goo blog サービス終了のお知らせ 

キャンプ&オーディオ&トレッキング

趣味のブログで気ままな独り言を日記として綴っています。

鳥海山御浜小屋スキーツアー

2004-05-10 23:18:00 | 雪山・山スキー
  
ゴールデンウィーク明けに鳥海山の鉾立口からショートスキーツアーに出かけた。

  
天候も雨模様だったので今日は御浜小屋までとした。
  
  
山麓周辺は雪が融けてきているが上はまだ豊富に残っている。茫洋としているのでガスった時の為に要所に赤旗が立ててある。
  
  
下部では雪解け水による滝が勢いよく流れていた。

  
いつものKONG BONAITIのショートスキー、BlackDiamondのザック、ショベル、ストック。当時ROSSIGNOLのフリーベンチャーというショートスキーが流行っていて、このスキーが圧涛Iに主流であったが、いつのまにか見なくなった。両スキーとも踵が上がるシステムでシール付きだった。KONG BONAITIはどちらかといえば今風のカービングのような形状でROSSIGNOLは直線的なイメージ。当時は担いで良し、シール登行で良しと機動性があり大変便利であったが現在はTLTやテレマークなど板やビンディングが軽量になり、自然淘汰されたのかもしれない。当時は登山用のプラ靴で滑って降りてきていたので不安定なことこの上ない。兼用靴に出会ったときはその滑走性の違いに驚いた記憶がある。


前岳・中岳登山

2004-02-04 21:50:00 | 雪山・山スキー
  
先月のプチ遭難から2度目の雪山登山。この日は天候が悪く上まで登ることが出来ず女人堂まで。

  
トップスPatagoniaのTrentshellジヤケット、ボトムスPatagoniaのStretchclimbpants。

  
翌5日は昨日のリベンジで中岳まで。

  
鶴ガ岳から奥岳へ続く稜線。強者は冬期、奥岳まで向かう人もいるそうだ。

  
頂上より秋田市街を望む。

  
いつもの電波塔、不思議なのは電気施設が併設されていないこと、これで中継基地として成り立つのかな?

  
エアモンテの一回り大きいワカンジキ。エキスパートオブジャパンのSサイズの方が軽量でしっくりくる。

  
ザックBlackDiamond、ショベルLIFELINK。

  
Arc'TeryxのGore-Texジャケット。思えば16年も前からこの山に登っている。しかし、もっともっと前から登っている大先輩がおられる。


スノートレッキング

2004-01-30 22:56:00 | 雪山・山スキー
  
近隣の低山へ、気温は低いが時折晴れ間も見える登山日和。雲の間から光が射し、周辺の山々を照らす美しい光景に見とれる。

  
ISUKAのツェルトを張って休憩、薄く、コンパクトで携帯には優れているが青色は中が暗いし出入口もない。あくまでも非常用のシェルターとして用途に限定される。
  
  
それでも風雪をしのげるのでぜいたくを言わなければ休憩時にちょっと張る事もありだと思う。
  
昼食はスーパーのお弁当とカップラーメンそして焼酎!バーナーはEPI、コッフェルはSNOWPEAKのチタン極。
  
アウターはArc'TeryxのGore-Texジャケット、クライミング用なので裾がハーネスにかからないように短めに作られているため雪が入りやすい登山には不向き。

大白森プチ遭難

2004-01-03 21:04:00 | 雪山・山スキー
いよいよ大白森へ冬期単独登山に挑戦だ。

頭の中はストーブで暖かい小屋で過ごす酒浸りの休日...ザックの中はお酒はもちろん、食事やおつまみ他BGM用のIpod等満載。肝心のスコップやツェルトを持たなかったのが仇となった。

鶴の湯温泉から登り始めたのが9時頃だったので、少し時間がかかったとしても15時までには小屋に着けるとタカをくくっていた。ところが山中、ルートファイディングに予想以上にてこずり、小白森に着いた時は既に17時を回り、あたりが暗くなってきた。
途中引き返そうかとも思ったが、ここまで来れば大白森まではあと少しと自分に言い聞かせ、先に進むことに。

降りしきる雪が激しくなり、GPSを見るヘッドランプが心もとない。GPSの電池もどんどん消耗するので交換を試みるも、吹雪の中でヘッデンの明かりが乏しいのと、かじかんだ手でなかなか捗どらない。

