キャンプ&オーディオ&トレッキング

趣味のブログで気ままな独り言を日記として綴っています。

オールド山水プリメインアンプ

2017-01-23 23:24:00 | オーディオ
  
暫くの間、真空管の音を「シングルはパワーはないけどキレイな音色だなぁ」とか、「プッシュプルは真空管の割にはパワーがあるなぁ」とか漠然とした印象で聞いていた。そんな中、オールド山水のアンプを目にする機会があり、その質感に魅力を感じた。精悍なブラックパネルにいぶし銀のようなスィッチ類、その質感にすっかり魅入ってしまった。動作品のプリメインアンプをオークションでを落札して音を聞いてますます虜になった。真空管のマッタリとした音色に(あくまでも自分のシステム上の話です)どっぷりと浸っていた感があったので、ソリッドステートの低音のキレがありスピード感のある音にすっかりとはまってしまった。それでも40年も前のアンプだし、鳴らしているスピーカーも古いものなので、現代のものに比べると当然古臭さい音なのだろうが、今の自分の耳には新鮮に感じた。

   
球アンプ群の中で唯一の石アンプ、この後トランジスタアンプが勢いを増して勢力図が塗り替わることに...

スノートレッキング③

2017-01-20 23:48:00 | 雪山・山スキー

  
天気に誘われいつもの低山へ出かけた。平日ということもあり、頂上まで登る人は少ないとは踏んでいたが幸いにも先行者のトレースに助けられ、頂上を踏むことができた。
頂上は風もなくポカポカ陽気で一応ツェルトも持参したが、出番はなかった。


  
素晴らしい天気で遠く奥羽山脈の峰々を見渡すことができた。
帰りに温泉で汗を流し充実した1日であった。
  
途中からワカンを履いた。暫く歩くとつま先がワカンの先端に擦れるようになった。紐の後ろ側部分を踵に引っ掛かっていなかった事を思い出し修正した。ワカンを久しぶりに履いたのですっかり履き方を忘れてしまっていた。

  
下地がある程度固い斜面に少し雪が載っている程度なので、ワカンが威力を発揮した。さすがにツボ足では踏み抜きで大変そう。

  
登行中は暑いのでミドルレイヤーのpatagoniaのキャプリーンで登った。

  
アウターはHaglofsのソフトシェル。雪山ではソフトシェルがとてもいい。柔らかくストレッチ素材なので脱ぎ着が楽でとかく億劫になりがちな温度調整がこまめにできるメリットがある。

  
ブナ林の尾根を歩く。日差しが強くどんどん気温が上がってくる。

  
今日はLOWAの冬季用登山靴を使用した。最近の登山靴は軽くて暖かく柔らかい。ソールの効きも抜群で冬季登山靴は数年のうちずい分進化していると感じた。


管球式アンプ

2017-01-16 21:59:00 | オーディオ

  
オーディの復活を目指した時に一番聞きたかったのは真空管の音色だった。真空管は独特の雰囲気を持っている。「暗くした部屋にほのかに灯る真空管の明かり、ストレートウイスキーを舐めながら聴くJAZZボーカル...」これが私の理想とする真空管の世界だ。
300Bや2A3等の銘球アンプは中古でも高価で手が届かないけれど比較的買いやすい価格帯のものを中古で買い集めた。

EL34(6CA7)プッシュプルのアンプは中国製のYAQIN、巨大なトランスで重量は20㎏近い。EL34が元気で力強くジャンルにこだわらないオールラウンドな音を聴かせる。低音が少しブーミーで音の色付けがある感じ。新品購入後、間もなく3番の球が立て続けに2回切れてしまった。交換後のバイアス調整でその後不具合は出ていないので故障ではなさそうだ。現在SUMTECHのSPセレクターでTechnics7(低域36㎝)につないでいる。

  
PCは富士通のLIFEBOOK、チューナーは35年前に購入したド派手なイルミのMarantz。現在でも問題なく機能している。

  
ターンテーブルはTechnicsのフルオート。実は会社の上司から使わないからと言って大量のレコードと一緒に頂いたもの、15年も前の事なのでこちらも使うはずもなく押入れにしまいこんでいた。数年前に整理で古いカセットデッキやCDPなどと一緒にハードオフに持ち込んだ。
ところがこのプレーヤーだけは回転が不安定なのでタダでも引き取れないとのこと。仕方なく持ち帰えり暫く放置していたが今回オーディオ復活に伴い、引っ張り出して分解してみた。盤面の通常のツマミでは確かに回転の調整がままならない、が、ターンテーブルを外すとそこにも調整ツマミがある、これを回すと回転が安定しだした。また、接触不良により音の途切れがあったので、配線箇所に接点復活剤を施して内部を清掃した。これらにより今ではすっかり蘇り、我が家のオーディの一員として活躍している。

