今季初のキャンプは太平山リゾート公園の無料キャンプサイト。
出来ることならこの時期電源付のオートキャンプ場にしたかったが、雨の予報でギリギリまで
迷っていたから結局予約のタイミングを逃してしまい、オートは予約が間に合わなかった。
サイトは無料とは思えないほどきちんと管理されており、トイレも炊事場も古いけれどもキレイ
だった。そして運搬用のリヤカーも設置されており大変助かった。
雨のキャンプに備え大幕やビッグタープをやめて出来るだけミニマムな装備とした。
タープはSnowpeakのヘキサPro.airS、小ぶりで薄地な軽量タイプでソロには丁度のサイズ。
テントは同じくSnowpeakのミニッツドームPro.air1でソロ用の軽量テント。
同じシリーズなのでタープと色の相性がピッタリ。
Pro.airシリーズは薄地で軽量なため取り扱いが楽で出番も多く、現在この他に同じシリーズの
モーグ、ヴァール、そしてタープのLサイズを所有している。残念ながらこれらはすでに廃番と
なっている。唯一現行品のこのミニッツドームもどんどん値上がって今では10万円近い高価な
テントとなってしまった。何よりグランドシートが12,000円は高すぎる!
焚き火台はSnowpeakの焚火台SR。薪は途中でホームセンターでアカシヤ5㎏を購入。
暖をとる目的でなかったから一晩で丁度の量だった。チェアはHelinoxのタクティカルチェア。
SnowpeakのTake!チェアもそうだが座った時に腰回りが締め付けられるようで座り心地が
あまり好きではない。確かに軽量でコンパクトだがパチモンも多く出回っていることもあり、
この品にこれだけの価格の価値があるのか疑問。
設営が終わって遅い昼食のカツ丼をビールで流し込む。車がサイトに直付けできないので
リヤカーに荷物を積んで数百メートルを2往復したら、かなりの空腹で貪るように食べた。
丁度この頃雨が降り出し、タイミング的に設営が終わった後で良かった。
夕食はとにかく簡単にと全て出来合いのもの。酒は熱燗~ハイボール、ウイスキーのロック
といつも通りふんだんにある。酒を飲むためにキャンプに来ているようで少々後ろめたい。
年齢的にもいつまでこんな飲み方が出来るのか?それでも空が明るいうちから外で飲めるこ
とが幸せでやめられない(笑)
トイレに立ったついでに近くに水仙の花畑があったので散策してみた。
心地良い花の香りが漂いとても癒された。
若い頃は花とか全く興味が無かったけれど、母が亡くなった後に残された洋ランを育てて
いるうちに植物が愛らしくなってきた。これも年のせいか?
今、実家では木蓮や梅、椿の花木やクロッカス、水仙、チューリップなどの草花が咲いている。
これから芝桜なども見頃になるだろう。花が大好きだった母の面影を感じてしまう。
夜が深まるにつれ気温も下がりダウンの上下を着る。熱燗の四合瓶を空けた後、焚き火を
眺めつつ「角」のハイボールを飲む。チェックインの時にキャンプ場のスタッフにクマの事を
尋ねると今年は未だこの周辺には出没していないとのこと。クマは少し心配していたので
良かった!他にキャンパーおらず何にも気兼ねすることなく存分にソロキャンプを堪能した。
キャンプ用にポリカーボネート製のロックグラスをアマゾンで購入した。
1個のつもりでポチったらなんと6個も入っていた!余ったグラスをどうしようか思案中。
ロック用のウイスキーはニッカSESSION。
雨脚が強まってきたので上だけ雨具を着る。RabのPERTEX SHIELDプルオーバーはSサイズで
ジャスト。パンツはCAPTAIN STAGのMサイズ。
Oregonian Camper のベストは身厚で頑丈なのでガシガシ使える。パーカーはキャンプグッズ
のWAQ、シューズはKeen、ハットはNew Era。
キャンプも一時のブームが去ってキャンプ場も空きはじめ、往年のキャンパーにとっては好ま
しい環境が戻ってきた。しかし昨今クマの出没が相次ぎ、そのせいでキャンプが敬遠されてい
ることもあるかもしれない。生ゴミの管理や食べ残しで炊事場を汚さないなど最低限のマナー
は守ってこれからもキャンプを続けたい。
実は5年ぶりはそうなんだけど今年の1月2日に続いて今回が今年2度目のスキー。
正月はアルペン(山スキー)で滑ったが、今回はテレマークを選択。あまりの天気の良さに
正月と同じ「たざわ湖スキー場」へ急遽出かけることにした。
用具は10年前に購入したk2(USA)セミファット板にBlackDiamond(USA)のテレ75㎜ビンデ
ィング。テレビンディングは現在NTNが主流のようでブーツは75㎜タイプと互換性は無
い。当方のブーツは旧GARMONT製(ITALY)で多少劣化はしていたが、壊れることも無く
使用出来た。GARMONTは現在SCOTT(Swiss)が吸収して製造販売しているとのこと。
ウェアはジャケットのみ中綿入りのものを購入。ELEVENATE(Sweden)というメーカーで、
北欧ではPeakPerformance(同)やHoglofs(同)と並ぶ人気のメーカーらしい。パンツは以前
からのバックカントリー用の中綿の無いArc'Teryx(Canada)のビブを流用。天気が良いの
で中綿が無くても大丈夫だった。
ゴーグルは以前のものがすべて劣化してしまい新調を検討するも結構高価で、やむなく
程度の良い中古のSMITH(USA)を購入した。
北欧ウェアブランドでは他にHOUDINI(Sweden)、Klattermusen(同)FJALLRAVEN(同)、
NORRONA(Norway)、テントメーカーではかの有名なHILLEBERG(Sweden)、Tentipi(同)、
NORDISK(Denmark)、ROBENS(同)、Bergans(Norway)、HELSPORT(同)メスティンで有名
なtrangia(Sweden)バーナーのOPTIMUS(同)、SUNNTO(Finland)はアウトドア用の時計や
ハンディGPSでは世界的なブランドだ。
いずれもオシャレなデザインとTHE NORTHFACE(USA)などと違って他人と被らないのが
いい。個性的でセンスがよい分値段も高め。
テレマークはやはり難しい!