結局大白森に着いたのが19時過ぎ、ここまで来たらあとは土地勘で行けるはず、と目的の避難小屋を目指すが、なにせ広大な雪原は目標物も全く無く、暗闇の中GPSを頼りにひたすらラッセルして避難小屋を目指す。

いよいよ小屋が近づいてくるも、一向にGPSが指す場所に小屋は見当たらない。焦る気持ちを抑えてGPSの設定を確認すると、なんと測地系が違っている!WGS84に設定したはずが日本測地系になっているのである。これはマズイ!
慌てて設定を変更するも、電子コンパスを搭載していないVentureは、移動していないと正確な方向を指さない。(移動することによって衛星からの距離を計算して現在位置を割り出している為)

真っ暗な樹林帯の中で完全に迷ってしまった。雪はどんどん降り積もり、トレースはあっという間に消えてしまう。遭難の言葉が脳裏をかすめた。

その瞬間、沢の谷間らしい所に入り込んでしまったらしく、顔の半分くらいまでズブズブと埋まってしまった。手足を思い切りもがくがどんどん埋まっていく。ヤバイ!おしまいか?
と思った瞬間、GRIVELのスノーシューが岩に当たった感触が...必死でもがいて周辺に岩がないかと七転八刀Aそして間一髪ようやく這い上がることができた。

精も根も尽き果ててここでビバークをしようと決断した時刻が22時。

吹雪の中スコップがないので手で大木の幹周りの雪を掘り寝床とした。この時ほどツェルト、スコップを持たなかったことを悔やんだことはない。

明るくなって視界が明ければきっと助かると自分に言い聞かせOutdoorresearchのシュラフカバーに潜り込んだ。
この時シュラフやストーブを出して暖を取るなどという余裕は全く無く、せいぜいチーズを一切れむさぼるようにカジっただけ。じっとしていると地面からの寒さがジンジンと伝わってきて、とても寝ていられるものではない。おまけにウェアについた雪が体温で融けて腰のあたりがズブ濡れになってしまった。

早く朝になってくれ!と願い待つこと数時間、朝5時はまだ暗い中、とにかく高い方を目指して視界の効く大白森まで出たいと考え行動を起こした。
なんとか大白森にたどり着き、雪原からさらに下っていく、遠くに田沢湖高原温泉の街明かりが見えた!助かった、もう大丈夫!

前夜、12時間以上も深雪を歩き回ったのでもう足腰は限界であったが、痛む膝を何とかこらえ7時過ぎに鶴の湯温泉に無事下山することができた。

山を甘く見てはいけない!冬山ではお酒よりツェルト、スコップの携行を優先、目印の赤布や蛍光テープも必携。大変いい経験となりました。



下見第2弾~大白森プチ遭難

2003-12-24 21:10:00 | 雪山・山スキー
  
来年正月の大白森避難小屋で過ごすバカンス(笑)に備えての下見第2弾、クリスマスイブに単独で挑んだ。巷ではクリスマスのプレゼントやディナーの食材を求めて街を歩き回っているであろう俗世とはかけ離れたイブとなった。

  
山々はそんな偏屈男を蔑むわけでもなく、煽てるわけでもなく、いつもの通り静寂の佇まいで迎えてくれるだけ。

  
乳頭温泉郷を隔てた向かい側の乳頭山方面はガスに霞んでいる。

  
この時期はまだ積雪もそれほど多くなく、道標で見ると50~60㎝くらい。結局時間切れでこの日は小白森まで、本当であれば大白森避難小屋まで行きたかったのだが...


  
小雪模様であったが時折陽が射すことも、気温もそれほど低くなく条件は良かったのだが、トレースが全くない中、GPSだけが頼りなので尾根の一本歩きだけでない山は時間がかかり苦手。

  
ASOLOのバックパック60リットル。正月に備えて大きめのザックにしてみた。

  
アウタートップスPatagoniaのDimensionジャケット、ボトムスMAMMUTのSchoellerパンツ。スノーシューは無名メーカー。

  
昼食はイブらしくワインとフランスパン、チーズ。驚くことに、この頃は山上で平気でワインのボトル1本空けていた。飲酒運転が厳しい今では考えられないことだ。

このあと翌年1月の新年、単独で大白森に挑んだ。(プチ遭難だったので写真撮る余裕がなかった)(笑)