バロックな話

バロック音楽/バッハとチェンバロ演奏、あるいは音楽のいびつな雑感

ノイズフィルター付き電源タップを自作

2015年08月09日 | つぶやき
 オーディオシステムを買換え、スピーカのセッティングと部屋の調音を行い、だいぶ聴きやすくなっててきた。しかし音楽ソースにより高音のざらつきが発生していたので、電源ノイズフィルターを自作してみました。今までもTEACの電源タップを利用していましたが、中身を確認したところチョークコイルのみでしたので、ひょっとしたらと思い、今回の作成に至りました。

 数十年ぶりに電気工作を楽しみました。とはいってもアルミケースに穴を開けて部品を取り付けて繋いだだけなので、のんびりやって半日で完成です。結果的にざらつきはほぼ改善して音は滑らかになり、解像度と定位の飛躍的な向上に加え、美しい残響音とともに音場空間がとても広くなりました。これは良い音楽ソースが前提ですが。

 結果的に音楽ソースの録音状態があからさまになる状況になりますが、EsotericのK-07(SACDプレイヤー)のPCMアップコンバート(4種類)とディジタルフィルタ(4種類)の設定の組み合わせで、よほど悪い(好みの問題ですが)音源でない限り、何とか上手くまとまるところが凄いです。

 TDKのEMCノイズフィルタ、恐るべしです。ばか高い電源ケーブルや電源タップなんて全く無意味だと思いました。お金をかけずに良い音をお望みなら、一度は試す価値のあるお勧め品です(音の好みは人それぞれではありますが)。結局これってオーディオマニアっていうのかなぁ…

主な使用部品は以下で、費用は数千円で済みます。

アルミケース:タカチ電機工業 MB-12
EMCフィルター:TDKラムダ製 RSEN-2020 ※
3P電源プラグ:Panasonic製 WF5018
3P電源コンセント:Panasonic製 WN1318R
3芯ケーブル:忘れました…1000円/m程度

※参考:TDKのRSシリーズにはRSAN/RSHN等の効果の高い製品もあります。

結線した状態
(ノイズフィルターの結線3,4が逆でしたので、完成品は3が黒線、4が白線です)
 

完成品!
(アルミケースのコンセント穴の加工精度が低いですが、手作りなのでご愛嬌ということで)


※8/13追記:アンプやCDプレーヤー自体、電源ノイズ対策はしているとは思うが、住宅環境によって電磁ノイズの状況が異なるので、どこまでメーカーが対策を入れているのか知りたいところです。

2 コメント

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教えてください (chimumu)
2016-12-20 12:00:12
オーディオ機器としては、さほど高級でもなく、さりとて感心のない肩から見ればなかりの値段をかけている機材で聞いています。あまり金をかけないでいい音で聞きたいと思っていて、このブログには大変興味を持ちました。

質問なんですが、アルミの箱を購入した後、ケーブルを通す穴、コンセントをはめ込む四角い切り口はどのようにして、あけたのでしょうか? 何か特別な工具が要りますか?
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使用した工具です (ブログぬし)
2016-12-25 11:48:14
コメントありがとうございます。
私の使用した工具は、
1 ドライバー
2 ハンドドリル
3 鉄ヤスリ
4 リーマー
5 ニッパー
です。特別なものは不要で、どれもホームセンターで入手可能です。
四角い穴はドリルでたくさん穴をあけて、穴の間をニッパーで切断して、鉄ヤスリで直線に整形しました。ここが一番根気のいる作業です。
100V電源をつなぐ器具ですので、あくまでも自己責任で慎重に作って下さい。また、お宅の電源およびオーディオ装置の状況によっては効果が殆ど無い可能性もありますので、ご承知おきください。
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