上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

博多区御供所散策(4):「ういろう」伝来の地-「妙楽寺」

2013年07月06日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
妙楽寺の由緒書き。



境内の配置図。



古い鐘楼があります。



「博多塀」もあります。



外郎伝来の地の石碑。



話は長くなりますが、実は外郎(ういろう)は中国元代に伝わった「透頂香:とうちんこう」という医薬品の名前でした。


それを日本へ伝えた帰化人の医者の名前が「陳延裕」で、彼の元朝での役職が「礼部員外郎」であったことから、その薬が「外郎」と呼ばれたそうです。
説明最後の「歌舞伎」の話も面白いですね。

鐘楼の横に古い地蔵たちが並びます。



お地蔵様の由来。


古い寺には色々と逸話が残っているのですね。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mm F4 L IS

博多区御供所散策(3):承天寺-山笠発祥の地

2013年07月03日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
「うどん・そば」「饅頭」「博多織」の発祥を示す碑が建ちます。



発祥の碑の説明。



石庭「洗濤庭」


砂の模様は玄界灘を表すといわれています。

玄界灘を渡りその向こうは中国大陸です。



山笠が始まる7月頃には、蓮の花も開きそうです。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mm F4 L IS




博多区御供所散策(2):聖福寺-日本最初の禅寺

2013年07月01日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
聖福寺の由緒書き。


博多は禅と茶道の原点だったのですね。

塀に瓦や石を練り込んだ「博多塀」がありました。



由緒書きにあるように、創建当時は広大な敷地でしたが、太閤町割りでこのようになったようです。



古い鐘楼横に本堂へと続く続く小道。



無染池の向こうに山門が建ちます。



山門上に後鳥羽上皇から賜ったと言われる額が見えます。



寺の詳しい歴史も書かれています。



「堪忍地蔵」



福岡出身の総理大臣、東京裁判で文官唯一のA級戦犯となった「廣田弘毅」が眠っています。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mm F4 L IS