ホタルブクロ(ききょう科)が開花したので観察しました。50mm近い花冠の先が5裂に小さく開きます。ガクは5裂に開きますが、よく見ると裂片の間に小さい裂片があり、これは反り返っています。したがってガクは10裂に開いていることになります。
開花した花を観察すると右の画像のようになっていることが多いです。雄蕊は花冠の底(この花では天井ですが)にしなびて5本があり、雌蕊1本が多数の花粉を付けた状態で立ち上がって(下向きに)います。柱頭は小さく3裂に開いています。花冠の内側は昆虫を惹きつける赤紫の鹿の子模様です。
上右はこの花が開花して3~4日たった雌性期の状態ですが花柱にはまだ沢山の花粉をつけています。左は柱頭の様子ですです。
開花前のつぼみを開いてみました(中央画像)。雄蕊の葯が花柱を取り囲んでいます。同じ目のキク科でよく見られる姿です。開花の直前に雄性期が始まり、つぼみの中で葯が噴出して伸び上がる(下がる)花柱に花粉を噴出して渡します。
右は朝、開花直前の花の状態です。まだ雄蕊が花柱に付いています。
開花した花では左の画像のように、雄蕊は萎れて役目を終えていますが、雌蕊はたくさんの花粉を身に着けたまま柱頭はまだ開いていません。この状態がホタルブクロの雄性期ということになります。
中央画像では花柱が多数の花粉を身に着けるために多数の粘毛を付けている様子です。
花粉は球形で径は30~33μmでした。
この花の仕組みを調べて、あらためて植物が子孫を残すために作り上げた仕組みの素晴らしさに感動させられました。
開花した花を観察すると右の画像のようになっていることが多いです。雄蕊は花冠の底(この花では天井ですが)にしなびて5本があり、雌蕊1本が多数の花粉を付けた状態で立ち上がって(下向きに)います。柱頭は小さく3裂に開いています。花冠の内側は昆虫を惹きつける赤紫の鹿の子模様です。
上右はこの花が開花して3~4日たった雌性期の状態ですが花柱にはまだ沢山の花粉をつけています。左は柱頭の様子ですです。
開花前のつぼみを開いてみました(中央画像)。雄蕊の葯が花柱を取り囲んでいます。同じ目のキク科でよく見られる姿です。開花の直前に雄性期が始まり、つぼみの中で葯が噴出して伸び上がる(下がる)花柱に花粉を噴出して渡します。
右は朝、開花直前の花の状態です。まだ雄蕊が花柱に付いています。
開花した花では左の画像のように、雄蕊は萎れて役目を終えていますが、雌蕊はたくさんの花粉を身に着けたまま柱頭はまだ開いていません。この状態がホタルブクロの雄性期ということになります。
中央画像では花柱が多数の花粉を身に着けるために多数の粘毛を付けている様子です。
花粉は球形で径は30~33μmでした。
この花の仕組みを調べて、あらためて植物が子孫を残すために作り上げた仕組みの素晴らしさに感動させられました。