キャンプ&オーディオ&トレッキング

趣味のブログで気ままな独り言を日記として綴っています。

2年ぶりの秋田駒ヶ岳

2024-06-16 21:17:47 | 登山・トレッキング

約2年ぶりの秋田駒ヶ岳。山は諦めたわけではないけれど、お腹の状態が不安定で、ものを食べると

すぐもよおしてしまうので不安でなかなか足が向かない。

男岳から馬の背を通って横岳へ向かう。ムーミン谷へ降りると大焼砂の登りで冷たい北西風に

晒され腹冷えでお腹の具合が悪くなるので、ここは敬遠。

ガスの切れ目から時折阿弥陀池が顔を覗かせる。気温も下界に比べ大分低く、この日は12℃位。

長袖シャツに1枚ウインドブレーカーを羽織るくらいで丁度。

男岳からムーミン谷を望む。チングルマの大群落にはまだ少し早い感じで降りている人もまばら。

男岳ではミヤマキンバイが見ごろで黄色いお花が心を和ませる。

イワカガミも所々では咲いているがまだ少し早い感じ。

ミツバオウレン?あまり詳しくないので間違ってたらゴメンナサイ。

イワカガミとキンバイのコラボ。花はもちろん素晴らしいけれど、様々な形をした葉っぱも

見ていて面白い。近所の雑草と違って全体的に低く、ギッシリと身を寄せ合っていて密度の

高いこの葉っぱ達の魅力に初めて気づいた。

ミネザクラというのかな?下界ではサクラはとっくに終わっているので不思議な感じ。

シラネアオイは初夏を思わせる薄紫色の花びらがキレイ。

ミヤマダイコンソウ?同じ黄色でもミヤマキンバイよりも花弁が大きい。

雪渓がまだ残っていて暖冬、温暖化でもここは未だ早春。

Arc'Teryxのソフトシェル、登山ウェアではあまり見かけないグレー色が新鮮。

プルオーバーは脱ぎ着が少し面倒なのが難点。それにしても出腹が目立つ(笑)

里ではクマの出没が頻繁で山へ出かけるのを控えている人もいるだろう。

実際近所の登山愛好家も平日は怖いから、人が大勢登る土日しか山へ行かないと言っていた。

中腹ではタケノコ採りの人だろうか、山中でずっとサイレンのような音を鳴らし続けてていた。

きっと山菜取りを生業にしているのだろう。

 

 

 


紅葉の栗駒山

2021-09-28 21:11:00 | 登山・トレッキング
  
休みの前日にテレビで紅葉の見頃を迎えた栗駒山を視た。翌日快晴の予報だったので、1年ぶりに栗駒山へ向かうことにした。まずは名残ヶ原から頂上を目指す。


  
いつもの須川コースで頂上まで90分コースと軽く考えていたら苔花台から別のコースへ迂回を強いられる。
何かの理由で昭和湖方向には進めない模様。


  
結局産沼コースを辿ることになり、昭和湖あたりで昼食を摂ってのんびり登ろうという思惑は外れ、結構な斜面を登る羽目となる。それでも山の上は紅葉が見頃で多くの登山客が訪れていた。


  
笊森山方面へ嫋やかに続く山脈。広葉樹と笹とのコントラストが見事。

  
3年前に訪れたキレイな笊森避難小屋も遠くに見える。産沼コースが主線となれば小屋を訪れる登山客も増えているかもしれない。笊森方面は静かで本当に魅力的な所で是非また行ってみたい。

  
昼食はお湯を沸かしてラーメンとおにぎり。普段まったく運動しない自分にとってこれらの装備の重量も侮れない。

  
自分の感覚では紅葉はまだ早いだろうと思っていたが、中腹から上は真っ盛り。


  
山麓はまだ全く紅葉していないので、標高で気温の差が相当あるのだろう。

  
登山客が多いとは言っても時期がまだ早いせいか、登山道が数珠繋ぎになる程ではなく、コロナの影響かバスツアーの人々が殆ど見られなかった。

  
登りも下りも昼食時以外は途中殆ど休憩しなかったので脚が大分ヘタっている。
途中関節痛も現れたけれど、無理を押して歩き続けたら知らない間に痛みが無くなっていた。

  
青い空と白い雲に紅葉の赤が見事に映える。

  
下山後の温泉はパスして途中、成瀬ダムの工事現場を展望台から望む。
撒きあがる土煙と重機の騒音が静かな山間に鳴り響いていた。

 

  
山頂はガスが出て強風が吹き荒んでいる。この後寒さを凌ぐためウインドブレーカーを羽織り手袋をつけた。

今年山行は3度目で、しかも楽な山ばかりという為体。山を登っている人々に自分のような出腹の人は殆ど居ない。なんとかせねば...(苦笑)

後で知ったことだが、須川コースの昭和湖付近は硫化水素の濃度が高く、現在通行止めとなっているそうだ。
そのためか秣岳からの縦走コースを経てきた人々も居たようだ。(羨望)

土砂降りの秋田駒ヶ岳

2021-07-14 19:19:00 | 登山・トレッキング

 
先々週の森吉山に続いてハイキングコースの秋田駒ヶ岳を訪れた。雨の予報ではあったけれど昼食は避難小屋で休めるから大丈夫。アルパこまくさから11時過ぎのバスに乗り込んだ。

