バロックな話

バロック音楽/バッハとチェンバロ演奏、あるいは音楽のいびつな雑感

電源ケーブル交換

2018年08月19日 | 日記
 夏季休暇中に電源ケーブルを交換した。オーディオの専門家である友人から、電源ケーブルは音にかなり影響があると聞いていたので、いつかは交換してみようと考えていたが、このたびようやく実現した。作成済みの電源タップに使用していた安いケーブルを交換するため、ACROLINK(アクロリンク)の「7N-PC4020 Anniversario」の切り売りを4m購入した。SACDプレイヤー(Esoteric K-07)とプリメインアンプ(Accuphase E-360)用に各1mの電源ケーブルを作成。また電源コンセント~電源タップまでの2mのケーブルを作成。

 これにて電源ケーブルは全てACROLINKに。さて、音はどうなったかと言えば、激変した。

 ブックシェルフ型スピーカー、B&W 805 Diamondの音は、これまでは低域は出ているものの、その量感は諦めていたのだが、この微妙な不満がほぼ解消され、かなり低域寄りの音に生まれ変わった。今までの音は中高音域寄りの音だったのだが、解像度が高く、ホールの残響音などの再現も素晴らしかったので、結構満足していた。今回さらに、充実した低域の音が加わったことで、重心のしっかりとした音楽に変わったわけである。しかもダイナミックレンジが大幅に広くなった。pppの繊細な音からfffの激烈な音まで実に滑らかに、音色の変化もしっかりと伴って再現され、特にバロックヴァイオリンやトラベルソでもこんなに強弱をつけて表現していたのかと改めて演奏を見直すことに。また、中広音域はほぼ以前と同じかそれ以上に解像度、音像定位共に問題ない。

 特にオーケストラ曲やパイプオルガン曲の太くて芯のある低音に支えられ、より現実に近い素晴らしい音楽を聞くことが出来るようになった。電源ケーブルでなぜこんなに音が激変するかは不明だが、電気的には単なる電源ケーブルであっても交流100Vを流す単純回路なので、インダクタンスL、キャパシタC、抵抗Rが微小に存在することによる音への影響と、外皮(シース)の材質や構造によるケーブルの振動モードとその音への影響などが推測されるが、ケーブルの特性を精密に測定して音質との関係を解明したり、工学的に理論として確立させるにはかなり困難なことだろう。

 今回、アンプもSACDプレイヤーも同時にケーブル交換したため、アンプとSACDプレイヤーどちらがどの程度の影響を受けたか分からない。終わり良ければすべてよしである。そして友人に感謝である。
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