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KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

彼岸中日・寒さは終わる?

2025年03月20日 | 俳句
天気 晴

以前、いつも散歩していた公園の入り口近くに咲く辛夷。3月23日、と撮影日に記録があるので、普段の年ならお彼岸にはすでの咲いていた。今年は寒い寒い日続きの彼岸だが、今日でお終いらしい。暑さ寒さも彼岸まで・・と言われて、これは南関東なら通用するけれど、もっと北の地方にはどうなるのだろう?
予報では明日から本格的に春の気温になるようだ。とにかく、一時的でも春になるのはこの時期から。昨日は雪が降り積もったけれど。

わずか2・3時間降っただけで雪景色になったが、午後に日差しが出るとあっと言う間に消えてしまった。
気温と気圧の変化が大き過ぎて私の心臓が悲鳴をあげ、ちょっと体を動かすだけでも息が詰まる。という日々が続いていた。というか、今日はちょっと良いようだが、最近は、「体調が良い」という日は殆どない。おまけに末端・・手足の指先・・への血が巡らず。食欲はあるので何とか生きている、と思うだけ。
愚痴を言ったらキリがないけれど、テレビとパソコンは見られるので忙しい。体を動かさなければ楽なのです、単なる怠け病?
野球ファンには一大イベントだったドジャースの開幕戦、やっぱりここまで生きてきたのだから見なくちゃ損・・と、二晩を釘付けになった。でも、今永のフアンだったから、やはりカブスの勝つゲームになって欲しかった・・テレビは大谷クン追っかけで、カブスの試合なんて中継なんかしてくれない。
相撲も春場所が始まって大関の活躍を期待して、一喜一憂したり。何だかすっかりテレビバアさんになってしまった。でも、ここでは、野球も相撲も話題になる雑談すら全くない。せいぜい会話は今日の天気の話くらいだ。疲れるだけなので周りの人たちと話したいとも思わなくなった。
食事のテーブルの隣の人、耳が遠いので私の声は聞こえないから、私から話しかけはしないが、時々彼女から一方的に喋ることがある。数日前、相変わらずの一方的な話の中で「・・こんな所へ入ってしまったものだから・・」というここに居ることへの不満を言い始めた。
「こんな所・・」。じゃあ、最期はどんな所へ住みたいの?みすぼらしいこんな施設で最期を迎えたくないということ? 聞き返したかったが、大声を出さなきゃ会話出来ない相手。黙って聞き流して、腸が煮えくり返った。あたしゃ、全財産使ってここで死ぬ覚悟なのに、なんちゅうこと言うの、そんなにみすぼらしい所なんて思ったら哀しいよ・・
もう、金輪際、彼女と話すのは止めた。レビー小体型認知症なので普段言うことはまともな人だけれど。

さて春の気候になったら、外へは行けなくてもパソコンは使う元気が出るかも。
今日はまだ富士山までは晴れてれていないが、ちらっと見える丹沢山塊(箱根の手前になる)は真白、奥多摩の山並にもかなり雪が積もっている。富士山は、今がいちばん雪景色の美しい時期だ。え?そろそろ春の雪解けでは・・と思うには富士山をよく知らない人。春先の雪は、2000mくらいの山には積もらが、富士山はその上に君臨しております。五月の雨も富士山では雪になることがあるのですよ。・・と、お天気オタクバアサンの「知ったかぶり」
前のマンションからの、三月の富士山。やはり平野にも少し雪の積もった翌日。


積もる早さ融けゆく早さ春の雪  KUMI
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やっぱり最高の苺

2025年03月13日 | 俳句
天気 曇がち一時晴

外は多分、寒緋桜なら咲いている頃。写真は、吟行句会の井の頭公園で撮ったものらしい。10年以上前のちょうど今頃のもの。
今日は暖かくてソメイヨシノの開花を促すような陽気らしいが・・体調の悪いままの私には関係ない。ちょっと春風を感じたい、と思ってベランダの硝子戸を開けたら、どっと杉花粉が入ってきたみたいでクシャミ攻めになった。
普通なら、ソメイヨシノが満開になれば杉花粉の飛散は終わってくれる。でも、最近は杉のあとのヒノキまで反応するらしく、いつまでも目が痒い。