 
花の見頃は終盤を迎え、咲いている花は限られる。

 
心配された雨もしばらくは持ちそうだし、多少ガスが出ているけれど、陽が陰っている分涼しくて心地良い。

 
阿弥陀池周辺にはタカネスミレやハクサンシャクナゲなどが所々に咲いている。

 
木道に差し掛かる頃からにわかに雨が降り出し、小屋に着くころには本降りになってきた。
小屋の2階に上がり昼食をとる。
ほとんどの登山客は三密回避の為か外で昼食をとっていた。

 
雨はいよいよ激しくなり、土砂降りの様相となってきた。久しぶりに湯森~笹森へ行きたいとも思っていたが、この雨で断念。早々に山を下りることにした。

 
下山途中で左手300m位の藪が突然動き出した。なにか動物らしきものが藪を投げ倒して走っている。その動物らしきものは驚異的なスピードで藪の中を疾走。瞬間真っ黒い姿を目視。熊だ!
山中では決して珍しいことではないが、登山客が多いこの時期、鉢合わせになったりすると怖い。
ここは彼らのテリトリーなのでそこを侵す人間は謙虚に振る舞わらなければならないと思う。






ハイキングコースなので傘で十分と思っていたのもつかの間、土砂降りとなった。



夏期の雨具の着用は蒸れとの戦いとなるので極力避けたいところ。たとえGore-Tex素材でも長時間登行を続けると水蒸気の排出量が飽和状態となり蒸れてくる。

全国各地で集中豪雨の被害が出ている。山の上も落雷や土砂の崩落など危険が潜んでいるかもしれない。天気予報で警報が出ていたら登山を中止する勇気も必要。


久しぶりの森吉山

2021-06-29 21:52:00 | 登山・トレッキング

  
花が見頃との新聞記事を見て、3年半ぶりに森吉山へ出かけた。

    
ゴンドラからすぐの避難小屋2階から望むオオシラビソの山容。

  
冬期はこれが樹氷となるのは周知のとおり。

  
見頃のはずの花はすでに終盤を迎え、南斜面のチングルマは殆どが終わっていて、髭のような綿毛があたりを埋め尽くしている。これはこれでまた癒される。

  
隅々を見渡すとハクサンチドリやイワハゼが肩を寄せ合うように咲いている。なんともイジらしい。


  
一面緑の中に白い花を咲かせるコバイケイソウの群落が目を引く。

  
そして登山客を見送るようにニッコウキスゲが微笑みかける。

  
イワカガミが所々に顔を出す。チングルマとのコラボが見たかった。

  
それでも山人平に向かう北東の斜面にはわずかにチングルマの群落を見ることが出来た。

  
雪渓からヒバクラ岳を望む。ゴンドラの最終時間に間に合わないので残念ながらここでUターン。
  
  
見事なブナ林が続いている。紅葉の時期にまた来てみたい。

  
体調が悪いのかホシガラスが木道の上で休んでいた。野生の鳥がこんなに近くに人がいても逃げないのは、おそらくよっぽど体調が悪かったのだろう。

  
かろうじて飛べてもわずかな距離しか飛べないようで、可哀想だが何とも出来ない。

  
ゴンドラに乗って、駅舎からスタートしたのが正午、登ってすぐの避難小屋で早速昼食を摂った。暫く山から遠ざかっていたのは熊のせいだけではなく、昼食後にやってくる腹痛が怖いから。
食べ過ぎ飲み過ぎはお腹が下るので、出来るだけ飲み物は控えるようにした。

  
ボトムスはTHE NORTHFACEの化繊の七分丈パンツ。履き心地がさらっとしていて軽くてストレッチが効いているのでとても履きやすい。ただ、ショートパンツや丈の短いパンツは靴の中に葉っぱや小枝等ゴミが入って滅入る。

コロナ対応が難しい。たとえ、山中であってもすれ違いざまの挨拶はリスクが無いわけではない。マスクの着用が理想でも登山中は息が上がってなかなか使えない。

特にこの花の時期は県外客が非常に多いので悩ましいところだ。


猛暑でも涼感たっぷりのお手軽コース

2020-08-17 23:29:00 | 登山・トレッキング
  
新型コロナウイルスの影響で東京に住む子供達は帰省が出来ず、1週間取った休暇が全て流れてしまったとのこと。猛暑の中、何処へ行くでもなく自室で過ごさなければならない子供たちが不憫だ。

とはいうものの、この暑さの中、家にいてもしょうがないということで子供達には申し訳ないが、鳥海山麓の定番コース中島台レクリェーションの森へ涼みに行ってきた。

  
何の準備もせずに午後からぶらっと来たので、短パン、tシャツ、サンダル姿だったから、いくら歩行を早めても蚋の集中砲火を浴びることに。せめて虫除けスプレーを持ってくればよかったと後悔しきり。

  
ブナの奇形樹が林立するその景観は圧巻。出羽山塊で見る細いブナ林とはまた違う雰囲気を醸し出している。 
  

いつもの場所に「あがりこ大王」は無言で鎮座している。300年以上もじっとここに根を下ろしていることを思うと不思議な感じがする。
  
小豆色のtシャツはOutdoorresearch。ャ梶Eレーヨンの極薄素材で、メリノのような柔らかさが心地よい。残念ながらスリムフィットなので撮影時は思い切り腹を引っ込める必要あり。(笑)

  
木漏れ日の渓谷を歩く。林間はとても涼しく蚋さえいなければ天国。パンツはTERNUAのトレッキング用。