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nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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診療報酬改定と介護報酬改定で見えるものは

2008-04-01 17:04:06 | 雑感
今回の診療報酬改定と合わせて介護報酬を改めてみると、予防がキーワードのような気がします。
特定健診で新たに項目に加わったのが例のメタボリック健診、お腹周りが男性で85cm、女性で90cmでしたか、それ以外にもコレステロール値などでメタボリックに該当すると、健診後指導をうけて改善を促すことになります。
まさに生活習慣病を早めに捉え脂質異常症や高血圧症など、その後にきたす糖尿病、心臓病などを予防しようという取り組みです。これが予防につながるかどうかの議論はあるにしても何も手を打たないよりかはいくらかでも効果が見込める対策は打とうということでしょう。
介護の以前の改定で介護予防を創設したことはご存じの通りです。これもうまくいくか、効果があるかどうかの議論より、まず行って少しでも効果があればいいし、できればさらに効果があがるように手を打つ策を講じるということでしょう。
こうした動きは明らかに社会保険費の全体を抑制する方法を講じてきたと理解できます。
医療計画と医療適正化とで特定健診の受診率が全国平均より下回る都道府県に対しては後期高齢者医療の国負担分を削減するという、ほんとになりふり構ない姿勢を厚生労働省はとってきたと思います。
行政もこれからは本気で医療保険財政や介護保険財政の健全化に取り組むようになる。そこで今にして思うのが地域包括支援センターを外部委託した市町村のスタンスです。介護保険財政健全化の1つのカギが地域包括支援センターの事業にあったのですが、外部委託したことで市町村のコントロールが効きにくくなっていることはないでしょうか。
特定健診のやり方から推測すると介護予防の進捗状況によっては地域支援事業費削減が次の厚生労働省の手でなければいいのですが。

本年度は介護報酬改定の年度です。厚生労働省の次の一手が怖いです。
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