食べることだけが楽しみみたいな冬籠り暮らし。美味しいものを食べに行く体力はないので、Coopの週一回の食料などの配達で毎週、果物には贅沢をしている。今週は、味が日本一になったというテレビでも噂の埼玉の「あまりん」を注文した。テレビでは産地以外にはあまり出回っていない、とか言っていたが、さすが全国ネットのCoop、簡単に手に入った。

最近は「あまおう」ばかり食べていたが、美味しい、と評判の福岡の「あまおう」も、今年は小粒なものが多くなった。夏の暑さで出来が悪く、大粒なものは多分高級品として出回っているのだろう。先週買ってみたが、小粒なものは、あまり美味しくなかった。

で、写真の大粒の「あまりん」ちゃん。
美味しかったですよ、遠くから運ばれた訳ではないので新鮮だからか、とにかく酸味もほどほどにある甘さとしっかりした味・・今年食べた苺の中で一番の味でした。フフフ・・と、苺大好きなバアサンは満足満足。
埼玉県は、「都道府県の魅力度」は全国で最低を競っているような県のようだ。ダサイタマと言われて映画になるような・・面白い映画ではあったけれど・・。わが家からはとても近い。南北を走るJRの駅で言えば、二つめは埼玉県になる。秩父や川越など、とても良い観光地もあれこれあるのに知名度がないのだろう。
関西で言えば「滋賀県」みたいな。関東から見れば「滋賀って何があるの?」「琵琶湖」「それから何?」「・・・」
関西で「埼玉って何があるの?」「浦和レッズ」「それから?」「・・・・」
そんな会話が聞こえそう。
首都を支える農業が盛んなことは、あまり知られていないようだ。「彩の国代表」あまりん、頑張れ。

遠富士を淡く閉じ込め春霞  KUMI
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燃える空の記憶

2025年03月11日 | 俳句
天気 一時晴

前の住居から眺めていた富士山の夕焼け。2017年の今ごろの写真。今も部屋の外へ行けば同じ富士山が見えるものの、電線のごちゃごちゃの向こうなので、写真にする気が滅多におきない。
ようやく本格的寒さから抜け出した感のする日々。電気毛布を膝に掛けても寒さが消えないパソコンデスクに、今日は座る気になれた。

という今日は、東日本大震災から14年、昨日・10日は、東京大空襲から80年。どちらも体験した、という自分の年齢が恐ろしくなった。東京大空襲は、その前年の終わりに母の実家をたよって東京から疎開している。だから、直接体験してはいない。でも、疎開先は東京湾を隔てた房総半島の海岸の村だったから、爆撃機の通り道。防空壕で震えていたことだろう、大人たちは。私は「防空壕でもよく眠る子」だったという。でも、その夜の音の記憶かどうかは解らないが、とにかくB29の爆音は耳の底に今も残っている。
疎開先は海岸から少し離れていたが、母に負ぶわれて海岸まで東京の様子を見に行った。母の背中で目覚めたときに見た、明け方の海の向こうの燃える空の色は忘れられない。「東京が燃えている・・」という大人たちの只事ではない声も、ことばも良く解った。綺麗といえば綺麗・・そのB29の爆音と、燃える空の色が、4歳の私の初めての記憶。何とも哀しいこと、とずっと思っていた。
でも、年齢とともに考えが変わった。あの燃える空の下に居て命を落とした人たちのことを考えれば、海の向こうで見ていた自分の、何と幸運だったことか。
でも、私は大人になっても飛行機の爆音がすると胸の動悸が暫くはおさまらなくなった。トラウマ、とはそういうことか、とかなりの年齢になってから思った。未だに火事の色も同じ。岩手の山火事の映像がTVに映ると目を反らせてしまう。
10年ほど前の、マンションから近所の火事を撮った写真が残っていた。富士山の見える方角。