身体が硬直して思うように滑れない。YOUTUBEで色々研究してイメトレは完璧のつも
りでも現場では全く通用しない!
ズラしの滑りでスピードを抑えることに専念。
テレ姿勢からターン開始時のフォールラインに向くのが怖くて焦って板を回そうとす
るため、バランスが崩れる。そんな不毛な滑りが続き下肢が悲鳴を上げる。
正月は雪不足でアイスバーンだったけれど、今回は大晴天でさらに雪質も申し分なく
本当に気持ちが良かった。スキーの醍醐味は味わえなかったけれど、まずは大満足の
1日となった。
昨年の暮れに勤務先の車で追突事故を起こしてしまった。
気づいた時には既に衝突した後で、激しい衝撃に思わず「死んだ!」と思った。
ノーブレーキの時速50㎞で路肩に停車中の4tトラックに追突したのだから車は当然
廃車。エアバックとシートベルトに助けられたのか、首の軽い捻挫程度で済んだ。
車の修理屋さんは「この程度の怪我で済んだのは奇跡ですね、きっとお母さんに助けら
れたんだね」と言っていた。それにしても相手がトラックで良かった。
乗用車だったら大変な怪我を負わせていたに違いない。
時折事故の衝撃がフラッシュバックのように蘇り、車の運転に自信を持てなくなってし
まった。
今冬、Snowpeakが運営する陸前高田のキャンプ場へ行きたいのだが、長距離を運転す
る自信が無い。娘には「免許返納だな!」と言われた。⤵
母が他界して四十九日に満たずとも、キャンプに出かけたのはここ1か月の事をじっくりと
振り返ってみたかったから...
雨と風が予想されたので大幕は敬遠しようと思ったが、今回はどうしてもIGTを使いたかっ
たのでヴァールPro.Air4を選択。悪天候の無理を押して近くのキャンプ場へ行って来た。
予報では強風が吹き荒れるとのことで、張り綱をしっかりと取る。
風速12メートルの予報通りテント設営時に時折突風が襲ってくる。雨もパラパラと
小雨ではあるが小康状態が続く。明日撤収日の雨だけは勘弁して欲しい。
IGTを導入したかった理由はSnowpeakのタクードを購入したから。今の時期、まだ寒さはそ
れほどもなく、ストーブとしても十分使えると判断。なので他の暖房器具は携行しなかった。
そしてフラットバーナーに載っているのはやはり新調のSnowpeak土鍋膳。
これで美味しいご飯を炊き上げるのがもう一つの目的。
さらにはSnowpeakのニューモデル、フラットテーブルアーキテクトの新規導入。
重厚な金属製のパーツ類が趣味心を擽るが、如何せん高価でなかなか手が出ない代物。
組み立てが結構手間で面倒臭いが、それも楽しみと思えるほどクランプは精密な作りで
所有欲を満たしてくれる。なによりテーブル上の整理整頓に一役買ってくれる。
タクードはストーブというより調理用の石油コンロという位置づけ。炎はゴトクギリギリ
の所に抑えて使うのが良いそうだ。直径20㎝以下の鍋には天板を置いて使用するとよい。
今宵の肴はマグロとアジのお刺身と鍋はきりたんぽと完全和食をチョイス。
お酒はお気に入りの「ゆきの美人」復興生しぼり純米吟醸。微発泡で主張しすぎず品の良さ
がある。とても美味しくお刺身ともよく合い、ペロリと4合瓶を空けてしまった。
食後の蒸留酒はニッカのセッション。初めて飲んだが、特に特徴は無くそれなりの飲み心地は
味わえるものの、まあこんなもんか...と価格相応の感。
タクードの上部にはサーキュレーターとしてフアンを吊り下げる。暖気を室内循環させる
から幕内全体が温まる。IGT上のメッシュトレーに入れた洗った食器類もすぐに乾くので
便利。
土鍋で炊いた山形の「つや姫」1合。水が少々足りなかったのか、少し固めに炊きあがった。
土鍋特有のお焦げもしっかりついていた。
炊き立ての新米ご飯には魚卵が合う。筋子と明太子で存分に「新米」を堪能。
ただ、しょっぱすぎで暫く喉の渇きが収まらなかった。(笑)
羽鳥さんのモーニングショーを視ながら朝のコーヒーをククサでいただく。
撤収時に気づいたが、テントのポールが3本歪んでいた。風で煽られたときにヤラレたらしい。
翌日早速SNOWPEAKに修理の依頼をした。
コンパクトにしたつもりでもソロの割にはやはり荷物が多すぎる。
IGTやストーブを持ち出すとどうしても大掛かりになる。
普段シェルコンやバックに全て道具を仕舞い込んでいるので、どうしても不要のものも持ち
出してしまう。キャンプ道具専用の部屋があったらそこから使うものだけを積み込んで出か
けられるのに。なにせ道具の置き場所が無いのには参った。
母の旅立ちから約1ケ月。まだまだ悲しみは癒えるものではない。
四十九日までは未だ下界に居るとのことなので、それ迄は近くに母を感じていたい。