羽黒蛇、大相撲について語るブログ

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2015年03月19日 | 美しい立合い・立合い変化
美しくない所作は、制限時間が理由かもしれない(羽黒蛇)






次の所作は美しくないと感じます。

横綱日馬富士が、時間前の仕切りだけ低い姿勢。

大関琴奨菊が、時間になると上半身をそらして体をのばす。

幕内琴勇輝が、時間になると「ホゥッ」

十両旭日松が、時間になると大量の塩をまく。

立合いのかけひきと待った。






時間一杯になってから真面目にやる、時間一杯になる前は真面目に仕切らない、と見えるから、美しくない。

立つ気がある、勝負を見せようという仕切りは真面目。立つ気がない、勝負する気がない仕切りは不真面目。






もちろん、私は長く相撲を見ているので、時間一杯にならないと勝負をしない(立ち合わない)ことは知っている。

しかし、あからさまに、立つ気がないと、所作で周知してしまうのは興醒めである。






むしろ、琴奨菊は全ての仕切りで塩を取ったあとで体をそらす、琴勇輝は全ての仕切りで、「ホゥッ」、旭日松は全ての仕切りで大量の塩をまき、次の仕切りで立つ可能性があるという姿勢を見せる方がよい。






もう一つの案として、いっそのこと、制限時間をなくしたらどうか。

美しくない所作より、もっと美しくないのは、立合いのかけひきと待った。制限時間をなくしたら、両者の呼吸が合った時にだけ立ち合うので、美しくない待ったも減る。






しかし、テレビ放送の枠があるので、無制限に仕切りに時間をかけるわけにはいかない。

江戸時代、明治時代には戻れない。

美しい立ち合い、美しい所作と、テレビ放送の枠に相撲をとらせることを両立させる案を考えてみたい。






羽黒蛇

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