生涯、直接火事に巻き込まれていないのも、幸運だったかもしれない。

でも、地震や台風は、そうはいかない。疎開先でのちに住んだ家は海が裏庭のようなもので、高潮で浸水、叔父の家に避難した。東日本大震災では、被災地の端っこに入る地域だったから、マンションは無事だったものの、7階住まいは戸棚の中身が散乱。それでもインフラは無事だったのが幸いだった。エレベーターの止まった近所の高層マンションは大変だったとか。

お口直しに朝焼けの富士。

三月十日母の背に見し燃ゆる空  KUMI




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何処まで増える認知症

2025年03月06日 | 俳句
天気 曇

一昨日の夜は大雪になるかも・・という騒ぎだったが、朝には雨になってしまい、あまり積もらずに済んでほっとした。ここに暮していて一番心配なのは災害などで職員が揃わない事態になった時のこと。そういう時は近くに住む人で何とか出来る体制にいているというものの、夜勤が二人とも近所住まいだったら・・食事はどうなる?・・
幸いにも、開設してから今まで(約6年)、交通機関が全マヒしたことがないそうだ。

さて、前回「ホーム入所しない方が良い」人のことを書いたが、今日は私が一番悩んでいる認知症患者との共生のこと。入所した時は「サービス付住宅」だったので、重度介護の人は別途介護保険で個別に外部介護士に来てもらうこともあった。毎朝、着替えやら食事介助やら・・職員ではない人の出入りがあった。
それが、施設ですべて介護保険を使って一括介護出来るように、ということで「介護付き」となったのは、コロナの最中の3年くらい前のこと。詳しくは書かないが、ともかく、以後は入所した時から認知症・・という人が増えた。無論、他の病気と同じく入所してから発症する人は居るし、私もそうなるかも、とは思う。でも、入所時点でもう「立派な」認知症患者・・というのはやめて欲しい・・と愚痴を言いたくなる。入所者は施設側が選ぶことは出来るのに、介護士に訊いたら「ここは入所希望者が多いから、こちらで選べるのに、片っ端から入所させてるみたいで」と愚痴っぽく言われた。空室をそのままにしていれば会社の収入が一ヶ月丸ごと〇〇万円減る訳だから、急ぐのは解かるけれど・・すでに入所している我々のことも考慮して欲しい。正常な入所者は、認知症の人たちに振り回されている。彼らの事故防止のため我々もベランダには出られないし、無断で室内へ侵入されることもあるし、色々気を遣わねばならないし。
入所決定の会議には、看護師も介護士の無論参加するらしい。でも、冗談ではあるが我々にも参加させてほしいと言いたくなる。同じ料金で同じ空間に居るのに、神経すり減る思いをしている。
 
自分もいつ発症するか・・と思うので文句は言えないと思いつつ、いつも食事をする(席は決められている)三人、皆、半年以内の入所者で、揃って耳が遠くて認知症。おまけに、認知症が重度の2人は補聴器を厭がって装着しない。2人とも、外見は普通の90歳の、少し歩行困難な老女に見える。その1人が「レビー小体型」の認知症なのだ。アルツハイマーの幻覚や被害妄想とは少し違って、「そこに居ない人が現実に居るように見えてしまう」という厄介な症状の持主。おおかたは昼間よりも夜に出るようで。
昨夜は女性が入ってきて、ベッドを占拠され、職員に連れていってもらった。
その前は、洗濯物を収納していたら部屋へ入り込んだ人が、半分持っていってしまった。などなど。問い返すにも、補聴器していないので私の声はほぼ聞こえない。大声張り上げるのもバカバカしいから聴くだけ。イヤな顔したからか今朝は「聞きたくないのでしょ、もう話しませんから」と嫌味を言われた。食事の時間にそんな話、確かに聞きたくない・・メシが不味くなる。

