１０年先

あの頃は

５年先ですら

ずっと

先の事のように

思えた



１０年先なんて

想像も

出来なかった





１０年先



今は

容易く想像がつく





あと

１０年の間に

何が出来るのか

出来ないのか

分からないけれど





何か

確実なモノを

残したい…







１０年前も



そんなこと

言ってた気が…





人は

変われるようで

変われない



のかな…

見えないもの

見えないものを

見ようとしても

見えない



明日と言う

未来のことだって

分からないから

不安になる





今という

見えるものから

目をそらさずにいたら



不安な

気持ちも

無くなるはず





そう

思いたい

笑顔の裏側

自分が

楽しい時に



悲しんでいる人が

いる



そう思うと



思いっきり

笑えなくなった







みんなが

しあわせになれる

そんな

瞬間って

あるんだろうか…

空を見上げて

人が

空を見上げたくなるのは



誰かと

この空を通して

繋がりたいから

なのかもしれない





何処かにいる

誰かと…

価値

大切なモノ

大事なモノ

の

価値に気づくのは

どうして

いつも

後からなんだろう



失ってしまってからじゃ

無くしてしまってからじゃ

遅いのに…





そんな

後悔を

繰り返していたら

いつかは

大切なモノ

や

大事なモノ

の

価値に

最初から

気付けるのだろうか



それとも…

永遠

永遠なんて

きっと

本当は

存在しない



だから

永遠に

憧れて



永遠を

約束したくなるのだろう





この命にも

この星にも

限りあることは

確かなのに





永遠なんて

きっと

存在しないのに

夢の続き

幸せな夢の

続きが

もし

見られるのなら



ひとりじゃなくて

ふたりがいい

チャンス

チャンスは

いつでも

やってくるわけじゃない



だけど

ここぞって

時に

訪れるチャンスを

モノにできる

準備はしておきたい





千載一遇かもしれない

チャンスを

逃さないために

約束

縛り付けられる

約束は

窮屈だけれど



それが

励みに

なる

約束なら



嬉しいから



その約束のため

頑張ろう



約束を

叶えるために

秋桜

あの日





道端に咲いた

秋桜が



夏の終わりが

近いことを

告げていた



まだ

朝顔も

向日葵も

見ていないのに…





秋桜が

少し意地悪く見えたのは

勝手な被害妄想

って



笑われるかな