  
カートリッジはDENONのDL103をYAQINのフォノイコ+ortfonの昇圧トランスを介してつないでいる。DL103は本体重量があるので、通常のウェイトではバランスが取れない。ネットで追加ウェイトを購入してアームに取り付けることでバランスをとることができた。ortfonの昇圧トランスも35年前に購入したもの、当時MICROのDD7にMC10をつないで聴いていた。今回PHONOを構築するに当たり、押入れを探して運よく見つけることができ、取り付けしたところちゃんと音が出た!
ただ出力が少し弱い感があるので今度はortfonのMC20を入手してみたい。シェルもortfonでこれは新品で購入、持ち手の部分が上へ湾曲しているため、ダストカバーを閉めると接触してしまう。最初そのことを知らずにオートリターンでアームがリフトアップした際に、ダストカバーに接触して針飛びによる大爆音!危うくカートリッジをダメにするところであった。
今は写真の通りゴムのダンパーを挟みカバーを浮かして使用している。
予備のカートリッジは30年前に購入したAudiotechnicaのMC、線の細い繊細な音がする。どちらかというとclassic向きか?


  
CDPはCECのエントリーモデル、安価な割にRCA、オプティカル、コアキシャルの他に高級機に限定されるバランスケーブルが接続可能な事とD/Aコンバーターの質が良いなど評価が高かったので中古で購入した。
2年ほど前ここのメーカーのプリメインアンプを2台所有していたが、1台はボリウムのガリがひどく、もう1台は中古で購入後半年で片チャンネルがイカれたので手放した。今は2台あるCDPは故障なく使えている。
 
  
中央奥は中国製の6P1のプッシュプル、ネットで新品を購入。プッシュプルなので音は力強い。SPセレクターで古いDIATONEのフロア型(低域30㎝)につないでいる。SPセレクターはBTL対応でも真空管は使えないとなっているが特に問題なく使えている。

  
アンプが増えすぎたのでRCAセレクターやSPセレクターをつなぎまくっている。RCAセレクターはLUXMAN、余計な接続物が多いと音が劣化するといわれているも、私の駄耳ではそれほど気にならないし、仕方ない事と割り切っている。
青色LEDが中華DAC。右のステン製は三栄無線のKT88(エレハモ)シングルで繊細なきれいな音がする。これは36年前に購入したONKYOのフロア型(低域31㎝)にSPセレクターでつないでいる。
左下の黒いカバー付はネットから新品で購入した台湾製の6V6シングル。200V仕様なのでステップアップトランスをかませている。コンデンサ、ボリュウム、トランスなど内部部品はオーディオグレードのものが使われているらしく、安価な真空管の割に結構良い音がする。これは6P1と対でDIATONEのフロア型(低域30㎝)に接続。

  
左がエレキット6L6GC(中国)シングル、右もエレキットKT88(サンバレー)シングル。6L6GCが三栄無線KT88と対でONKYOのフロア型に、エレキットKT88はサンスイのバスレフ型ブックシェルフ(低域21㎝)にそれぞれSPセレクターでつないでいる。

  
RCAケーブルはBELDEN8412がメイン、スピーカーケーブルはMonstercable、Audiotechnica、KANAREの低価格帯のものを主としている。


スノートレッキング②

2017-01-15 20:52:00 | 雪山・山スキー

  
今冬一番の寒気到来の中、スノートレッキングに出かけた。今年は積雪が少なく、スキー場は雪不足で大変だ。山も例年より少ない感じ。

  
日曜日なので登山者もそれなりに多く、朝9時30から登り始めで先行者のトレースを利用させていただく。尾根に出ると風雪が激しくなるが時折陽が射したりめまぐるしい天候。
  
氷点下5度でも登り始めると暑い、ミッドレイヤーはMAMMUTのAconcagua、パンツはMHWのソフトシェル、WindStopperのキャップ、Gore-Texのゲーターとオーバーミトンは全てOR、旧ロゴで年代物。ミトンの掌の裏面がベタつき始めているので寿命かもしれない。

  
アウターはpatagoniaのソフトシェル、確かladymix?薄い生地で脱ぎ着しやすく嵩張らず、蒸れず軽量ということで冬の低山ではベストチョイス。nikwaxやGRANGER'Sでメンテナンスしながらもう7~8年使っている。
エキスパートオブジャパンのワカンを携行したが結局使うことはなかった。