この数ヶ月前、同じ階に2人の新入りの男性が。私より若いらしいし歩行も出来る。今度はまともな人たち?と思ったら・・2人とも、かなりの認知症。 何度も廊下ですれ違う立派な見かけのジイサン、何度も挨拶したり話もしていたのに・・エレベーターで一緒になったら「何階で下りられますか?」
って、何回もことばを交わしているのに。その数日前、日向ぼっこをしていたら「どちらに住んでいたのですか?」と訊かれたので「近くですよ、同じ町内」と私が答えたら
「ぼくは、長崎からきました、息子がこの近くなので」ということだった。「随分遠くからいらっしゃいたのですね」
で、そのエレベーター事件でおかしい、と思ったのでケアマネさんに「Kさんは少し認知症がありますね」と訊いてみた。そこまで言ったらまさか、否定は出来ない筈。「長崎から来た、って本当?」
ケアマネさんの答えは・・「え?それは初めて聞いたわ。実際はH市よ」と近くの市の名を教えてくれた。「出身が長崎なのかしら」

覚悟の入所で、不満はガマンもするけれど、世の中にこんなにも認知症が多いとは思わなかった。その覚悟はなかった。ここへ入所してから思い出したのは、以前のマンションの近所の方が会うたび「何階で下りられますか」と訊かれた。「昨日会ったばかりじゃない」と腹が立ったけれど、彼女、認知症だったのだ。ご夫婦で普通に暮らしていたのに・・

淡雪へ真夜のカーテン閉ざしけり  KUMI 
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老人ホームへ入らない方が良い人

2025年03月02日 | 俳句
天気 晴

最近、私がスマホでその関係のYouTubeを見たせいか、老人ホーム関連の記事見出しが色々届いてうざったい。「老人ホームなんて絶対入らない」という否定的な記事が多い。入所している私には「そりゃそうよ、そういう考えなら止めた方が・・」という内容が多い。

でも私は今、有料介護老人ホームに救われている。良いことも悪いこともあるけれど、否定する人にはそれだけの材料がなけばならない。材料というか覚悟というか・・私は要介護認定は受けていない。あれこれの大病の患者ではあるけれど、介護度は最低の「要支援1」。ま、ペースメーカー植え込みの障害者なのでそのくらいの認定はしてくれても良い。本当なら在宅暮らしは出来なくはないけれど、そのためには家事を手伝ってくれる人が毎日必要だ。この4年で症状は悪化していて、食事の仕度も買い物も掃除も、もう自立は無理。でも、介護保険では介護士派遣対象にはならない。
だから、イヤでも今の施設暮らしを嘆くようなことは言わない・・愚痴はこぼしても「もうイヤだから在宅へ帰る」などと思うこともない。


私の好きな木瓜の花です、

さて、以下に、「老人ホームに入所するのが無理な人・入所後に辛い思いをする人」はどういう人か、書いておきます。入所体験4年以上の私なので、嘘はありません。

①有料ホームなら、本人とその家族がその毎月の入居費用+5万円(最低)を余裕をもって用意出来ない人。公的な特養などのことは知りません。医療費のかかる人なら、1割負担でも、もっと必要でしょう。万一の入院のことも考えて。ちなみに、老人ホームの高級と普通との差は、殆どが部屋や設備の広さ豪華さの違いだけのようです。私は今居る、平均的庶民の入る所しか知りませんが。
施設で決められている室料・食事代などの振込む額だけでは、暮らせません。

②最低でも、スマホでの電話の送受信も出来ない人
固定電話設置できる施設もあるようですが、スマホが便利です。スマホがあれば、動けなくなっても買い物も通販や配達で困りません。買い物サービス付の施設もありますが、今は人手不足、自分の力で(家族に頼むとしても)買い物が出来ないと困ります。コロナで施設の出入り禁止になった時、家族にすら会えず、認知症の進んだ人がたくさん居ます。個室内は何をしても自由なので、スマホもハンドフリーで大声で喋れます。夜中の電話も自由です。

