マイクロメートルの世界

生物の観察を楽しんでます。花が咲く植物の多様性と進化が現在のテーマです。マイクロメートルレベルまでを目標にしています。

黄砂の粒子

2021年03月31日 | 
 昨日は関東にも黄砂が飛来しました。夕べから今朝までスライドグラスを庭さきに6時間置いたものを観察しました。
スギ花粉は少なくなりましたがまだ落下しています。400倍の画像の花粉の周囲に沢山ある小さな粒が黄砂です。黄砂は風化した岩石を構成していた鉱物なので、PМ2.5レベルの細かい粒子である黄砂は、透過光で観察する光学顕微鏡にとっては観察しにくい対象です。
 暗視野にして白色光で照明すると花粉は黄色になるので区別がつきます。黄砂は白色光を反射して光って見えます。
      
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スギ花粉の飛来数 2021.3.22

2021年03月22日 | 裸子植物
 昨日の低気圧の襲来で大量に雨が降ってくれたおかげで、空気中のPМ2.5や黄砂、火山灰土などの余計なものが空中にありませんでした。朝から昼まで6時間の花粉の飛来数を調べると画像のようにきれいにスギ花粉だけが並んでいました。1平方センチメートル当たりに換算した飛来数は672個で観測した中の最高値を記録しました。
      
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小笠原の鳥類

2021年03月13日 | 小笠原の鳥類
 ダーウィンフィンチの企画展以来、鳥類について関心が高まり、過去10度行った小笠原で撮影してきた写真をまとめてみる気になりました。鳥を狙って専門に撮影しているのではなく、偶然の出会いで撮った写真ばかりです。

  ②  ③  ④  ⑤  ⑥  ⑦  ⑧  ⑨

 写真①2009.7.23 メグロ 母島の乳房山から下山する途中で出会いました。親子連れのメグロの幼鳥は人を恐れない様子で、至近距離で撮影できました。すぐ近くで親鳥が盛んに警戒音を発していました。
  
 写真②2005.5.28 アカガシラカラスバト 梅雨時の乳房山に雨の中を登山。登山する人は他には誰もいませんでした。ガジュマルの森のすぐ上の、ヒメツバキの多いあたりで出会いました。突然でしたのでフラッシュを切るのを忘れて思わずシャッターを切ってしまいました。繁殖期でしたが、当時は入山を禁じていませんでした。

 写真③2006.10.20 メジロ 父島 小笠原には沢山います。メグロと一緒に移動するものもいます。黄緑が鮮やかです。
  
 写真④2006.10.25 ハシナガウグイス 乳房山からの下山道で休憩中に、鳴き声を口笛で真似ていたらそばに寄って来ました。人をおそれていない様子。1メートル位の距離から撮影しました。とても小さいので驚きました
  
 写真⑤2005.6.1 父島 ヒヨドリ 我が家の近くにいるものとやや違う感じがします。オガサワラトカゲをくわえていました。
  
 写真⑥2006.10.20 父島 オガサワラノスリ 島の海岸沿いを飛翔するのをよく見かけます。何故か登山道にクマネズミの骨のかたまりが入ったペりットを落としています。小笠原では食物連鎖の頂点にいる動物です。
  
 写真⑦2006.10.24 ダイサギ 母島 時期的には「渡り」で来ているのかと思いましたが。この鳥1羽しか見かけませんでした。この3日前に南島上空の高い空を旋回している1羽のダイサギを見ているので、その鳥だったかもしれません。
  
 写真⑧2006.10.21 南島 カモの1種が南島の真水の池で泳いでいました。これも渡り鳥なのかも知れません。
  
 写真⑨2006.10.26 母島 イソヒヨドリ 民宿の朝はこの鳥の騒々しい啼き声で目覚めます。道端で虫を必死で捕まえていて、人が近寄るのも関係なく頑張っていました。

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スギ花粉の姿

2021年03月10日 | 裸子植物
 小中学生が使うレベルの顕微鏡を使用してスギ花粉を観察しているので、その姿を理解するのは難しいです。
 カラーで撮影すると色によって収差があって画像は拡大するほどぼやけてしまいます。単色光にすると本来の色にはなりません。
 今回の観察はスライドガラスにオリーブオイルを塗布してスギ花粉を採集し、同じ油を滴下してカバーグラスをかぶせて観察しました。拡大画像に見られるように、いろいろな向きから花粉が観察出来るので、秋口に販売されているチューリップの球根のような姿をしていることがよく分かりました。花粉の大きさ(直径)は30~35㎛ 視野にあるゲージの12~14目盛りです。
      
顕微鏡は透過光で見るようにできているが、同じものを照射光で撮影してみました。富士山の火山灰の立川ローム層という土地なので、今日のように風が強い日は花粉と同じぐらいの大きさの赤土の埃が飛んできます。
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スギ花粉の飛来数

2021年03月03日 | 裸子植物
 今日は低気圧が通過した後の寒気の吹き出しで、スギ花粉の飛来数が増加する予報が出されました。今朝6時から先ほどまでの約12時間の落下数を調べました。
 40倍の画像で小型のスギ花粉の数を数えると約27個ぐらいです。画面の面積は9.34㎟なので1平方センチあたりの落下数は12時間で約300個ということになりました。

スギ花粉よりも大きいものがありますが、不勉強で種名はわかりません。考えられるのはヒノキですが、家の近くにはないので確認できていません。今後の課題です。

400倍にした画像で比べてみると、大きさと表面の様子が違うのが分かります。

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