響灘ビオトープ水生生物部

水辺の生きものの楽園「響灘ビオトープ」
水生生物の調査成果や体験活動の様子を通じて
その魅力をご紹介します!

水生昆虫保全のシンポジウム

2008-12-10 23:19:23 | 顧問イノウエ
シンポジウムのご案内をいたします。


昆虫学会の九州支部が、大会テーマを希少昆虫類の保全をテーマに掲げ、
一般講演に先立つシンポジウムで、実際に地元で保全に取り組んでいる
私たちが依頼されたところです。



****【日本昆虫学会九州支部大会・シンポジウムの詳細予定】*****


■日程: 2008年12月14日(日)13:00~14:50


■会場: 北九州市立 いのちのたび博物館(自然史・歴史博物館)3階講座室
    〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1


■大会テーマ「北部九州における希少昆虫類の保全(仮)」


①「昆虫保全の現場から~生物多様性を守るために昆虫研究者ができることは?」

 ・苅部治紀(かるべ はるき)氏
  神奈川県立生命の星地球博物館、日本鞘翅学会自然保護委員


②「知ること・伝えること・守ること ~身近な水辺の現状調査の成果を、
  市民啓発に活かし、保全につなげていく魚部(ぎょぶ)の活動~」

  ・濱田 將大(はまだ まさひろ)2年生、現部長


③「福岡県の水生昆虫相調査~靡松池のキボシチビコツブゲンゴロウを中心に」

  ・工藤 雄太(くどう ゆうた)東京農業大学・農学部2年、元部長


④「先手を打つ保全に向けて~北九州市若松区での取組、これまでとこれから」

  ・井上 大輔(いのうえ だいすけ)、魚部の顧問教諭


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県外の研究者や魚部のような素人が、地元の貴重な自然を次世代に残そうとする
姿を通じて、もっと地元の研究者の方々にも関心を高めて欲しいという狙いが
あるとも聞いています。


東九州道ルート上にある、貴重種が20種以上もいるホットスポットの池の
問題についても、鞘翅学会の要望書を受けてNEXCO西日本が設置した
専門家による検討委員会が再来週にも方向性を決めそうだということもあり、
シンポジウムでも大きな話題になるはずです。


学会員ではない一般の方も、シンポジウムは聞くことができるそうですから、
慌ただしい年末ではありますが、お近くの方は是非お出でになりませんか?







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