③独居の寂しさから、友人を作れるという期待のある人。
絶対に無理、とは思いませんが、難しいと思った方がいいでしょう。入所前のお付き合いを大事にして、スマホのラインなりSNSでの交際を大事にすることです。ホームで親しくなっても、別れはほぼどちらかの「死」です。悲しい思い出が増えるだけです。

④認知症についての知識がまったくない人。
介護ホームでなくても、90歳を過ぎれば3人に1人くらいは認知症です。認知症とは・・という記事は、それこそスマホで検索すればたくさん出てきます。軽度の症状の人は普通に暮せて普通に会話出来ますから、付き合いの最初は気づかず、厄介です。職員は「この人が認知症」などと個人の病気のことは認知症でなくても話しません。ですから、最低限、どんな症状が出る人が認知症なのか知識として知っていないと、トラブルに巻き込まれます。最悪、ドロボーと間違えられることも。

⑤食べ物の好き嫌いのひどい人
アレルギーなどあれば考慮して貰えると思いますが、食材の○○が嫌い、というのは通用しません。鶏肉は栄養上常食になっています。野菜も量は少なくても多くの種類が出されます。私の居る施設では自分の好きな佃煮とかふりかけ程度は食堂へ持参出来ますが、禁止の施設もある、と聞きます。無論、病気によっては看護師が注意します。認知症の人は、かなり管理されているようですから、食べるもののやりとりは禁止です。食事は100%施設頼みの人も居ますが私には耐えられません。基本、生モノは、病院と同じく感染防止のため、食事にはあまり出ません。

⑥時間に縛られるのが大嫌いな人。
無論、食事も入浴も、時間は決まっていて、余程の事情がないと特別扱いはしてもらえません。

と、ここまで知ったら「絶対に死ぬまで独居生活で頑張る!」と思う人が殆どだろう。一人暮らしほど楽しいことはない・・とくに戦前生まれの殆どの女性にとっては。私は、夫が1年とは患わずに逝ってしまい、自宅介護の経験は殆どしていない。納骨が済んで自由になったと思ったらコロナ禍に突入。一人暮らしを楽しむ期間は全くないまま、自分の病気が進行してしまった。
で、独居していて自分で家事が出来なくなったら?突然の病気で倒れたら?
病気は回復しても体が不自由になったら?目いっぱいの介護保険を使えば何とかなるかも?その手続きを誰に頼む?頼れる同居の家族が居なかったら、何もかも解決しない。
自分の意に叶わない施設であっても、そうしたこと手助けしてくれる施設へ入った方が・・

というのが、ホーム入所中の私の話です。さて、明日の雛祭の昼食メニューは、
雛ちらし・すまし汁・蕗と筍の煮物・菜の花の辛し和え・フルーツ
たいしたことはないけれど、季節を感じさせてもらえるのが有難い。
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早や三月、そして猫背防止の猫

2025年03月01日 | 俳句
天気 晴

写真は、散歩道だった公園の、7年前の河津桜。ちょうど今頃撮っている。
などと当時を思い出していたら、今日はもう、3月になっていた。
昨日今日はこの写真にふさわしいようなぽかぽかと春本番の陽気で、寒波の寒さはどこへやら・・という、寒さが大敵の私には良い気候。
友人から、いつも行っていた府中郷土の森博物館の梅林の写真が送られてきた。空が何とも春らしい。今年は開花が遅れているようだ。

でも、一時的な春の到来は有難くない。明日からは南岸低気圧が近付き、今まで南関東には縁のなかった雪が降るかも、という。
寒気続きで乾燥した列島のあちこちで、山火事が・・
奥多摩の地続きの山梨でも、燃えだした火がおさまらない。異常乾燥続きに野焼きをした火が拡がったようだ。まだ民家までは到達していない火、このままで行けば無事には済まない。中央高速に近い山なので、東京の郊外とも言える。近くに大きな住宅団地があり、東京への通勤可能の土地だ。早く雨なり雪なり降らないと、岩手のように民家まで延焼しそうな・・
私が心配してもどうにもならない。それこそ、天からの消火の雪か雨の降ることを祈るばかり。あんな凄まじい雪が降って、山ひとつ越えた岩手では乾燥しきっている・・日本は狭くはない。

