく、たくさん咲いていた。


この年が、元気に暮らせた最後の年になった、ということまで思い出してしまった。
節分草のあと、毎年恒例のスキーに出かけた。無論、最後になるとは思ってもいなかったが。
このあと、最後の長距離ドライブで三春の滝桜見物を兼ね、福島の夫の従兄弟に会いに出かけた。夫も元気だったし、私も無論元気だった。夫にとっては、疎開した地・福島の祖母と叔母の墓参を済ませ、思い出の温泉に泊まり、それが最後の訪問になった。
その後、私が心臓を病み、ペースメーカーを入れて障害者となった。
その翌年、独身の姉が倒れて、後始末も含めあれやこれやの地獄のような日々を重ねて、2年以上を過ごした。そして、ようやく二人だけの穏やかな暮らしを取り戻せた、と思ったら、1年前の夫の発病。
私の体力はどんどん落ちるばかりで・・ 
 ゆるやかに老いてゆくらし草紅葉 KUMI
などという、呑気な句を作ったのは、節分草を見た年の前年だったろうか。
ゆるやかどころか、一気に老いていくようだ。

などと、節分草をまた見に行きたい、と思って色々なことが蘇ってしまった。
このところ、体調が少しは良いかと思ったら、昨夜から、また眩暈がひどくなった。それでも今日は歯科に予約していたので治療してもらい、もう一回来てください、というので来週の予約をした。ところが・・家へ向かう道を歩いていて気付いた。来週の、その予約した時間に病院の予約をしてあった・・ダブルブッキング。慌てて歯科へ帰り、予約日を延ばしてもらう。体力だけでなく脳力の方の衰えも加速してきたのかも。

福は内独りの家よ鬼も来い  KUMI  
コメント (4)
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