バロックな話

バロック音楽/バッハとチェンバロ演奏、あるいは音楽のいびつな雑感

掘り出し物3

2008年01月25日 | MIDI

 自作MIDIバッハシリーズの第三弾?。今回は有名なオルガン曲小フーガト短調(BWV578)、フーガの技法(BWV1080-1)、それに6つのパルティータ第6番(BWV830)からクーラントです。すべてピアノ音色です。

「BWV578.MID」をダウンロード

「A-FUGA01.MID」をダウンロード

「PAR6-3.MID」をダウンロード

まだまだありますよ。。。

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チェンバロ音の波形2

2008年01月18日 | チェンバロ

 今回はチェンバロの波形を周波数領域で見てみた。これをスペクトル分析という。ピアノと比較してみると良くわかるが、圧倒的に倍音が多い。グラフの尖った部分が倍音成分を示している。ピアノ音のスペクトル(C音)とチェンバロ音のスペクトル(D音)の順にグラフを掲載(クリックすると拡大表示します)。

  ピアノでは10KHzあたりまでで倍音が消えているが、チェンバロでは20KHzまでびっしりと倍音がある。このサンプルはCDなので実際には20KHz以上余裕で出ているかも知れない。

Pianofft_2

Cembalofft

 チェンバロ程たくさんの倍音を含む楽器はそうは無いだろう。これこそがチェンバロ独特な音色の秘密なのである。これが和音になると、びっしりと平に周波数の振幅(スペクトル)で埋め尽くされて、ホワイトノイズの様になる。急峻な立ち上がりによって浮き立つ旋律線と、余韻の豊かな倍音によって、チェンバロの独特な音楽世界が作られる。

 音楽の実態は単なる音という、科学的に観測可能な物理現象と見ることもできることが面白い。音の連なりが心に沁みる音楽になることは、ある意味、奇跡だ。

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チェンバロ音の波形

2008年01月09日 | チェンバロ

 チェンバロの音の波形を表示させてみた。このサンプルはあるCDから単一のd音を抜きだしたものだ(クリックすると拡大します)。横軸は時間で、縦軸は振幅。当然のことながら、聞いた通り、非常に鋭い立ち上がりである。因みにピアノは微妙に振幅のピークが後ろにずれている。

Photo

 このことから、チェンバロで和音を同時に弾く場合には、波形が加算されて相当な破裂音になるのは自明である。和音が連続する曲を弾く場合にこれをやると、聞くに堪えない演奏になるのは明白だ。これはチェンバロの弱点でもあると言えよう。

 逆に和音を微妙にずらして(分散和音的に)弾けば、この急峻な音の立ち上がりを回避可能な訳だ。このずらし加減は、波形を見る限りでは、0.1秒以下で十分な効果が出ると予想される。いや、0.05秒でも可能かも知れない。私には曲を演奏しながらこれをコントロールすることは到底出来ないだろう。

 近いうちに自分の演奏を録音して解析してみたいと思う。恐ろしい現実が見えるような気がする。。。

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