で、猫のぬいぐるみの話。


写真は、通販で買った猫の抱き枕。猫というから買ってみたけれど、犬だか豚だか不明のデザイン、あまり可愛くない。でも、大きさがちょうどノートパソコンくらいで、膝に置くには都合が良い。
スマホ操作する時はクッションを膝に置いてその上で作業すると、肩凝りや猫背防止になる、とどこかで知った。もう猫背になってしまったから間に合わないけれど、最近は、それを実行していた。でも、クッションは大きいし柔らか過ぎるし・・片手操作の出来ない小さな手なので、クッションでもかなり効果はあったけれど・・立ったり座ったりの時に邪魔になる。
この猫、固さも適当にあるし、スマホを見るのにも首が痛くならない角度に持てるので、とっても良い。もっと早く知っていたら、もっと可愛いぬいぐるみを買えたし、猫背も進行しなかったのに・・と悔しい。

紅梅白梅青空を味方とす   KUMI
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週一ブログになっちゃった

2025年02月27日 | 俳句
天気 晴

昨日、本場の河津桜の開花が遅れている、とテレビで見たので、私が行ったときは2月何日だったっけ・・と写真ファイルをひっくり返してみた。2014年も開花が遅いと言われていたが、2月23日に日帰りしている。その日は平均して見ごろだと町のHPに書いてあったのだ。それでも、何とか菜の花と桜との競演を見ることが出来た。
河津桜は一ヶ月早く見ごろを迎える花として戦後、有名になった。でも今は、伊豆まで行かなくても河津桜の名所があちこちに出来てしまった。河津桜も、東京の公園のあちこちで見ることが出来る。でも、川に沿って海まで延々と咲く花のトンネルは見事。


何だか、ブログが週一ペースになっている。体調も悪いけれど、それよりもパソコンデスクの場所が寒すぎる。で、今日はやっと、春めいた気温のために昼間はパソコン開いても足元に小型の「電気カーペット」を置けば寒さは感じない。何しろ「冷え」が大敵の難病(膠原病)持ちなので無理は出来ない。
もっとも、今週は忙しかった。月曜は月1回のLINEでの句会、昨日は循環器科の通院日。そして今日は・・春の陽気、というので少しは外を歩きたい、と思っても、ちょっと歩くと右太腿が思うように動かなくなる。スクワットで無理をしたせい、と思ってはいるものの、こんな風に体は徐々に衰えていくのかなあ、などと。老衰、という単語が脳を巡ってしまう。その脳だけは正常(に近いと思っている)なのが今のところの幸運。認知症の前段階で、嗅覚が鈍くなるのだという。聴覚が鈍くなると認知症の進行が早くなることは、周りの人たちを見ているだけで解る。で、嗅覚・・というの見ただけでは解りにくい。
でも、今日、なるほど、と思った。午後、空室になった部屋の消毒をして、部屋を閉じてもその消毒薬の臭いが廊下に充満・・窓を派手に開けていて、暖かい日とはいえ・・職員に「ごめんなさいね、ちょっとガマンしてね」と言われ私はマスクしていたが、していない男性に「臭いが私の部屋まで来るのですよ」と声をかけてみた。が答えは「臭い?消毒薬?」と首を傾げている。そうかあ、やっぱり認知症の人は感じないのかあ、と思った。
視覚・聴覚の衰えは不自由だが、嗅覚は、ここに居る限りは衰えた方が良さそう。体臭の酷いジイサンが居るので、私はとっても困っている。

