はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

松井孝治にひと言。

2006年06月26日 | 政治

 予想通り、鳩山民主党幹事長の迷走が始まりました。
党としての処分を検討すると語っていましたが、小沢代表は党としての処分を否定しています。明日には、鳩山幹事長が自身のコメントを修正することになるでしょう。
 今日、小沢代表が語った松井孝治“秘書給与肩代わり”問題についてのコメントは以下の様になっています。
「党として処分することは私は考えていない。あくまで国会議員として自らの判断で処する問題だと思っている」
この発言を聞いた鳩山幹事長は“ハトが豆鉄砲をくらった”形でしょう。
メール問題を教訓に素早くそして厳しい対応をするべきだと思っていた矢先です。
しかし、昨日のエントリーで書いたようにすでに対応は後手に回っています。
 そこで剛腕・小沢は、目くらまし作戦を出してきました。要は話のすり替えです。 
福井日銀総裁と松井孝治は立場が違うのだと言い放ちました。
「金融の日本の最高責任者が、普通の人では上げられない利益を上げていた。
国会議員の1人である松井君の問題とは比較にならない大きな問題だ」
 残念ながら、福井総裁も松井孝治も責められる点は同じであると思っています。
それは、自らが置かれた立場で犯してはいけないミスをしたことです。
日銀総裁という立場、参議院議員という立場で、自ら律するべきところに甘かったと言ってもいいでしょう。
小沢代表が言うような、日銀総裁が「金融の日本の最高責任者」、参議院議員は「国会議員の1人」だから求められる責任の度合いが違うことはあり得ません。
 おそらく、小沢一郎はこれからの世論の動向をみて、民主党に不利となれば“松井切り”をしてくるかもしれません。
この人に一貫性がある言動が出来るとは思っていません。自民党・自由党の連立のときに、私としては烙印を押しています。
ちなみにその時の野中広務幹事長にも烙印を押しました。下野したときにあれだけ攻撃していたのに、手のひらを返して握手できるのですから。
 松井孝治にひと言。引きずるより、決断あるのみです。京都では、その才能と能力は評価されていると思います。自ら決断することで事態の収束を図らないと、小沢・鳩山の手前勝手に政治生命までつぶされてしまいます。前原誠司とともに出直しを。

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