はるぽんブログ

はるぽんのパソコンいろいろ日記です。

ステップテキストの執筆

2016-07-14 | パソコン雑記

うちの教室は一般社団法人パソコープの会員教室。
日々、様々な情報をいただいたり、授業で使うテキストや商材のお世話になっている。

先日、パソコープでおもに使われているステップテキストを作り変えるにあたり、そのテキストの執筆に携わるチャンスをいただき、無事その仕事を終えることができた。
今まで40ページほどのEテキストの執筆のお手伝いをさせてはもらっていたが、今回のような1冊まるごと180ページというのは初めての経験だった。
ワードのテキストはVol.1、Vol.2、Vol.3の3冊構成になっている。
Vol.1からVol.3まで、初級、中級、上級と難易度が上がっていく。
私の担当はVol.3だった。

執筆期間は4月下旬から6月中旬までの約2カ月。本当に締め切りまでに仕事を終えられるのか?と、とても不安だった。
でも任されたということは、「あなたなら終わる」と信じられたということ。
その信頼になんとか答えたかった。

テキストの執筆は、難易度が高いVol.3が一番難しいかというとそうではなく、初級なら初級の、中級なら中級のそれぞれの立場の表現の難しさがある。
Vol.3はある程度ワードを知っている人が使うという前提があるので、そういう面では進めやすかった気がする。

テキスト開発委員会の話し合いで、Vol.1からVol.3での生徒さんに伝えたいコンセプトを決め。
大筋の完成例のイメージを決め、実際にWord2016を使って完成課題を作成する。
・理事の増田由紀先生からいただいたサンプルファイルを発展させていったもの。
・私が一から作ったもの。
・使う機能に合わせて、ふさわしい内容を探したもの。
すべての完成課題が揃うまでたくさんのやり直しがあった。

まず問題なのは、テキストに使用する画像やイラスト。
通常の「個人利用ならOK」のフリー素材は、今回のような商用利用では使えない。
万が一、商用利用OKのものが見つかっても、デザイン的に完成例にふさわしくなければ使いたくない。

今、振り返っても、ひとつひとつの完成例が固まるまでの過程がよみがえる。

たとえば、第2章の「ほたるの夕べ」ポスター。
行ってみたいな♪と思える、幻想的なポスターにしなくてはならない。

ところが、これ!というメイン画像が見つからない。
紆余曲折しているうちに、小田晶季子先生がご自身の撮影された写真を提供してくださることになった。
いただいた写真の中から、「これ!」という1枚に出会えた。さすが小田先生の撮影技術。
そして、今度はその画像に、由紀先生がさりげなく「ほたる」を加工して加えてくれた。これまたさすが由紀先生の画像加工技術。

右下の画像は、当初、イラストだった。
和風素材をあてはめてみたり、ほたるのイラストをあてはめてみたり。
それも素敵だったけれど、商用利用という壁を越えられなかった。
パブリックドメイン(著作物や発明などの知的創作物について、知的財産権が発生していない状態または消滅した状態のこと)のイラストと組み合わせ、私が描いたほたるのイラストを追加したりした。

結局、時間かけて描いたほたるのイラストもなんとなくピンとこない。結局自分でボツにして、小田先生の写真に置き換えさせてもらった。
「ほたるの夕べ」ポスターに使用する画像をすべて小田先生撮影の写真に置き換えた時、統一感が出てやっと自分で納得できた。

由紀先生、小田先生に感謝感謝である。

どの章の完成課題をみても、それに固まるまでの経過の完成例が時系列で脳裏に残っていて、自分にとっては1枚の完成課題ではなくミルフィーユのような厚ぼったい層に感じられる。

もうひとつ写真がメインになった第2章のチャレンジ問題「iPadコンサートのポスター」。
これは昨年、赤羽根先生が企画してくださったコンサートに、パソコープ内のiPadバンドが出演させてもらった時の写真を用いた。
メイン画像は、私がiPhone でパノラマ撮影したもの。

これなら使えるかなと選んだ写真ではあったが、少々気になる点があった。
観客の皆さんのうしろ姿が写った写真で、何名かの方の髪がちょっとだけかわいそうだった。
ちょっとだけ白かったり、ちょっとだけ薄かったり。。。
自分だったらと思うと、やっぱりどうにかしてあげたい。 

そこで、目立つ方だけ、私が画像加工で手を加えさせてもらった。
思いのほか目立たずウィッグ?ボリュームアップ?できたので、内心にんまりできた。 

平先生が写してくれたスナップも、右下に添えて。
写っている先生方にも了解を得て。
iPadの画面ショットも図形のスタイルでいい感じにはめ込むことができた。
どれもこれも思い出がいっぱい・・・(♪)である。
「ステップテキストが完成するまで」っていう180ページの本が書けそうなくらい。 

まずは、各教室の先生方にテキストをサンプルとして手に取っていただき。
その後、各教室の生徒さんに授業を通して「できた!」と達成感を味わっていただけたら。

そんなことを切に切に願う今日この頃です。 
もちろんうちの教室でも、追々授業で使っていきたいと思っています。 

 



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