月曜の句会で作った、「本」の題から。

本棚に恐竜の棲む春の夜  KUMI
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超大寒波居座る

2025年02月20日 | 俳句
天気 晴

写真は、前回の続きの、東京に「大雪」の積もった時のもの。この時は関東平野にかなり降った「南岸低気圧」なるカタチの天気図の雪だった。それでも、JRが止まってしまい、学校の教師が出勤出来なくなったようで、小学校は臨時休校したらしい。下の写真は小学校に近い都立公園のスロープだが、学校の校庭は雪合戦会場となってた。教師は不足していたが、登校の生徒は受け入れていたようだった。
雪には強い装備はいつもしいていたので、一回り、散歩に出た。しっかりした雪靴でないと歩けないくらいの雪だった。



今回の大寒波は完全に日本海側へ居座るかたち。申し訳ないが関東平野は楽なもの。テレビ画面の降雪風景を見ているだけでも息苦しくなる。あの雪の中に暮す人たち、家も暮らしも押しつぶされてしまわないか、と心配だ。

で、私はというと、先週の寒波の気圧変化に体が着いていけず、生きているのが精一杯・・というような毎日だった。目眩動悸息切れ、何をやってもすっきりせず、それでも食欲だけはあるので何とか生きていたような・・パソコンなんてもってのほか。
で、今回のウルトラ級寒波になったらどうなるか、と思ったが、気圧はそれなりに安定しているのか、久しぶりにパソコンの作業をする気分になれた。
天気予報士の解説では、北極の氷が融けていて、それが蒸発して「大雪を作る雲になる」と、理屈を単純化するとそういうことらしい。もう半世紀近く前に、週刊誌で読んだ「氷河期が再来する」という記事を思い出す。地球温暖化で氷河が融け始めている事実が、問題視されるようになった時期だ。私は昔からお天気オタクっぽい所があったので、とても興味があった。
温暖化で地球の気温が上がる、ということはいずれは再び氷河期が地球に訪れる、ということ。
あの記事を読んだときは、そんなの遠い未来の話、面白い記事として読み飛ばしていた。でも、この大寒波はこれからも毎年来るだろう、という天気予報士の昨夜の話に、それこそゾッと寒くなってきた。

走り根を洗ふ勢ひの雪解(ゆきげ)川  KUMI
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回顧・大雪・・普通の暮らしの頃

2025年02月14日 | 俳句
天気 晴

寒波がようやく緩んで、日本海側の凄まじい大雪は終わったようだ。
今頃、東京にも大雪の降ったことがあった・・と思い出してブログをひっくりかえしたら、2014年の2月だった。夫婦とも無事で一応元気で、普通に暮せた最後の年だ。まだ、車も処分していない年、凍結防止に駐車場のワイパー立ててあるのが我家の車。
マンションの周りの歩道


あれから11年・・いつまで無事に生きるやら、という日々。昨日は朝から病院へ、検査が三つ、診察が三科、という過密スケジュールの通院日だった。この病院、殆どの検査はCTなども含めて当日に解かる。で、検査の結果は・・総合するとまだ生きていなさい、ということだった。
ステージは1か2でしかないが心臓悪くて手術出来ない肺がん(肺腺がん)は、中断中の抗がん剤の効果が続いていて、又2ヶ月の経過観察となった。この免疫療法は副作用がキツいのでもう体力の限界だった。でも、2ヶ月中断出来たおかげで、少しは回復した副作用もあったけれど、消えない副作用もまだ残っている。
去年の秋に見つかってしまった乳がんの「再発かもしれない影」も、余り育っていないので、経過観察に終わった。
手足の指先が襲われて寒さとの闘いの膠原病の強皮症は、対策していたからか、去年の冬ほどには悪化していない。肺に間質性肺炎は出ていないし、こちらも経過観察、どの科も次回は春以後の診察予約になった。でも、時々指に起きるレイノー現象の発作は鬱陶しい。
あとは、半月後に循環器科の経過観察があるけれど・・ともかく、心臓は先月「メンテナンス」したばかり。肺が無事だから、暫くは生きていなさい、ということらしい。でもねえ・・寒波の気圧変動のひどい日が続き、体調は最悪の日が多いのです。暖かくなる頃は又、気圧の変化の激しい日が続くし・・
など、愚痴を言っても楽になる訳ではないけれど、自分のブログだから許してあげよう。