  
Blackdiamond旧ロゴのスノースコップとポールはLEKIのBackCountryに黄色いスノーバスケットを装着。この辺の小物も全て10年選手。新しいものもいくらか購入はしているが結局は昔から使っているものに信頼感があるせいか、古いものを選んでしまう。

  
久しぶりにMUKAストーブを引っ張り出してみた。お湯を沸かそうとポンピングをして着火を試みたが全く反応がない。3~4年全く使っていないのですっかり使い方を忘れてしまった。使い方といってもホースをつないでポンピングしてバルブをスタートに合わせるだけで着火するはずだが...昼食はあきらめて早々に下山することにした。
帰宅してからいろいろ触っているとバルブに仕掛けがあることを思い出した。バルブを引っ張ってから回すとしっかりと着火することができた。年は取りたくないものだ。

  
  
Zamberlanの冬期用ブーツ、ヒビ割れたランドラバーをシューグーで修復したもの。見た目は違和感なく使えている。こちらも古い靴なのでシンサレート封入で暖かいはずだが何しろカタイ。もちろん低山ではオーバースペックだろうが靴の内部も固くてよほど厚いソックスを履かなければ痛いぐらい。重量も重く、鍛錬のための鉄ゲタ目的以外は使いたくない。


キジ撃ちと靴の話

2017-01-08 21:27:00 | 雪山・山スキー


好天の予報に誘われ近くの低山へトレッキングに行ってきた。今回も軽装でバーナーなど持たず自宅からポットにお茶を入れて軽食持参のお手軽トレッキングとなった。

  
素晴らしい天気、青い空に雪が眩い。新年の山の絶景に缶チューハイで乾杯!








晴天無風とあって結構暑いだろうとアウターは携行せずトップスは暫らくぶりに引っ張り出したウールのジップネックに速乾の化繊アンダーとberghausのマイクロフリース、ボトムスはアンダーにCWXのサポートタイツ、アウターにMountainEquipmentのソフトシェルパンツを選択した。berghausのフリースはインポート物のSサイズの割にかなりタイト。正月以来の喰っちゃ寝で出っ腹メタボ体型丸出しとなってしまった。最近のアウトドアウェアも世の流れに沿って全体的にタイト&ショートとなっているようだ。
予想通り気温が上がり、アウター無しでも十分汗をかいた。ただ、登りはじめと山頂での休憩時はさすがに寒くmarmotのドライクライムフーディを羽織った。このJKは今はもう製造されていないと思われるが、保温力があって蒸れない、軽い、嵩張らない、ウエストベルトやショルダーベルトに擦れてのピリングの発生もない。今まで季節を問わず数々の山でガンガン使えて重宝してきた。さすがに初代のものは袖裾のゴムが伸びきってしまったが、袖裾がベルクロになった2代目はまだまだ使えそうだ。ザックは10年来お気に入りarc'teryxのkhamsin、ポールはBlackdiamond(スノーバスケットを忘れた^^;)。

下山中、突然腹痛に見舞われるが日曜日でしかも晴天なので上下山客がひっきりなしに往来、一瞬パニックに!わずかな隙をみてトレースを外れて必死の思いでラッセル、今日は2回もキジ撃ちしちゃいました!
山頂で飲んだ賞味期限切れの缶チューハイが原因か?


LOWA、HANWAG、SCARPA、GARMONT、MEINDLなど何足か持っていた三季用の登山靴は殆どがポリウレタンの劣化でソールが剥がれてしまった。HANWAGとMEINDLは大枚をはたいてソールを張り替えたが、HANWAGは手放してしまった。GARMONTは安靴だったので捨ててしまったが、LOWAとSCARPAはまだ捨てきれずにそのままゴミのような状態で保管している。

一方冬季用はTechnicaとZamberlanどちらもワンタッチアイゼンが使えるのでソールはャ潟Eレタンは使用しておらず剥離などはなさそう、ただランドラバーに経年劣化によるひび割れが発生しているため、もう寿命かなと思いつつもネットを検索してみると、「シューグー」なる靴の補修材を発見、早速購入して使用してみた。施術後はデコボコで見栄えは悪いが、軽くサンドペーパーをかけてしまえば艶消しとなって山ではほとんど気にならないレベル。
早速本日Technicaを使用してみたが、写真の通り見かけは悪いがヒビ割れ、水漏れなど無く完璧に使うことができた。得をした気分になった。
   

高価な登山靴のャ潟Eレタンソールが数年で劣化するとは到底納得できない。買い替えの需要を見越しての営業戦略と見られても仕方がない気がする。メーカーはもっと耐久性のある素材を研究するべきだ。何度か経験しているが何よりも、山中で突然ソールが剥離するなんて危険極まりない話で、このあらゆる素材が進歩している現代において驚くばかりだ。