上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

2012年冬上海(5):外灘の風景

2012年01月22日 06時46分25秒 | 上海街角スナップ
正面遠くに国際航路の岸壁が見えますが、今年は九州長崎から定期航路が開設されます。

南京路から外灘に出ると、和平飯店と中国銀行の建物が目を引きます。


和平飯店は上海を牛耳ったユダヤ系英国人が建てた旧サッスーンハウス。
隣の中国銀行は彼らの圧力で隣のビルの高さを超えられませんでした。
銅像は上海を開放した人民解放軍の司令官、初代上海市長となりました。

外灘を代表する建物のもう一方は中央にドームを持った旧香港上海銀行の建物と、時計台を持った税関ビルでしょう。



豪勢な旧香港上海銀行は当時「スエズ運河より北にある最高の建物で、ベルサイユ宮殿と肩を並べる」と評されていました。
今でも入り口ホールにあるドーム天井の壁画を見ることができます。


時計台は英国製でロンドンのビックベンと同じものだそうで、今でも時を告げています。

上海を代表する風景は、やはり外灘から浦東の上海タワーを見る風景でしょう。



この平和な風景がいつまでも変わらないことを願っています。