冬になってから周りで、車椅子になる人が続出した。殆どの人は認知症ではあるけれど、そうではない人まで・・年齢には関係ない。
で、怖くなって目まいが酷くても動き廻らずに出来る軽いストレッチとスクワットは欠かさなかった。それが・・
数日前、最近は何回かだけ寝る前にやっていた習慣のスクワット。運動不足極まれり、を解消したいと思い、椅子に掴っていつもより深く膝を沈めたら・・腿にちょっと違和感が。20年前に肉離れをやった場所だ。それこそ、ヤバい、という感じですぐに中止した。でも・・翌朝、普通に歩けるのに、ちょっと長く歩くと腿が痛くなり足が止まってしまう。とてもバスでの通院は無理そうだし北風の凄まじい朝なのでタクシーを呼んだ。
病院内でも時々立ち止まり痛みをやり過ごして。・・・案の定、「車椅子借りようか」と、付添のあーちゃんに言われてしまった。答えは「絶対、やだ」
まだまだ要介護にはなりたくない。車椅子に乗るようになったら、認知症も付いてくるような気がする。ちなみに私の介護度は、介護保険適用のいちばん軽度の「要支援1」。これは、ペースメーカーによる障害者としての配慮があるようだ。

甲斐相模今朝は眩しき斑雪山(はだれ山) KUMI
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大寒波襲来

2025年02月07日 | 俳句
天気 晴 

日本海側や北海道は、それこそ記録にないような大豪雪で何もかもが埋まっているらしい。写真は、十何年少し前の新潟南魚沼のもの。到着した日の一晩で積もった雪、この時は一晩30㎝くらいだったかも。

一日で1m積もることもあった。ここの駐車場は有料で、融雪の水の出る装置があったので車まで埋もれることはなかったが、ずっと昔、湯沢の他のスキー場で車が埋もれ、掘り出すのに苦労したことがある。
何しろ、それより凄い積雪に襲われているようだ。関東平野は寒い風に悩まされていて・・贅沢な話。

そんな寒波のせいで、私の体調は最悪で、終日、震度2の家に住んでいる感覚。気象病の人向けのアプリ・「頭痛~る」の午前中のデータ。確認したからといって役に立つ訳ではないけれど、倒れそうになっても「寒波のせい」と思える。頭痛持ちの人が多いようだが、私も酷い時はいつもの耳鳴り・息切れの上頭痛がしてくる。

おまけに寒さの冷えで、ちょっと油断すると指先に血が巡らなくて、皮膚荒れ。そのくらいのこと・・と他の人には言われそうだが、膠原病の強皮症の症状らしき末端の症状はしつこくて、なかなかの敵。パソコンは両手を使っているが、右手は薬指しか使えなかった。今日は人差し指が使えるのでパソコンも楽にキイを打てる。
おまけに、パソコンデスクは施設の接続回線の都合で北窓のそば、夜は電気毛布や暖房を入れてもすぐに足元が冷えてくる。書きたいことは山ほどあっても、そんな訳でパソコンを開く時間が少なくなった。
ともかく、この大雪と闘う地方の方たち頑張って~~ としか、言えない。
こんなことばかり愚痴っても、書く方も読む方も楽しくはないと思いつつ・・

寒波の大雪のときは、富士山も頂きは雲に隠れる日が多い。でも、数日前までは写真のように朝からすっきり見える日が多かった。

箱根にも雪が降ったようで、箱根の手前の丹沢山塊にもちらほらと雪が積もっている。丹沢の山稜は左に連なっているが、ちょうど電線がじゃまして、旨く写真に入らない。
毎日、窓の外の日差しは温かそうだけれど・・外へ出る勇気のないまま・・完全に冬籠り。そろそろ、勇気を出して外へ出ないと。

特急「あずさ」終着駅は猛吹雪  KUM

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